能條愛未が最新ブログに、
お久しぶりです。
本当に、ご心配をおかけしました。
いまはただただ目の前のものに全力でぶつかり、やるべき事を精一杯やるのみです。
今後ともよろしくお願い致します。
(能條愛未の2018/06/07_09:00ブログ)
と綴り、舞台共演俳優との交際を報じた文春スクープに初めて言及。
これを読んで、強い感銘を受けると同時に、心底、ホッとしました。
文春の恋愛スクープに対しては、メンバーに「完全無視」させるのが、乃木坂運営が最近堅持している方針のようですが、能條さんは、敢えて触れるという道を選んだ。
自身も参加する乃木坂46主演ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』の初日を前に、お客さんとファンに余計なことを考えさせず、純粋に芝居を楽しんで貰うため、文春問題に一つの区切りを付けたかったのかもしれません。
短い文章の中に、ファンへの気持ちと、自らの決意が凝縮された、この力強いメッセージは、ファンの間に大きな反響を呼び、彼女を応援するという声が広がっている。
文春騒動の特徴は、多くのファンが発言を控える一方、悪意に満ちた、激しいバッシングがネットに溢れることです。
この沈黙と罵声は、メンバー側が報道に関して、何らかの発言をしない限り、延々と続いていく。
ところが、今回のように、一言でも本人からコメントが出ると、それに応える形で、沈黙していたファンが口を開き、冷静で建設的な意見や、温かい励ましの声が次々に登場する。
有る事無い事詰め込んだ、心ないバッシングを駆逐するには、多くのファンが、批判であれ、弁護であれ、マトモな意見を発信することが重要です。
しかし、本人と運営が「完全無視」を決め込むと、多くのファンは空気を読んで、頼まれてもいないのに、その暗黙の箝口令に従って、一層固く口を閉ざすようになり、ネットは罵詈雑言に支配され、メンバーは際限なくダメージを受けることになる。
文春をスルーした場合、あまり宜しくない方向へ進んでしまうのは、本来好意的なファンが沈黙を続け、やがて無関心になっていくからだと思います。
能條愛未が、勇気を持って文春報道に触れたことは、雰囲気を変え、状況を好転させる極めて有効な一歩で、だからこそ、ブログを読んだ時、これで何とかなるかもしれないと、希望を感じたわけです。
ただ、万事安心かというと、全然そんなことはない。
ブログでは、相手俳優との関係が現在どうなっているのか、何も書かれていません。
それを明らかにせず、乃木坂での活動を続けていく点までが、彼女の決断だと思いますが、であれば、彼氏がいるなら「卒業」すべきという批判は、今後も絶えることがないでしょう。
例えば、『セーラームーン』のように、複数メンバーが参加する舞台が次に企画されたとき、その限られた出演者の中に入りたいと切望するメンバーは少なくない。
そこに能條愛未が選ばれると、「落選」したメンバーやファンが強い不満を募らせる可能性がある。
文句を言わせないためには、この役には彼女の演技力が不可欠だと、誰もが納得するようなスキルと経験を身に付けるしかない。
つまり、圧倒的な実力で勝負するしかないわけで、能條愛未は、先の見えない、茨の道を進もうとしている。
ただ、個人的には、成功する可能性はあるんじゃないかと思っています。
中元日芽香と共に務めた乃木團のボーカルでは、西武ドーム全体に響くほどの豊かな声量を披露し、また、『NOGIBINGO!』の企画では、見事な自作ラップを歌って、才能の幅広さを見せつけている。
このように、もともとは歌唱力で存在感を示すことが多かったけど、近年は、それを生かす形で舞台出演が多くなり、役者としての評価も高めつつある。
選抜入りはデビューシングル「ぐるぐるカーテン」と4枚目「制服のマネキン」の2回しかなく、この5年間はずっとアンダーで活動し、握手会人気というより、バラエティや歌唱・演技で勝負するタイプなので、自らのスキルで文春騒動を乗り越えていけるメンバーだと思います。
