「サウスパーク」のトレイ・パーカーとマット・ストーンのコンビが贈る、サンダーバードをかなり進化させたようなパペットアニメーション。身長60cmの人形たちが、ハリウッドならではのアクションやロマンスを繰り広げる。。
正義のためにはなんでもおかまいなしの世界警察「チームアメリカ」。
とにかくテロを撲滅するぞと、疑わしきは徹底的につぶす。
人が巻き添えになったり、その地域がめちゃくちゃになっても
大義 . . . 本文を読む
ヴィム・ヴェンダース監督、2004年の作品。
豊かな国アメリカが見つめてほしい自国の姿を描く作品。
ある日ベトナム帰還兵のポールのもとへ、姪のラナから連絡が入った。
ラナの父親は神父で、家族とともにさまざまな国を巡り、
アフリカに行き着いていた。そこで育ったラナだが、
母親が亡くなり、父親も命に関わる病気に。
ラナは生まれ故郷のアメリカを見ようと、
そして、母が仲違いしていた兄である叔父のポール . . . 本文を読む
フランク・ミラーのコミックを映画化。
監督はミラー本人とロバート・ロドリゲス、
そしてスペシャルゲスト監督にクエンティン・タランティーノが登場。
“罪の街=シン・シティ”、暴力と犯罪が日常。
この映画は、その街で生きる3人の男のそれぞれのエピソードと、
プロローグ、エピローグで構成されている。
まず映像としては、モノクロだが、印象に残したい部分、
たとえば赤いドレスや、ブロンドの髪などにはカラ . . . 本文を読む
山下敦弘監督、2004年の作品。原案はつげ義春から。
駆け出しの映画監督・木下と脚本家・坪井は、
共通の友人の俳優の船木に誘われ、東京から鳥取へ旅に出る。
しかし肝心の船木が寝坊で大遅刻とするとのこと。
仕方なく、顔見知り程度の2人が、特に目的もなく、
何もない寂しい街をぶらぶらと泊まり歩く。。。
2人のなんとなくきまずい雰囲気や、
映画に携わっているだけになにかしら表現者らしく
振る舞おうと . . . 本文を読む
人格を持つ63年型フォルクスワーゲンの“ハービー”が活躍する
往年の人気コメディ「ラブ・バッグ」シリーズのリメイク。
人気アイドル、リンジー・ローハンが主演しており、
映像やつくりなども全体的にキュートな仕上がり。
(リンジーがキュートかどうかは、
今時な感じの女の子として描かれていたのでよくわからなかったが・・)
車であるハービーの動きは、要所要所CGを使ったりしているものの、
基本的にはスタ . . . 本文を読む
ヴェルナー・ヘルツォーク監督、2001年の作品。
英語のタイトルは「INVINCIBLE」。
時は1932年、ポーランド。そのとあるユダヤ人町で鍛冶屋の
心優しき長男ジシェは、仕事で体が鍛え上げられ、無敵の怪力をほこる。
その彼がドイツから来たエージェントの男にスカウトされ、
ドイツ、ベルリンの劇場のショーに
鉄の王ジークフリートとして出演するようになる。
雇い主のハヌッセンは自称「千里眼を持つ . . . 本文を読む
1998年に実際に起こった“THE NEW REPUBLIC”に勤める最年少の編集記者の記事捏造事件を描く作品。偽りの記者スティーブン・グラスを演じるのはヘイデン・クリステンセン。
若さ故か、一度フィクションを混ぜてしまった記事に
絶大なる賛辞がおくられ、時のヒーローともてはやされると、
ダメだと分かってはいつつも、歯止めが利かなくなってしまっていた。
ついにはすべてを捏造した記事を掲載してしま . . . 本文を読む
レニー・ゼルウィガー主演のサスペンス・コメディ。2001年の作品。
病院を舞台にした昼メロドラマ「愛の理由」の大ファンなベティ。
リアルな世界では、ウェイトレスを長く務め、
家庭では傲慢で浮気をしている夫デルとの生活に明るく耐えていた。
でも心の中では、今の仕事をやめていつかはナースに!
