ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

西野七瀬・文春スクープの「証拠」と「沈黙」、何が報じられ、何が分かったのか? [17Jun18]

2018-06-17 17:30:00 | 芸能

昨夜、西野七瀬の文春第二弾が、ニコニコ動画の『文春ライブ』で配信されました。

2016年4月24日(日)の夜、歌番組の仕事を終えたななせまるが、渋谷で2人の男性と食事をした後、そのうちの1人とタクシーに乗り、彼女の自宅マンションに向かい、一泊したというスクープの続報です。

取材対象が西野七瀬だと直前まで分からなかった前回と異なり、今回はメモを片手に生配信を視聴し、さらに、タイムシフト予約で繰り返しトークと画像を確認しました。


まあ、文春の思う壺ですが(笑)、様々な情報に直接触れたことで、スクープの全貌を掴むことが出来ました。

率直に感想を述べると、週刊誌的な派手さはないものの、主張を絞り、相手が反論できないレベルまで、取材を進めているということです。

裁判を念頭に置いた証拠の数々

なぜ2年も前の出来事を、文春は今になって出してきたのか、西野七瀬と乃木坂の人気が上がるのを待っていたのではないか、そんな憶測も飛び交っている。

しかし、2016年春の段階で、ななせまるは単独センター3回、Wセンター1回を経験しており、NHK紅白歌合戦に初出場を果たした直後でもあって、華やかに輝く「Rising Star」としての注目度は極めて高かった。

当時スクープをすぐに出さなかった理由は、人気云々ではなく、相手男性の素性が分からなかったからだと思います。


単独でのテレビCM起用もあった西野七瀬の恋愛記事となると、内容に誤りがあれば、イメージダウンを理由に、運営から提訴される危険がある。

「お泊まりデート」の立証責任は週刊誌側にあるので、文春は十分な証拠を示す必要がある。

渋谷で一緒に食事した翌朝、自宅マンションから、男性が出て来るシーンを撮影しているものの、相手が誰か分からなければ、家族や幼馴染の可能性もあって、文春の立場は苦しくなる。

裁判で負けない最後の「ピース」が、相手男性の身元情報で、これを突き止めたのが、ごく最近だったのだと思います。


現在では、相手男性が乃木坂46やAKB48の番組と接点を持つテレビ局のフリーディレクターで、プライベートなアイドルの友人も多く、「肉食系男子」として知られていること、さらには、西野七瀬にも熱心にアプローチしていた点まで調べていて、最後の「ピース」を完全に埋めている。

しかし、一方、彼はタレントではないので、顔にはモザイクを掛け、本人に関する情報も、公開するのは限定的なものに留めている。

さらに、西野七瀬の自宅マンションも、現在は住んでいないそうですが、特定されてファンの「聖地」化するのを防ぐため、俯瞰画像を出していない。


川村真洋の文春記事では、乃木坂メンバーの寮マンションが写真に載り、モザイクを掛けてはいたものの、一部のファンが場所を探し出し、出待ちする人が後を絶たない事態に陥り、引越しを余儀なくされたという噂があります。

本人や場所を特定できる具体的な情報は出さないという配慮が、公開画像の「インパクト」を下げている面があって、例えば、タクシーが西野七瀬の自宅マンションに入っていく場面は、モザイクだらけのアップだけを公開して、正直、タクシーがただ坂を下りているだけです。

しかし、タクシーに関して注目すべき点は、二人を乗せた渋谷での場面、マンションに入る場面、マンションから去っていく場面、すべてにおいてナンバープレートを撮影していること。


渋谷でキャップを被った西野七瀬と男性が雑踏を歩いている場面が撮られ、さらに、文春の指摘するタクシーが、キャップを被った人物を含む二人を後部座席に乗せ、同一ナンバーの車が彼女のマンションに入り、程なく出ていったとなると、乗っていた二人が誰かを示す強力な手掛かりになる。

もちろん、ナンバーにもモザイクが掛かっていますが、文春側はその番号を知っていて、自宅マンションの俯瞰画像と併せ、証拠としての価値に自信を持っている。

ん〜、何というか、裁判馴れしているというか、タイムシフトで画像を繰り返し見ながら、若干、背筋に寒気を感じました(笑)。


事実面で争える余地はほとんどない

今回の文春第二弾で一つ注目されるのは、西野七瀬が「メシだけって周囲に言ったそうだけど」と記者が述べた点です。

2年前の4月24日の夜、その男性と食事をしたことは、本人も認めているようで、本当なら、二人に仕事場以外での「接点」があったことになる。

もし、彼女がブログやラジオなどで、「食事だけだった」と主張するなら、私は乃木坂ファンで、メンバーが公の場で嘘をつく筈がないと堅く信じているので、その主張に沿った形で、もう一度、文春が提示している情報を再検討するつもりです。