これだけのスキルを持ったメンバーが、5年間アンダーという事実は、胸にグッと迫るものがありますが、乃木坂というグループの偽らざる現実ですね。
今回文春にスクープされたもう一人のメンバー、西野七瀬は、能條愛未とは対照的に、極めて握手会人気が高く、長く選抜トップに起用され続けてきました。
(表) 乃木坂3枚目シングル以降の個別握手会における西野七瀬の売り上げと順位
凡例
[シングル番号] CD発売日 {タイトル先頭2文字} 完売部数/担当部数 (完売率or全完達成売次数) : 順位
# 順位は、全完売していない場合は推定売り上げ枚数のより大きい方、全完売の場合は達成次数のより小さい方を上位にしている
# 西野七瀬は、色文字で表し、赤色は単独センター、ピンク色はWセンター
[03] '12/08/22 {走れ} 12/16部 (0.75) : 1位松村 2位白石・橋本 4位生駒 5位西野
[04] '12/12/19 {制服} 15/21部 (0.71) : 1位白石・松村 3位橋本 4位西野
[05] '13/03/13 {君の} 20/23部 (0.87) : 1位白石・松村 3位橋本 4位西野
[06] '13/07/03 {ガー} 30/30部 (7次) : 1位白石 2位西野 3位橋本
[07] '13/11/27 {バレ} 30/30部 (3次) : 1位西野 2位白石 3位秋元・橋本
[08] '14/04/02 {気づ} 30/30部 (5次) : 1位秋元・西野 3位白石
[09] '14/07/09 {夏の} 30/30部 (6次) : 1位白石・西野 3位秋元
[10] '14/10/08 {何度} 35/35部 (7次) : 1位西野 2位白石・橋本・深川
[11] '15/03/18 {命は} 30/30部 (2次) : 1位西野 2位白石 3位深川
[12] '15/07/22 {太陽} 30/30部 (2次) : 1位西野 2位秋元・白石・橋本・深川
[13] '15/10/28 {今、} 30/30部 (3次) : 1位白石・西野 3位秋元・生田・衛藤・橋本
[14] '16/03/23 {ハル} 30/30部 (2次) : 1位白石・西野 3位橋本・生田・深川・衛藤
[15] '16/07/27 {裸足} 30/30部 (6次) : 1位秋元・生田・衛藤・齋藤・白石・西野・橋本・若月
[16] '16/11/09 {サヨ} 30/30部 (4次) : 1位秋元・衛藤・齋藤・桜井・白石・西野・橋本・若月
[17] '17/03/22 {イン} 30/30部 (2次) : 1位秋元・西野 3位桜井・高山
[18] '17/08/09 {逃げ} 全日程不参加
[19] '17/10/11 {いつ} 全日程不参加 : 西野
[20] '18/04/25 {シン} 全日程不参加
実は初期の頃、松村沙友理は白石麻衣を上回るほどの握手会人気を誇っていました。
上表が示すように、3枚目「走れ!Bicycle」で単独1位、4枚目「制服のマネキン」、5枚目「君の名は希望」でも、まいやんと並んで1位。
ところが、6枚目「ガールズルール」以降、最高部数を全完売するものの、完売速度で他のトップメンバーに追いつけなくなり、徐々に順位が下がっていく。
さゆりんごと入れ替わるように、浮上してきたのが西野七瀬で、3枚目の5位から、4枚目、5枚目に4位となり、6枚目は2位に入ります。
「ガールズルール」6th選抜の終わり、2013年10月6日(日)に開催された代々木第一体育館でのライブ、私は昼公演を観に行ったのですが、MCコーナーで西野七瀬が話そうとしたとき、会場から、「ななせー!」「な〜なせ〜!」「なっなせーー!」と、何人もの野太い声が飛び交ったのを、今でも覚えています。
西野七瀬の人気を実感したライブでしたが、その声援の量を反映するように、次の7枚目「バレッタ」で、遂に個別握手会人気の単独1位に輝くことになる。
