「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督、2015年の作品、「Restless」のミア・ワシコウスカを主演に迎えておくるゴシック・ホラー。
ダークファンタジーな世界の作り込み方はさすがデル・トロ監督って感じ。
しかしながら、ストーリーとしては残念ながら量産されるC級ホラーレベル止まりでしょうか。
またホラーとしての怖さレベルもそれほど高くない。。。
特にイギリスに渡ってからの展開は、
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「SUPER 8/スーパーエイト」のJ・J・エイブラムス監督、2015年の作品。歴史に名を残す宇宙アドベンチャーサーガの第7章。
世間はあのスター・ウォーズの新作だということでかなり盛り上がっている。
もちろん僕もそこそこのファンなので楽しみであるのだが、
やはり3部作というのが気にかかるポイントなのだ。
「ハンガーゲーム」「ホビット」などなど、
見始めたらこれから先、次章が公開されるまで、 . . . 本文を読む
「コンスタンティン」のフランシス・ローレンス監督、2015年の作品。ハンガーゲームシリーズ、ホントに最後の最終章。
はっきり言って、見始めてしまった義理で見続けておりました。
3部作と聞いていて、3作目となる前回、「ようやくこれで終わりか!」と思っていたら、最終章は前編・後編で分けられ、まだ続くと知って気を落とした記憶が残っています。
一方で、内容については、あんまり覚えていないなか、
本当に . . . 本文を読む
「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督、2015年の作品。ご存知007シリーズ通算24作目にして、ダニエル・クレイグ版ボンドの4作目となるスパイ・アクションムービー。
前作の「スカイフォール」が僕の007シリーズ初体験だったわけですが、
こんなにハチャメチャな感じのアクション映画だったのかと目からウロコもので、
渋いアクションもの、といった勝手に作っていた僕の007へのイメージが完全 . . . 本文を読む
「歩いても 歩いても」の是枝裕和監督、2015の作品。吉田秋生の同名コミックスの映画化。
不倫の末、15年前に家を出て行った父。
その父の訃報が鎌倉の古い一軒家に暮らす3姉妹のもとに届く。
母親はすで再婚して北海道いる。
3姉妹は山形へ葬式に赴くことになり、
そこで父が遺した腹違いの妹すずに会うことになる。
父の浮気相手であったすずの母はすでに亡くなっており、
最後、父は三人目の結婚相手とそ . . . 本文を読む
「トウキョウソナタ」の黒沢清監督、2015年の作品。湯本香樹実の同名小説を映画化。
3年前に失踪した夫・優介、
彼は死者となり、妻・瑞希の元へ帰ってきた。
聞くところによると歩いて帰ってきたのだという。
手に触れることもでき、食事もする優介はほとんど生者と変わりがない。
そんな彼と彼が死んでから旅した場所を二人して旅して回る。
「トウキョウソナタ」の感動再びといった感じである。
しっとりと落 . . . 本文を読む
本作が長編映画デビューの真壁幸紀監督、2015年の作品。「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載されていた白川密成師のエッセイを映画化した。
僕は原作を読んでいないから
わからないんだけど、
いろいろつぎはぎして、もしくは継ぎ足したりして、
綺麗なストーリーを作ろうとしたのかなと推測する。
そして予算も少なく、あまり時間をかけて作れなかったのかなとかも。
ちらほらと出る核となるテーマは良い。
(それは仏 . . . 本文を読む
メル・ギブソン主役の「マッドマックス」シリーズのジョージ・ミラー監督、2015年の作品。2代目マックスにトム・ハーディを迎え、シリーズ30年ぶりの第4弾となる。
時はまさに世紀末。
水の尽きかけた砂漠のような土地で、
民衆は独裁者ジョーの支配を受けながら、奴隷のように暮らしている。
そこにジョーの妻たちを連れ出し、反逆を試みる女性戦士フュリオサ登場!
ジョーの軍団に捕まってしまったマックスは、 . . . 本文を読む
「重力ピエロ」の森淳一監督、2015年の作品。五十嵐大介の同名コミックを映画化したもの。
夏・秋・冬・春のオムニバス風の4部作となっており、
「夏・秋」に続き、翌年「冬・春」が公開された。
漫画で一番覚えていたのは「バッケ味噌」だった。
小さい頃の母親との関係性にも触れられ、
とても印象的だった。
あとは薪ストーブか。。。
自然の切り取り方が良かった。
音楽も素敵だった。
橋本愛が頑張って . . . 本文を読む
「重力ピエロ」の森淳一監督、2014年の作品。五十嵐大介の同名コミックを映画化したもの。
五十嵐さんの漫画は全部読んでいる。
あまりにも奇想天外なシーンが多いため、
映像化するのは難しいと彼のファンなら誰もが思うはずだけど、
確かにこの「リトル・フォレスト」は一番、映画にしやすい。
しかも昨今の「食エンターテイメント」ブームもあって、
企画採用しやすい機縁に恵まれたのだろう。
しかし本作は食 . . . 本文を読む
「セレニティ」のジョス・ウェドン監督、2015年の作品。マーベル・コミックのスーパーヒーローたちが大集合するお祭り的映画アベンジャーズシリーズの第2弾。
なんかてんこ盛り過ぎて、
あんまり楽しめなかったのが正直な感想。
面白いと思える要素は何でも詰め込んでしまえ、っていうノリで作っているのでしょうかねぇ。
今回の人工知能“ウルトロン”というテーマは、
本来もっと丁寧に丁寧に深めていけば、
. . . 本文を読む
「サイダーハウス・ルール」の巨匠ラッセ・ハルストレム監督、2014年の作品。リチャード・C・モライスの同名小説を映画化したもの。
インドからフランス南部へ移民としてやってきたカダム家、
彼らが、ミシュラン1つ星のフレンチ・レストランの女主人マダム・マロリーのお店の向かいに、インド料理店を開いたところから物語は始まる。
カダム家の天才シェフ、次男坊のハッサン。
彼は亡き母のスパイスを受け継ぎ、 . . . 本文を読む
「キック・アス」のマシュー・ヴォーン監督、2014年の作品。英国の紳士スパイ組織キングスマンのルーキー・エグジーとベテランスパイ・ハリーのアクション大活劇。
ハチャメチャでやり過ぎな設定であり、ストーリーではありますが、
これまた行き過ぎなアクションやバイオレンスシーンで、
もはやお祭り状態な映画となっております。
好悪の度合いは人によって随分違うと思うけれど、
僕はまぁなんやかんや言って「好 . . . 本文を読む
「Baby Balloon」ステファン・リベルスキー監督、2013年の作品。ベルギーからやってきた日本大好きな女の子アメリー20歳のお話。
可愛らしい映画ではあるが、
作りがチープすぎるし、笑いもさえない。
日本を知らないフランス人やベルギー人にとっては
エキセントリック&エキゾチックジャパンと笑えるのかもしれないけれど、
日本人の僕にはクスリともこず、
そのままダラダラと終劇となってしまった . . . 本文を読む
「ソーシャル・ネットワーク」のデヴィッド・フィンチャー監督、2014年の作品。ギリアン・フリンの同名ミステリーを映画化。
浮気をしている主人公にベン・アフレック、
失踪した妻役にロザムンド・パイク。
傍目からは幸せそうなカップル、
しかし結婚5年目の記念日の日、妻は失踪する。
そして妻の用意周到な妻の策略にはまり、
外面だけのいいダメな夫は窮地に追い込まれていく。。。
どんどんと夫が追い込 . . . 本文を読む