しかし、現時点では、乃木坂側からのコメントはなく、一方、「お泊まりデート」があったという文春側の主張は、路上キスのような週刊誌的インパクトはないものの、証拠としては最後のピースに到るまで揃っている。

また、七瀬本人は沈黙を続け、相手男性は文春のマークがキツくなった頃から、自宅不在が続き、最近は周囲との連絡も断ち、現在は「行方不明」状態。

この事実が重くのしかかって、文春スクープを無視できないものにしてしまっている。

松村沙友理のケースのように、「男女の関係ではない」「相手に家庭があるとは知らなかった」と、本人が何か述べてくれれば、メンバー側の視点から文春のデータを再検討できるのだけど、今回は、どうにもしようがありません。


ところで、「食事だけ」発言を文春がなぜ知ったのかを考えると、乃木坂側関係者の中に、ある程度、文春の取材に応じている人がいるのだと思います。

実際、西野七瀬が参加した写真集お渡し会後の打ち上げに関して、出席者の中に問題の男性がいなかったと、文春に伝えた人がいる。

公式には文春からの電話すら取らないらしいけど、関係者すべてに箝口令が敷かれているわけではないようです。


テレビ局関係者のナンパなら衝撃的

今回のスクープが与える影響ですが、まず、テレビ業界にとって、相当ショッキングな話だと思います。

最近のテレビ局は、以前にも増して、直接の社員以外、様々な人が出入りするようで、その中には、アイドルをナンパしようと試みる輩もいるとの噂がある。

アイドルが多数出演する番組の関係者が、自分の友達を何人もスタジオに呼び入れ、みんなでナンパしていたというネット記事を読んだことがありますが、今回は、文春スクープの中に、ディレクターのアイドルへの「アプローチ」という話が出てくる。


しかも、男性は46&48Gの番組を数多く手がけた大物プロデューサーと一緒に仕事をしていた人物だそうで、いわば乃木坂の身内とも言える存在。

そして、アプローチした相手は、現役ではセンター最多経験数を誇る乃木坂のエースで、CM出演も多数こなすトップアイドル。

もし、本当に「食事だけ」なら、今後の仕事を考えても、男性は真っ先に取材に応じて、「お泊まりデート」を否定する筈ですが、何があったのか「雲隠れ」状態になっている。


文春ライブの中で、記者が彼のことを「みんなが探している」と述べていて、どうも真相を聞きたいのは、文春だけではないらしい。

「みんな」が具体的に誰と誰なのかは明かしませんでしたが、確かに、西野七瀬という超人気アイドルですから、乃木坂も、テレビ局も、広告代理店も、何があったのか本当のところを知っておきたいと考えて不思議ではなく、「みんな」が動いている時点で、すでに業界に影響を与えていると言えます。

中井りかはファンとの交際を報じられましたが、運営との契約書に何が書いてあるかはともかく、仕事上で接点のあるテレビ局関係者が相手という方が、衝撃度は遥かに上で、今後、我々一般人の見えないところで、色々な波紋が広がっていく可能性があります。


西野七瀬の今後を左右するのはメンバーの支持

今回の文春第二弾で、インパクトのあるツーショット写真などが出なかったことで、松村沙友理のケースのような、罵詈雑言に類するコメントは、今後減少することが期待できます。

これは一つ明るい材料ですが、では、文春スクープが真っ赤な嘘であると、心の底から信じるファンが多数を占めるかと言われると、そうは思えない。

文春を攻撃したり、彼女を信じるとの声が出る一方、あれこれ疑問を感じながら、この話題に対して沈黙を保つファンが相当数に上る気がします。

つまり、本人が反応しない限り、今と同様、どっちつかずの微妙な空気が続いていくのでしょう。


しかし、ファンがどう捉えるか以上に、西野七瀬の今後に影響するのは、他のメンバーがどう感じるかだと思います。

文春スクープを食らった松村沙友理が「卒業」を思いとどまった背景には、生駒里奈、そして白石麻衣と橋本奈々未の支えが大きかった気がします。

これらのトップメンバーが積極的にさゆりんごの側に立ったことが、孤立化を防ぎ、グループでやっていける自信を彼女に与えたように見える。


生駒里奈が在籍していれば、相次ぐ文春スクープで緊張の高まっているグループを、何とかまとめる可能性があるけど、もうそれには頼れない。

西野七瀬が自分でメンバーの支持を集め、グループ内での地盤を、以前にも増して固めることが出来れば、運営は文春騒動をあまり考えずに、選抜位置や外仕事などを決めることが出来るでしょう。