そして、8枚目「気づいたら片想い」で初センター、9枚目「夏のFree&Easy」も続けてセンターに抜擢されます。
人気No.1の西野七瀬をセンターに据え、握手会主義を確立してCDセールスを伸ばした乃木坂は、10枚目「何度目の青空か?」で、大学受験による一時休業から復帰したばかりの生田絵梨花をセンターに起用し、2014年秋、いよいよ初の紅白出場を目指すことになる。
ところが、この肝心な時期に、松村沙友理と大手出版社編集者とのデートを週刊文春が報道、ファンが上へ下への大騒ぎを繰り広げる。
そして、紅白出場は、複数の「内定」報道が出ていたにも関わらず、結局実現せず、乃木坂は苦渋の年末を迎えてしまう。
文春スクープを受けて、松村沙友理が「レコメン」で語った「釈明」トークを、当時、直接聴いたけど、何か言おうとする度に、「ゼェーゼェー、ハァーハァー」と喘ぎ声が高まり、常軌を逸した緊張感が伝わってきました。
握手会に多くの男性ファンを集め、大量のCDを売っているアイドルとはいえ、22歳の女性がプライベートでの熱愛デートを、公共の電波に乗せ、不特定多数の視聴者に向けて説明するのは、プライド、羞恥心、恐怖心など、様々な感情が渦巻き、相当に苦しいことだったと思う。
こういった彼女の様子からも、この子は絶対に嘘をついていない、本当のことをしゃべっていると確信しました。
まあ、一番の決め手は、松村沙友理ほど頭の良い人間が、公の場で嘘を付くことの危険を理解していない筈がない、という観点からでしたが(笑)。
そして、この「レコメン」トークが流れを変えた。
陳腐な嘘を付いているとのバッシングが出る一方、今まで以上に、さゆりんごの味方をする声が多くなっていく。
さらに、文春第二弾が報じた相手男性との会話詳細が、彼女の話と合致していたため、徐々に文春騒動は収まっていった。
2015年、紅白出場は乃木坂の悲願となります。
11枚目春シングル「命は美しい」は西野七瀬の単独センター、12枚目夏シングル「太陽ノック」はAKB48との兼任終了直後の生駒里奈の単独センター、さらに、13枚目秋シングル「今、話したい誰かがいる」は西野・白石のWセンターと、全センターを過去のセンター経験者に任せる、手堅い布陣を展開。
その甲斐あったのか、2015年、乃木坂46は初めて紅白出場を果たし、大晦日、NHKホールに「君の名は希望」が響くことになる。
この時点で、西野七瀬は、単独センター3回、Wセンター1回を経験し、単独6回の生駒里奈に次ぐ、実績を持っています。
さらに、握手会人気は、恐ろしいことに(笑)、7枚目以降、1位の座から落ちたことがなく、現在は、18〜20枚目の全日程不参加に至っている。
2015年、西野七瀬は、間違いなく、乃木坂を先頭に立って率いるエースと目されていた。
2015年7月に公開された映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』に、象徴的なシーンがあります。
松村沙友理の文春騒動に関して、橋本奈々未は、男性が雑誌編集者であることから、「乃木坂って絶対気づくでしょ」と、相手を批判しているのに対して、西野七瀬は、「怒っていないメンバーはいないでしょ」と、さゆりんごに厳しい見方をして、この両者の対比が一つのハイライトになっている。
タイトルに「Documentary」という言葉が入っているものの、独立した第三者が、乃木坂というグループを検証するために作った映画ではなく、MVでお馴染みのノース・リバーが作った、乃木坂人気を高めるための映画なので、ななせまるの発言も、台本によって決められたキャラに沿って、ピックアップされたものかもしれない。
いずれにせよ、映画を観た多くのファンに、西野七瀬は、文春に撮られるようなことを決してやらない人との印象を与えた可能性は高い。
しかし、今回の文春報道が正しければ、紅白初出場の翌年春、それとは少し違う現実が起こっていたことになる。
