「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督、2012年の作品。オオカミオトコと恋をして、二人の子供「雪」と「雨」を授かった花、人間とオオカミ、どちらとして育てるのか、一人残された母親の子育ての記録。
「時をかける少女」と「サマーウォーズ」はきっとフランスでも評価が高かったのでしょう。
(こちらの本屋などで時折ポスターを見かけることがあったし)
日本での公開から間もないにもかかわらず、パ . . . 本文を読む
「キミに遭えたら!( Nick and Norah's infinite playlist)」 の脚本家ロレーネ・スカファリアの長編監督デビュー作、2012年の作品。小惑星の衝突が間近にせまり、あと20日ほどで地球が消滅してしまうという世界の終わりで出会った、妻に逃げられたさえない中年男ドッジ(スティーヴ・カレル)とちょっと変わった美しき隣人ペニー(キーラ・ナイトレイ)の巡礼の旅を描く。
最近 . . . 本文を読む
「EUREKA ユリイカ」「サッド ヴァケイション」の青山真治監督、2011年の作品。小路幸也の同名小説を映画化。カメラマン志望の主人公の光司は、ひょんなことから東京の公園のあちこちを娘を連れて散歩に出かけている人妻の盗撮を依頼されることになるのだが、、、。
やはり青山真治監督はフランスでも人気の監督なのでしょうね。
ミニシアターながらもかかっていたので、遅ればせながら観てきました。
やはり . . . 本文を読む
「Momma's Man」のアザゼル・ジェイコブス監督、2011年の作品。アルツハイマ病のおじさんと二人ぐらしの太っちょテリー15歳の青春バイオグラフティ。
予告を見て大変気になっていた映画でございました。
日本ならば確実にミニシアターでかかるような作品。
テリーは太っている。
テリーはいつもパジャマを着ていて、学校にもパジャマで行く。
テリーは優しい、
でも時にはアルツハイマ病のおじさんを . . . 本文を読む
「ナイトウォッチ」「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ監督、2012年の作品。セス・グレアム=スミスの『ヴァンパイアハンター・リンカーン』を原作に、奴隷解放の父・エイブラハム・リンカーン第16代アメリカ大統領が実はヴァンパイアハンターだったという設定で、史実の流れに沿いながらその半生を描くB級ホラー。
映画館でこの予告を見て、
そもそもの「リンカーンがヴァンパイアハンター」ってところに . . . 本文を読む
「セックスと嘘とビデオテープ」「トラフィック」のスティーブン・ソダーバーグ監督、2012年の作品。自身もかつてストリップダンサーの経験を持つチャニング・テイタムを主演に、夢を持ちつつも、その資金を稼ぐために、夜ストリップ劇場でダンサーをつとめる昼間は土木労働者のマイク30歳の姿を描く。
このところソダーバーグ監督は作品を量産していますね。
「コンテイジョン」も記憶に新しいし、
フランスでは「HA . . . 本文を読む
ピクサーのマーク・アンドリュース監督、2012年の作品。10世紀頃のスコットランドを舞台に、おてんば王女メリダが自分の犯した罪を自らがつぐなう冒険のストーリー。原題は「Brave」。
ピクサー作品と冠されたアニメは一応すべてチェックしているつもりだったのですが、
実は結構見逃している作品が多く、
この作品の前作は「WALL・E」だと思っていたら、
それはもう4年も前のお話。
確認してみると、ちゃ . . . 本文を読む
オーストラリアのウエイン・ブレア監督、2012年の作品。まだ人種差別が残る1960年代、アボリジニ人女性のコーラスユニットが歌う場を求めて、ベトナムの戦地へ赴く。2005年に上演された同名の舞台劇を映画化したもの。
トレイラーを観ていると、
「地獄の黙示録」でのコンサート会場シーンのような映像があり、
また違った形でのベトナム戦争を描いているのかなと思い、足を運びました。
てっきりアメリカの作 . . . 本文を読む
「愛のむきだし」「気球クラブ、その後」の園子温監督、2011年の作品。90年代に起こった「東電OL殺人事件」にインスパイアされて監督自身が脚本を書き上げたサスペンス。
日本の作品が来ているなーとチェックしてみたら園子温監督でした。
しかし、暴力表現や性表現が生々しく、
テーマが重いのはトレイラーから見て取れたので、
いささか重い腰を上げる感じで、映画館に足を運んだ次第です。
しょっぱなからグ . . . 本文を読む
「川の底からこんにちは」の石井裕也監督、2010年の作品。光石研を主役に、妻をガンで先立たれ、息子と娘の世話を一人で見てきた、あまりぱっとしない父親が迎える子供の巣立ちを描くハートフルコメディ。
前作「川の底からこんにちは」よりもぐっと構成にまとまり感があり、
違和感少ない、見やすい作品になっていると思います。
また、光石研とその友人役の田口トモロヲの絡みが
とてもよい加減でした。
息子は . . . 本文を読む
「メメント 」のクリストファー・ノーラン監督、2012年の作品。新バットマンシリーズの最終章となる。
思えば前作の「ダークナイト」のリアルなジョーカーに共感し、
この最新作をずっと待っておりましたが、
4年も経つとすっかり内容を忘れてしまったようで、
初めストーリーを思い出すのにちょっと時間がかかりました。
(心待ちにしていたことさえすっかり忘れていました!)
今回も前回に引き続き、この作品 . . . 本文を読む