スイスのベティナ・オベルリ監督、2006年の作品。
80歳で夫を亡くし、半年間ふさぎ込んでいたマルタのいのちの再生の物語。
原題は「DIE HERBSTZEITLOSEN」、訳すと「おわりなき秋の季節」とか、そんな感じなのでしょうか? あと英語のタイトルは「LATE BLOOMERS」です。
スイスの映画を見るのは初めてかもしれないです。
(と思って、ちょっと調べてみたら、「チョコレート」の監 . . . 本文を読む
「選挙」の想田和弘監督の“観察映画”第2弾、2008年の作品。
山本昌知医師が代表をつとめる精神病院施設「こらーる岡山」に集う患者たちを被写体にしたドキュメンタリー。
「うつは心の風邪」といったたぐいのキャッチコピーが浸透して、けっこう経った。だからひと昔まえほど、精神病院へのしきいは高いものではなくなったはずだ。そのために、日本における精神病患者の数は、年々急速に増えている。
人々が苦しみを . . . 本文を読む
ジャーナリストである土井敏邦監督作品、2009年の作品。長編ドキュメンタリー映画作品は『ファルージャ2004年4月」以来の2作目となる。
今回の作品は、土井さんのライフワークともいえる、17年間追い続けてきたパレスチナ問題の取材の集大成ともいえる。
実はこの作品、シリーズドキュメンタリー「届かぬ声─パレスチナの占領と民衆─」4部作の第4部に当たる作品。
第1部『ガザ―「和平合意」はなぜ崩壊し . . . 本文を読む