松村沙友理は握手会人気が伸び悩む中、文春にスクープされましたが、一方、西野七瀬は、絶頂期に入ったとすら言える時期に、写真を撮られたことになる。
仕事の状況とは無関係に、機会さえあれば、いつでも、誰にでも、恋愛は発生するもので、握手会アイドルであっても例外ではない。
まあ、考えてみると、当たり前の話ですが(笑)、「恋愛禁止」という言葉を何度も聞いていると、大世帯グループであっても、実現可能じゃないかとつい錯覚してしまいます。
2016年春の西野七瀬ですら「お泊まりデート」をするのであれば、「恋愛禁止」は原則無理だと十分アナウンスしてから、握手会応募を受け付けた方が良いんじゃないでしょうか。
西野七瀬は、「恋愛禁止」という幻想の下、男性ファンを多く集め、握手会人気を伸ばし、それを土台に、乃木坂のエースとして、テレビのドラマ、CM、情報バラエティに進出してきた。
5年間アンダーで、現在は舞台を中心に活動している能條愛未とは、同じ乃木坂1期ながら、置かれた立場が全然異なっている。
そして、週刊誌の恋愛系スクープが出た場合、より迅速に対応する必要があるのは、じょーさんではなく、握手会セールスを牽引してきた、ななせまるの方だと思います。
疑似恋愛は、あくまで疑似に過ぎず、「恋愛禁止」もアイドル育成ゲームにおける空想上のルールというのは、運営側に都合の良い大人の解釈ですが、実際には、1人が何十枚、何百枚もCDを買えるシステムの中、大量購入してくれる「ガチ恋」ファンの存在が、乃木坂のCDセールスを支えてきたのは間違いない。
そういう商売をして、大きな儲けを挙げてきた以上、トップメンバーが文春にスクープされた場合、せめてファンに「説明」するのが、最低限の商業倫理じゃないでしょうか。
しかも、事の顛末を詳細に語る必要はさらさらなく、能條愛未のように、ファンの方を向いて、「ご心配をおかけしました」と言うだけでも、流れがガラッと変わってくる。
西野七瀬本人は、何が起こったのか、全部知っているのだから、文春第二報を待つまでもなく、言えることを、言える範囲で、言えばいいだけの話で、何を躊躇っているのか、よく分からない。
事実無根との発信が一番嬉しいけど、仮に事実が含まれるのなら、尚更、早く「説明」するべきだと思う。
今、ジリジリ時間だけが過ぎて、沈黙と罵声が場を支配し、乃木坂は刻々、大事なものを失い続けている。
5月19日(土)の夜、文春LIVEが西野七瀬の恋愛スクープを報じた後、彼女の3月31日ブログ「まにまに」に、「Staff」とのハンドル名で、深夜2時半に付けられたコメントが、ネットの一部で話題になりました。
これまで「立場的に」気を遣ってきた人たちを、「少しは気が晴れたでしょうね」と労い、その一方で、西野七瀬に対し、色んな方々の気持ちを「もっと考えて」と諭している。
スタッフを装っただけかもしれませんが、言葉が遣いが丁寧で、確かに、内部でそういうことはあったかもと思わせる説得力がある。
このコメント、今は削除されて、もう読めませんが、ひょっとすると本当の関係者、あるいは元関係者なのかもしれません。
この2年間、乃木坂の奥深くで何が起こっていたのか、とても気になります。
(関連記事)
乃木坂エースの文春スクープ、先の読めない展開も、西野七瀬はファンと正面から向き合うべき [27May18]
乃木坂46歴代シングルの選抜メンバー表 [13Mar18#2]
乃木坂の風 09Oct13 〜 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える
// 最近のツイート抜粋
アレチボルト@sabakunonezumi のツイッターアカウント
堀未央奈の5月27日ブログは、自身に対して、しつこくネットで囁かれる恋愛系の噂を、100%嘘と言いたいのだと思うが、曖昧な表現に留めている。否定を認めると、そうでないケースは肯定になるため、今の乃木坂には一斉箝口令があるのかも。ただ、今の時期、「白黒はっきり」と書く度胸には感心した笑
0:53 - 2018年5月29日