何があったのかを率直に話すことが重要なのは、ファンの支持だけでなく、メンバーの支持を集めるためで、ひたすら沈黙を守って、触れづらい空気を作るのは決して得策ではないと思います。


追加の情報はない可能性が高いが、但し…

今回、文春ライブを直接視聴して一つホッとしたのは、この件に関して、彼らは、これ以上の追加カードを持っていないようだと、分かったこと。

2016年春の「お泊まりデート」については、証拠が揃っている上に、西野七瀬だけでなく、直ぐに否定してしかるべき相手男性も沈黙していて、文春が主張する内容を完全否定するのは難しい。

ただ、その後の話については、得ている情報はほとんどないようで、かりに今後、ななせまるが何かを「説明」する場合は、この春の出来事に限ってコメントすれば十分ということになる。


しかし、では万事安心かというと、非常に気懸りなことが一つ残っている。

現在「行方不明」状態の相手男性が現れて、今回の文春スクープに関して話し始めたら、何が起きるのか予測がつかない。

文春を含めた「みんな」が、彼と未だに接触できないのは、消えない火種を残したようなもので、西野七瀬と乃木坂を巡る多くの人々にとって、頭の痛い話じゃないかと思います。


西野七瀬は現在、乃木坂在籍8年目の24歳で、アイドルを脱して、次のステップに向かう段階に入りつつある。

文春の伝えるスクープが事実無根であれば喜ばしいことだけど、かりに事実であっても、それほど深く大きなダメージは受けない筈で、どちらにせよ、ファンとメンバーに向かって率直に語って欲しい。

中井りかほどぶっちゃける必要はなく(笑)、事実部分に触れたくなければ、能條愛未のようなスタイルで良い。

第二弾が出た今は絶好のタイミングで、ここを逃すと、どんどん言い出せなくなって、行く行く自分の重荷になる危険がある。


さゆりん、ろってぃ、じょーさん、ななせまる。

「清純派」を謳い、握手会に大勢のファンを呼び込む、乃木坂のようなグループアイドルは、恋愛系スクープが出ると、本当に大変だと思うけど、ピンチのときこそ、賢い決断を下して、それを飛躍へのチャンスに変えて欲しい。


(関連記事)

能條愛未が文春スクープに言及、乃木坂のエース西野七瀬は「沈黙と罵声」を乗り切れるのか? [09Jun18]

乃木坂エースの文春スクープ、先の読めない展開も、西野七瀬はファンと正面から向き合うべき [27May18]


// 最近のツイート抜粋

アレチボルト@sabakunonezumi のツイッターアカウント 

白石麻衣の「卒業」は、本人自身が適切な時期を常に探っている筈で、今日明日に発表があっても驚かない。確かに、4期加入の可能性がある今夏は良いタイミングかもしれない。ただ、ライブでの発表は観客の安全面から避ける気がする。生駒里奈同様、メディア報道からのブログ更新は現実的な選択肢の一つ
5:03 - 2018年6月10日

乃木坂運営の警告記事、「私的エリアでのストーカー行為」の具体的内容が気になるが、最近、白石麻衣への脅迫事件といい、メンバーが恐怖を感じる出来事が頻発しているのかもしれない。不安軽減のためにも、握手会は、規模を縮小するか、スタッフを増やすかして、レギュレーションを強化すべきだと思う
0:01 - 2018年6月11日

「会いに行けるアイドル」を謳い、「恋愛禁止」を仄めかし、ファンとの近しい距離感、時には疑似恋愛すら演出して、様々なセールスを伸ばしてきた坂道の握手会商法は、ファン数急増もあり、今抱えていた本質的矛盾が噴出している感がある。距離感を再設定し、システムを根本的に見直す時期ではないか
0:02 - 2018年6月11日