……なんて夢をもっている。
そんなベティの誕生日、
中古車ディーラーをやっている夫のデルが盗難車を仕入れ、 . . . 本文を読む
イタリアはナンニ・モレッティ、2001年の監督・主演作品。
この作品で彼はカンヌ国際映画祭のパルムドールを獲得した。
精神分析医のジョバンニは美しい妻との間に
娘と息子をもうけ、とても仲良く幸せに暮らしていた。
しかしある日、息子がスキューバダイビングでの事故で急死してしまう。
その日ジョバンニは息子にランニングに行こうと誘っていたのに、
急患が入って患者を優先させてしまった。
日曜だからと断 . . . 本文を読む
鳥肌実演じる、かつら工場に勤める32歳の独身男
タナカヒロシに起こる不幸な出来事を描くコメディ。
いつも借りているビデオ屋さんに1本しかなくて、いつも貸出中。
最近、最初にこの作品が返却されているかを
チェックするのが常になっていたが、ようやく借りられた。
タナカヒロシは社交性がまったくなく、趣味もない。
かといって孤独で悩んでいるかというとそういう風でもなく、
ちょっと人を小馬鹿にしているよ . . . 本文を読む
戦争の裏側で金儲けをする史上最強の“武器商人”
と呼ばれた男を題材にした作品。
ケイジものということで借りてみましたが、なかなか良質な映画でした。
ウクライナから家族とともに
アメリカに渡ったユーリー(ニコラス・ケイジ)。
ある日、レストランでギャングの銃撃戦に遭遇し、
いま世界で銃を必要としている人々が
かなり多くいるのだと、妙に得心してしまう。
冒頭に「今世界には5億5千万丁の銃がある。
ざ . . . 本文を読む
重松清の作品を原作とした、SABU監督の2005年の作品。
100年前に海を干拓した西日本のとある田舎町。
干拓地は「沖」と呼ばれ、もともと陸地だった「浜」の人々は
彼の地に住む人々をこころなしか差別していた。
そんな地方の「浜」で育った優しき少年がたどる短き数奇な人生を描く。
これは演出なのか、主人公の少年並びに、彼が恋心をよせる少女も、
いずれも素人っぽい演技。棒読み的なセリフが、
運命に . . . 本文を読む
ケン・ローチ監督、1998年の作品。
舞台はイギリスのグラスゴー。
アル中だったジョーが断酒の会で酒をやめて10ヶ月。
仕事が見つからず、失業手当をもらって生活をしているものの、
友人たちをサッカーチームをつくったり、
保健婦の彼女ができたりとささやかな幸せをつかみ取ろうとしていた。
しかし親しく面倒を見ているリアムの奥さんがまたヤクに手を出し、
彼女が地元の麻薬密売人グループに借りたお金が元 . . . 本文を読む
舞台は1961年、長野は松本。
愛されて育ったものの、飼い主が都会へ引っ越すかなにかの事情で、
一人取り残されてしまったクロ。そんなクロを見つけ、
弁当をわけてあげた高校生の亮介にクロはついていき、
そのまま彼の通う学校で死ぬまでの12年間を過ごすことになる。
キーパーソンの亮介には妻夫木聡。彼は永遠の高校生ですね。
また亮介が卒業して10年たった学校で、
クロを見守るキーパーソンとなる森下を
. . . 本文を読む
「ハピネス」のトッド・ソロンズ監督、2004年の作品。
母親になって自分の子供に愛を捧げたいと願う少女Abibaの物語。
原題は「PALINDROMES」で、
上から読んでも下から読んでも同じの「回文」を意味する。
「ハピネス」もそうだったけど、この人の作品の設定は
ちょっと胸が痛くなるほどシビアです。。。
シビアすぎてもう笑うしかないということで、
コメディにカテゴライズしましたが、
決して不 . . . 本文を読む