アイドルであれ何であれ、誰にも恋愛する権利があると私は思う。ただ、清純派イメージを発信してファンを集め、握手会などで稼いでいる以上、プライベートでの恋愛的行動が公になった場合、真摯に事情を説明するのは、必要なことだと思う。それは恋愛の是非ではなく、ファンへの向き合い方の問題なので
2:42 - 2018年5月29日
能條愛未と西野七瀬が、文春スクープについて未だ何も語らなのは、本人の意思ではなく、運営の指示なのだろうと思う。しかし、完全スルーは本人が責任を問われる一つの社会的行動。大人の勝手な都合で、アイドルの恋愛云々を越えた、もっと大きなマイナスを、彼女たちに背負わせている懸念を強く感じる
3:05 - 2018年5月29日
昨夜、有田哲平のトークバラエティで、元AKB48西野未姫が現在のバイト生活などを話したが、名前をネット検索すると、2016年10月に文春ライブが報じた深夜Wデートが上位にくる。当時17歳も、単なるデート写真がスキャンダルとして何年も残るのはホラー並みに怖い。とくにWeb報道は画像が簡単に出回る
15:57 - 2018年5月30日
西野未姫も文春スクープを「スルー」したようだが、報道から2ヶ月後に突然「卒業」を発表、さらに翌年3月の「卒業」ライブで、曲の途中、あるメンバーの「気をつけてって言ったでしょ!」に、か細く「ごめん、ごめん」と答えたのが、自身のスクープに対する、AKB48メンバーとしての言葉だった。切ない
16:24 - 2018年5月30日
大規模な握手会でCDセールスを伸ばすアイドルが、週刊誌に恋愛系でスクープされると、「スルー」は精神的に堪えると思う。とくに人気のあるメンバーは、疑似恋愛の雰囲気を求める男性ファンを多かれ少なかれ抱えている。彼らの受けたショックを知りながら、一切釈明できないのは、針のむしろ状態だろう
17:04 - 2018年5月30日
例えば、今のスルーが続くと、21st選抜は、文春側の主張だけが鳴り響く中、西野七瀬がセンターに抜擢されたり、普通にフロント入りしたり、なぜか2列目、3列目に下がったり。どう転んでもネットは大荒れとなり、乃木坂は結束とファンを徐々に失っていく。西野の影響力は別格で、彼女の場合スルーは論外
18:22 - 2018年5月30日
もし、ダンスや歌唱の力量、あるいは曲イメージとの相性で、乃木坂が選抜を決めていたら、メンバーが週刊誌にスクープされても、さほど問題にはならなかっただろう。握手会で「ガチ恋」ファンを多数呼び込み、その人気順にメンバーを並べる商法が、恋愛系スクープを「スキャンダル」に仕立てている
3:29 - 2018年5月31日
アイドルの恋愛が許されるかどうかは、運営会社の決めることではない。多くの人が、恋愛は基本的な権利であり、アイドルでも禁止するのはおかしいと考えれば、それを前提としたアイドルが生まれ、握手会商法はなくなり、文春スクープは無意味化し、心を痛めつけられる少女とファンはいなくなるだろう
3:31 - 2018年5月31日
西野七瀬の文春騒動は、人間の自然な感情や尊重されるべき権利を抑え込み、組織の儲けを優先させる今の日本を、象徴する出来事に思える。恋愛をスクープされた少女は、批判され叩かれ、多くは「卒業」に追い込まれ、一方、理不尽な商法は何事もなかったかのように続き、次の利益と犠牲を生み出していく
3:55 - 2018年5月31日
恋愛禁止は、乃木坂メンバーにとって、守らなければ握手会売上が落ち、選抜序列が下がり、仕事を貰えなくなる、拒否しづらい選択肢。その強烈な圧迫感が、私生活にまで立ち入る禁止を受け入れさせている。しかも、それは今や各自の選択肢ではなく、アイドルが守るべき職業上のルールと錯覚されつつある
14:38 - 2018年5月31日
最近、アイドルとファンの距離感をよく考える。客席と舞台の間に越えてはいけない一線があるように、以前、アイドルは手の届かない存在として憧れることが常識だった。しかし、AKB48の登場以降、客単価を上げるため、アイドル側が親近感を演出し、ファンは推しへの想いを深めることが賞賛されていく