週刊誌を退けるには、まず社会から好かれることが必要。握手会には中高生メンバーが多数長時間参加、CD大量投棄や組織的キセルなど社会問題が発生、またストーカー、脅迫、発炎筒、傷害事件が起こり、結局、大人が大金を手にしている。文春が大手を振って取材できる空気をアイドル側が作っていると思う
16:32 - 2018年6月11日

運営とレコード会社は、未成年メンバーに握手会を長時間行わせ、発炎筒事件、脅迫事件、ストーカー行為があっても握手会を中止せず、メンバーを危険に晒し、当然ゴミになる大量のCDを売るだけ売って回収しない。これではグループの社会的好感度を上げるのは難しく、文春に付け入る隙を盛大に与えている
17:15 - 2018年6月11日

卒業ラッシュ、文春スクープ、脅迫、ストーカー、握手会のカオス化。最近、頭の痛い話が週ごとに増えていく感がある。ここに白石麻衣の卒業発表と西野七瀬の立ち位置という不安定要素が加わり、サイマジョ時代の終焉も影を落とす。21st選抜はいっそ岩本蓮加センターの福神総若手化で人心一新すべきかも
17:53 - 2018年6月11日

YouTubeの坂道オーディションCM西野七瀬ver.のコメント欄に文春絡みの書き込みが溢れていて悲しくなった。明日の第2弾もスルーだと、今後も選抜発表など事あるごとネットが荒れるのは必至。乃木坂エースは徐々に身動きが取れなくなる。状況を変えるには本人が語るしかないが、運営方針ならそれも期待薄
23:02 - 2018年6月15日

西野七瀬の文春騒動は、どう考えても沈黙を続ける乃木坂側の部が悪い。基本的に独身男女の恋愛なので、直ぐに説明すれば済むことを、頑なにスルーしたため、無視に対するファンの怒りが高まっている。さらに、松村沙友理の件を批判したこともあり、一言あって然るべきとの声が消える可能性は今後も低い
23:42 - 2018年6月15日

文春ライブを視聴。西野七瀬に関しては、タクシーの画像が新たに出たが、乗っている人などはよく見えない。相手男性への接触は文春のみならず、運営側も試みたが、成功せず行方不明状態。結局、新情報は殆どなし。七瀬本人は食事をしただけと語ったらしいが、文春はお泊りには強い自信を持っている様子
21:52 - 2018年6月16日

西野七瀬に対する文春スクープはここで一区切りのようで、彼女にとっては、コメントを出す良いタイミング。本当に食事をしただけなら、何一つ躊躇うことはないのだから、早くそう主張した方が良い。能條愛未や中井りかを見ると、文春への対応は本人に任されている部分があるようで、賢く動いて欲しい
22:20 - 2018年6月16日

文春が西野七瀬のスクープを記事化しないのは、ツーショットなどの派手な写真が撮れず、記者の確認がメインであるために思える。しかし、周辺取材を含め、二人の付き合いは確信しているようで、時期は翌年4月頃迄との推測。本人の沈黙と相手男性の雲隠れが、逆にその信憑性を高める結果になっている
22:44 - 2018年6月16日

文春LIVEを何度も見返したが、タクシーの後部座席に二人乗っていて、左側の小柄な人物がキャップを被っているのが分かる。建物へ入る写真があり、翌朝相手男性が一人で出て来る写真がある。裁判馴れした文春らしく、一通り揃えている。西野七瀬本人が否定しない限り、事実を争うのは難しい印象を受けた
23:54 - 2018年6月16日

イケメンファンとの半同棲を報じられた中井りかは、文春が流す前に総選挙スピーチでスクープを親切にもファンへ報告。何でもオープンに喋る人なので、左程深刻なことにはならない気がする。文春LIVEは、SKE元彼座談会など生々しい話の連発で、視聴後ぐったりした笑。ただ、NMBの労働契約問題は評価する
0:21 - 2018年6月17日

西野七瀬は、今が文春スクープにコメントする好機で、じょーさんのように一言触れた方が良い。食事したことはは本人も認めているようで、その男性が翌朝自宅マンションから出て来る場面を撮られている。流石に完全無視は無理。ただ、文春LIVEを視聴して全貌が分かったので個人的に気持ちはスッキリした
1:02 - 2018年6月17日


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 能條愛未が文春スクープに言... | トップ | 欅坂46「サイレントマジョリ... »
最新の画像もっと見る

芸能」カテゴリの最新記事