『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督、2005年の作品。
20歳のとき、誘拐殺人犯の罪を着せられ、
13年のものあいだ服役させられたクムジャさんの復讐劇。
オーストラリアの夫婦の養子になっていた
クムジャの娘ジェニーとの英語のかけあいを筆頭に、
内容や構成も「うまい」と感じさせられ、
また映像もかっこよく、色彩が美しい。
クムジャを演じるイ・ヨンエもパーフェクトな演技を見せており、
復讐を . . . 本文を読む
諸星大二郎原作の妖怪ハンターシリーズの1作品
「生命の木」を映画化したもの。
妖怪ハンターシリーズの中でもかなりインパクトのある作品であり、
クライマックスの「ぱらいそさいくだぁ」というセリフは
諸星大二郎のファンとって、つい人に言いたくなる名ゼリフの上位に
位置づけられていることは疑いないことでしょう。。。
主人公は通称妖怪ハンターとよばれる、
人間とはまた別の進化の可能性について発表し、
学 . . . 本文を読む
舞台は旧ソ連の小国グルジア。
貧しく、水や電気が止まったりするのもあたりまえの日々。
エカおばあちゃんは、息子のオタールが医者をめざすためにパリへ旅立ち、
娘と孫の3人でこのグルジアで暮らしている。
オタールは就労ビザがとれず苦労していたが、
それでもときどきエカをいたわる手紙を出し、
電話をし、少ないながらもお金を送ったりしていた。
オタールはエカおばあちゃんの自慢の息子で、生きる希望だった。 . . . 本文を読む
ウッディ・アレンの2004年の監督作品。
マンハッタンのとあるレストランにて、
会食中の劇作家が仲間に「人生は悲劇か、喜劇か」と議論をふっかける。
そして最近身の回りにおきた「メリンダ」の話をしたところ、
喜劇作家と、悲劇の得意な作家が、それぞれの空想でもって、
一つの話をそれぞれの脚色でまったく違ったストーリーに展開させていく。
「メリンダとメリンダ」はその2つのストーリーを
劇中劇として映像 . . . 本文を読む
時は70年代、サンディエゴの地元ニュースキャスターを
主人公にした超お馬鹿コメディ。
原題は「ANCHORMAN: THE LEGEND OF RON BURGUNDY」
チャンネル4のニュース番組をまかされる
アンカーマンのロン・バーガンディは、
番組に出演するほか3人とのニュースチームで
やりたい放題の毎日を送っている。
でも番組の視聴率はNo1、なぜか知らないけれど、
地元の人々から絶大な . . . 本文を読む
「リンダリンダリンダ」の山下敦弘監督、2004年の作品。
「くりいむレモン」というと、
アニメとか漫画などでシリーズ展開しているエロのブランド、、、なのか?
名前は知っていたけれど、
実際の原作は1回も見たことのないような気がする。
ちなみに、ちょっとネットで調べてみたら、
ガンダム劇場版でのセイラ・マスの入浴シーンが異常に好評だったので、
このマーケットはいけるとの判断で、アニメのエロにちょっ . . . 本文を読む
モンティ・パイソン1983年の劇場版作品。
彼らの実質上、最後の作品となる。
今回は「meaning of life」をテーマとした、
ショートフィルムを集めたオムニバス形式。
あいかわらずお下品でナンセンスなコメディだけど、
映像がアーティスティックでステキ。
また年代もたってきて技術もアップしてるのか、
チープさもなく、集大成といえるような作品でした。
(ビートルズでいうところの「Abbey . . . 本文を読む
モンティ・パイソン、1979年の劇場作品。
イエス・キリストの生涯のパロディ。
オープニングのテリー・ギリアムのアニメーションと、
ラストのはりつけのシーンが印象にのこる。
"ALWAYS LOOK ON THE BRIGHT SIDE OF LIFE"って曲は、
この映画のエンディングテーマだったんですね。
今回、日本語版しかビデオ屋に置いてなかったので、
ちょっと勝手が違ったんですけれど、 . . . 本文を読む
最近、良質の映画ばかりでアタリが多い。
確信犯的にアタリ映画を狙っているので、そりゃそうだともいえるのだが。。
この作品は1987年製作のデンマークを舞台にした作品。
カンヌ国際映画祭ではパルムドールを獲得している。
時は19世紀終わり、
老いた農夫ラッセとその幼い息子ペレは、3年前に母親を亡くし、
貧乏な生活からの脱出と、新たな母親探しを夢見て、
スェーデンからデンマークの島ボーンホルムに帆船 . . . 本文を読む
1973年製作のブラック・アクションムービー。
クエンティン・タランティーノ監督の「ジャッキー・ブラウン」に登場した
パム・グリアーが主演している。
看護士のコフィーは妹が麻薬中毒におかされ、
麻薬組織への恨みが頂点に達していた。
怒りとともに無謀ともいえる勢いで敵のふところに単独に潜入し、
危険にさらされながらもギャングたちを
ショットガンでぶっ飛ばし、復讐を遂げる。。
やっぱこの時代のブラ . . . 本文を読む
マイク・リー監督、1994年の作品。
カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールに輝いた。
あるシングルマザーが忘れていた秘密と嘘。
ある夫婦が隠す秘密と嘘。
起こってしまったことは、仕方がないこと。
悲しい過去を、そっと自分の心にしまっておけば、
人に嫌われたり、非難されることもないかもしれない。
でも何よりも、自分がその真実を知っている。
ふとしたときに秘密と嘘は、僕らの心にかげりを落とす。
気 . . . 本文を読む
ケヴィン・スミスの初監督作品。
大学を中退し、現在コンビニ店員を勤めているダンテ・ヒックス22歳。
ある日、彼の身に次々とふりかかったトラブル続きの一日を
ほぼコンビニ店内を舞台としながら描くコメディ。
ダンテは高校時代から5年間付き合っていた彼女が忘れられないまま
新しい彼女と付き合い、大学も中退し、鬱屈した気持ちを抱えながら、
コンビニで働いていた。
人から頼まれたり文句を言われると、つい . . . 本文を読む
森田芳光監督の最新作。原作は江國香織の同名小説。
いやー、良かったです。
今日は借りているビデオもずいぶんたまっているので、
出かけようか出かけまいかずいぶん迷いましたが、
まぁ久々のいい天気でしたしね、
映画館まで出かけて良かった、良かった。
うん、やっぱ梅雨間近、
家で観ているとジメジメした気分にもなりますが、
同じ映画を観るのでも、映画館はひと味もふた味も違うと、
優しく感じさせてくれた良 . . . 本文を読む
ウッディ・アレンの1977年の作品。
アカデミー賞では、
主演女優のダイアン・キートンが主演女優賞に輝いたほか、
作品・監督・脚本賞を受賞している名作です。
2回も結婚に失敗し
15年間精神科医に通っているコメディアンのアルビーは、
テニス・クラブで歌手を目指すアニー・ホールと出会い、意気投合、
彼女と同棲するようになってもちろんハッピーなんだけど、
だんだんと彼女の嫌な部分も見えてきて、関係も . . . 本文を読む
テリー・ギリアム監督、1978年の作品。
ルイス・キャロルの詩をベースにした、
中世のとある国に現れた怪獣「ジャバーウォッキー」を退治し、
姫との結婚を手に入れた若者のサクセスストーリー、のパロディ。
マイケル・パリンやテリー・ジョーンズも参加しており、
メンツはほぼモンティ・パイソン。
パッケージにも「モンティ・パイソン番外編」と銘打ってあった。
先日観た「モンティ・パイソン・アンド・ホーリ . . . 本文を読む