3:15 - 2018年6月4日
とくに握手会はアイドルを文字通り「手の届く」存在に変えた。舞台の上で輝く憧れのスターではなく、同じ空間を共有し、二人で言葉を交し、触れることも出来る1人の美少女、という新しい位置付けが登場。演出されたこの近しい距離感が、応援だけでなく、時に支配欲や攻撃性をも生み出すのかもしれない
3:20 - 2018年6月4日
ファンが距離感を見失う危険に加え、大規模な握手会は、アイドルを酷使する労働上の問題も大きい。毎回必ず数名が、体調不良で途中欠席するほど過酷な仕事なのに、休まないメンバーが賞賛され、そもそも無理なことを強いているという批判は起こらず、常軌を逸したスケジュールが平然と続けられている
3:21 - 2018年6月4日
握手会への不参加は人気メンバーですら不評を呼ぶ危険があり、メンバーが自分の意思で拒否するのは難しい。握手が嫌なら卒業すべきという雰囲気もあり、「頑張っている」人にならざるを得ない。現国会における労働法議論と通じるものがあるが、アイドルは労働者として、すでに大きなものを失っている
3:22 - 2018年6月4日
思っていること全部言えたら楽なのに。明治エッセルスーパーカップの新CM齋藤飛鳥篇、相次ぐ文春スクープで揺れる今の乃木坂にとって、あまりに意味深な言葉が並び、一連の騒動を念頭に置いて作られたんじゃないかと考え込んでしまった。確かに、週刊誌の記者以外、誰も何も言えないことが一番の悲劇
11:21 - 2018年6月4日
西野七瀬も乃木坂公式も、文春に関して沈黙を続け、事実無根と言ってくれず、乃木坂界隈には重い空気がずっと流れている。かりにスクープが事実であっても、ファンが結束すればダメージを最小に抑えられる。しかし、本人と運営が何も語らなければ、まとまりようがなく、時計の針は止まったまま進まない
1:24 - 2018年6月5日
松村沙友理の文春騒動では、直接のファンではない人々が、さゆりんごを応援し始めたことが、乗り切る原動力になった面がある。今回の西野七瀬も、箱推しや他メンバーのファンに、幅広くアピールすることが重要かと思う。とにかく、宙ぶらりんで緊張を強いられる、今のこの重い空気を何とかして欲しい笑
1:29 - 2018年6月5日
吉本坂の水着審査、ガチのセクシーからアホの坂田まで振れ幅が凄い。これなら恋愛スキャンダルを気にせず安心して推せる笑。アイドルの脆さを痛感する今、芸人という立ち位置は羨ましいほど強い。須藤凜々花の結婚宣言を見ても、相次ぐ文春騒動で、秋元康氏は恋愛禁止に嫌気が差しているのかもしれない
20:14 - 2018年6月5日
文春騒動の度に痛感するのは、メンバーとの近しい距離感を演出し、個々のファンに多額の出費をさせることの危険。好きなアイドルの恋愛がショックでも、直接会ったことがなく、出費も少額なら、それ程騒ぎにはならない。一定の距離を保ち、浅く広く儲けるのは、非常に意味のある重要なことかもしれない
8:48 - 2018年6月7日
能條愛未の最新ブログ、文春騒動を念頭に「本当に、ご心配をおかけしました」と綴った文に、強い感銘を受けた。苦しい立場の中、勇気を持ってファンと向き合ったことは、多くの人が心に刻むと思う。今後、ライブやバラエティで遠慮して後ろへ下がらず、いつもの前へ出る元気なじょーさんでいて欲しい
11:08 - 2018年6月7日
あのブログでは「謝罪」が不十分との声があるなら、能條愛未は、言葉を足すのではなく、皆んながビビるくらい良い仕事をして、乃木坂を盛り上げて欲しい。それが真の「謝罪」かと。文春以来止まっていた時計の針を、自分で一歩進めたことは評価されるべき。後は、じょーさんの作品が語ってくれるだろう
11:51 - 2018年6月7日
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています