「突然、みんなが恋しくて(ET SOUDAIN TOUT LE MONDE ME MANQUE)」のジェニファー・デヴォルデール監督、2009年の作品。主演に「ハングオーバー」のジャスティン・バーサと「イングロリアス・バスターズ」のメラニー・ロランを迎え、突拍子もないところから運命の糸がつながったフランス人女性とアメリカ人男性の空想的恋愛模様を描く。
ただのラブコメかなと思いきや、
なかなか . . . 本文を読む
「アーニー・ホール」のウディ・アレン監督、2009年の作品。ニューヨークを舞台に、偏屈な老物理学者と南部の田舎からやってきた家出娘の奇妙な恋愛の行く末を描く。
無知は心の防壁をつくらず、好奇心で行動でき、
自分より多くのことができて、いろんなことを知っている他者を素直に尊敬できる――。
母のおしつけにうんざりして、田舎を飛び出してたメロディはまさにそんな女の子だった。
お金もなく、困っていた彼 . . . 本文を読む
「バイオハザード」第1弾を撮ったポール・W・S・アンダーソン監督、2010年の作品。このシリーズ第4作目となる。
なんとなく評判が悪いのを聞いていたので、
ずっとほったらかしにしてた作品だったのですが、
前作のレビューを読み直す機会があって、
酷評していると思いきや、B級路線になっていい感じと書いているので、
おやおやと、急いで観てみることにしました。
うんうん、なるほど。いいですね、これ。
. . . 本文を読む
「猟人日記」のデヴィッド・マッケンジー監督、2011年の作品。感染すると嗅覚、味覚といった感覚が、段階的に失われていく奇病が蔓延した世界を描く。
何も予備知識なく劇場に入り、始まってみると感染もの!?
ソダーバーグ監督の「contagion」がまだ記憶に新しかったので、
またそんな感じ?? などと、幾分の後悔の念が頭をよぎりましたが、
我慢して見いてると、おや、何か雰囲気が違う。
詩的で、
. . . 本文を読む
「JUNO/ジュノ」のジェイソン・ライトマン監督、2011年の作品。シャーリーズ・セロンを主演に迎え、都会に出てゴーストライターとして忙しくも退廃的に暮らす身勝手な30代後半バツイチ女性が、突然の帰郷でもたらしたその混乱の様を描くコメディ。
いろんな役をこなしてきた美しすぎる女優シャーリーズ・セロン様ですが、
この役はいろんな意味ですごいです。
1)性格は最悪で見ていてイタイ
2)奇麗なメイク . . . 本文を読む
エヴァン・グローデル監督、脚本、主演、2011年の作品。マッドマックスが大ファンな野郎たちの青春にささげる、製作費17,000ドルのインディーズムービー。
いやーしまった。
子供のころ土曜ゴールデン洋画劇場かなんかでかかってた時に
「マッドマックス」観といたらよかった。。。
この映画はやっぱ「マッドマックス」を観てる人の方がきっと、
もっと楽しめるのだろうと思う。
(とはいえもう今さら僕は観よう . . . 本文を読む
「風の谷のナウシカ」の宮崎駿監督、1986年の作品。ラピュタの末裔シータと見習い機械工パズーの冒険活劇。
「魔女の宅急便」とセットになったDVDでして、、、
その流れにのってフランス語音声、フランス語字幕で楽しみました。
ムスカの「目がぁー、目がぁー」のセリフが、
「mes yeux! mes yeux!(メジュー! メジュー!)」と近い響きだったのが非常に嬉しかったです。
僕は駿の作品で何 . . . 本文を読む
「風の谷のナウシカ」の宮崎駿監督、1987年の作品。角野栄子の同名小説をアニメ化した。
風邪を引いてしまったので家でおとなしくしていようと、
フランス語の勉強になると思って買ってたこのDVDを観ることに。
このDVDは音声が日・英・仏あって、サブタイトルが英・仏あるので、
音声・字幕を仏・仏にしたら、いいあんばいになるのではないと。。。
ま、
実際には音声と字幕は表現がけっこう違ったりします . . . 本文を読む
「新世界(Nuovomondo)」のエマヌエーレ・クリアレーゼ監督、2011年の作品。イタリアはシチリアの小さな島を舞台に、アフリカからの招かれざる客を題材に、とある家族の葛藤を描く。「TERRAFERMA」とはイタリア語で本土の意味。
アフリカ北海岸から海を渡ってヨーロッパを目指そうとすれば、
やはりイタリアがいちばん楽な目的地になるのだろうか。
シチリアの位置としてはちょうどその中間あたり。 . . . 本文を読む
「Je prefere qu'on reste amis( 友だちのままで)」のエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカッシュの監督コンビ、2011年の作品。脳髄損傷で体が麻痺してしまった大富豪フィリップと、セネガルからの移民で彼の介護をすることになった黒人男性ドリスとの心の交流を描く。
ホント、遅ればせながら、ようやくこの話題作を観てまいりました。
去年11月からの公開だから、もう5ヶ月間くらいの . . . 本文を読む
「南へ向かう女たち(VERS LE SUD)」のローラン・カンテ監督、2008年の作品。移民の多いパリ20区の中学校を舞台に、そのけして扱いやすくない自分の生徒たちと向き合う担任国語教師の1年間を描く。
これは衝撃作でした。。。
パリ市内のなかでも確かに20区は移民が多く、治安もかなり悪い。
教える先生にとって、かなりタフな仕事になるのだろうと想像する。
しかしそれでもパリ市内。
じゃあバンリ . . . 本文を読む
「バイオレンス・レイク」のジェームズ・ワトキンス監督、2012年の作品。スーザン・ヒルの同名ホラー小説を、主演にダニエル・ラドクリフを迎え映画化したもの。
ハリーポッター・シリーズが終幕して、
お疲れさまラドクリフ君という万感の思いを込めて彼を見送りましたが、
またこうやって映画で会えることが出来ましたね~、けっこうすぐに(笑)。
しかもホラーなんて!
彼が主演なんで、ダーク・ファンタジー程 . . . 本文を読む
安藤モモ子の初監督なる2009年の作品。桜沢エリカのコミックを原作に、脚本も安藤自身がつとめる。主演は満島ひかりと中村映里子。
日本の映画をどうしてもコンスタントに観たくなるのは、
こうやってまあまあの確率でもってして
良き作品に出会えるからですね~。
ゆるやかながら確実に、しっかりとした足取りで人物を描いていく力量、
世界の切り取り方も旨い。
お話は女の子と女の子の恋愛なわけですが、
わた . . . 本文を読む
「アメリカン・ヒストリーX」のトニー・ケイ監督、2011年の作品。心に傷を抱える臨時教師の姿をおいながら、現代社会おける人と人との関係性の有り様を映し出す。
これは重い作品でした。
教育の現場では、子供達は荒れ、
親達も文句がある時だけ勝手に学校に怒鳴り込んでくるけれど、
教育の現場に関してまったく意識を向けようとしない。
教師達も不毛な毎日にどんどんと心がすり減っていく――。
主演のエ . . . 本文を読む
「Over The Hill Band」(原題 Meisjes )を撮ったベルギーのゲオフレ・アントヴァン(Geoffrey Enthoven)監督、2011年の作品。ハンディキャップを持った三人の若者が、とある目的を果たすべくスペインへ目指す。
まずはじまってビックリ????
これは何語だ?
ドイツ語っぽいけど、なんか違う。
かろうじて聞こえた「ダンキュー」「ネー」という単語。
こりゃオ . . . 本文を読む