乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント
(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)
11月14日(火) [写真集] 新内眞衣 1st「どこにいるの?」写真集発売
11月15日(水) [地デ] 19:00〜20:54 読売テレビ『BEST HITS 2017 ベストヒット歌謡祭』で、乃木坂46が「インフルエンサー」を披露する予定。番組テーマは「放送50回!音楽&ニュース&スポーツ総決算」で、フェスティバルホールから生放送。欅坂46、AKB48、NMB48も出演
11月15日(水) [舞台] 若月佑美出演の舞台「スマートモテリーマン講座」in 青森・弘前市民会館 大ホール (開演18:30)
11月18日(土) [舞台] 若月佑美出演の舞台「スマートモテリーマン講座」in 北海道・道新ホール (開演13:00&17:00)
11月19日(日) [舞台] 若月佑美出演の舞台「スマートモテリーマン講座」in 北海道・道新ホール (開演13:00&17:00)
11月21日(火) [イベント] 「クリオネの灯り」Blu-ray(上巻)発売記念イベント in 秋葉原・エターナルアミューズメントタワー (開演19:30)。松村沙友理が参加する参加50名限定のトークイベント
11月23日(木祝) [舞台] 若月佑美出演の舞台「スマートモテリーマン講座」in 宮城・仙台電力ホール (開演13:00&17:00)
11月24日(金) [イベント] シンガポールで開催される『C3 Anime Festival Asia Singapore 2017 』、通称『C3 AFA』のコンサートパート「I LOVE ANISONG CONCERT」に乃木坂が参加、「Idol Showcase」としてパフォーマンスする予定
11月24日(金) [写真集] 堀未央奈 1st写真集「君らしさ」発売
11月26日(日) [CS] 23:30~24:00 TBSチャンネル1『乃木坂46えいご(のぎえいご)#23』。乃木坂の出演メンバーは、レギュラーで川後陽菜、能條愛未、和田まあや、ゲストは井上小百合。再放送:12月02日(土) 10:30~11:00
11月26日(日) [舞台] 若月佑美出演の舞台「スマートモテリーマン講座」 in 福岡・福岡国際会議場 メインホール (開演13:00&17:00)
11月28日(火) 19:00〜 日本テレビ『ベストアーティスト2017』。出演アーティスト未発表
11月30日(木) [舞台] 若月佑美出演の舞台「スマートモテリーマン講座」 in 大阪・シアター・ドラマシティ (開演14:00&19:00)
12月01日(金) [舞台] 若月佑美出演の舞台「スマートモテリーマン講座」 in 大阪・シアター・ドラマシティ (開演19:00)
12月02日(土) [舞台] 若月佑美出演の舞台「スマートモテリーマン講座」 in 大阪・シアター・ドラマシティ (開演13:00&17:00)
12月03日(日) [舞台] 若月佑美出演の舞台「スマートモテリーマン講座」 in 大阪・シアター・ドラマシティ (開演13:00)
12日日曜の深夜に投稿した前回記事で、今年大晦日の第68回NHK紅白歌合戦に関して、「今年は「内定」報道が未だにほとんどなく」と書いたんですが、それから1時間も経っていない13日月曜の明け方、スポーチ報知が「三浦大知が紅白内定」とのニュースをネットに流し、さらに日刊スポーツやスポニチも似た内容の記事で続き、「内定」報道が一気にヒートアップ。
そして、紅組司会・有村架純、白組司会・二宮和也、総合司会がなんと内村光良という司会陣が、13日にNHKから正式発表され、さらに、出場歌手の記者発表が、16日木曜に行われると、多くのメディアが報じている。
色んな情報が、今週頭から一斉に解禁された感じで、メディアがあれこれ詮索記事を書く暇がないほど、重要情報の正式発表がスピーディに進んでいる。
NHK会長が今年から変わり、紅白にまつわる情報管理に関して、新しい戦略として、意図的にやっているんじゃないかと考えたくなります。
11月16日(木)の出場歌手発表は、ここ数年の流れから見ると、1週間ほど早い印象ですが、「内定」したと名前が挙がっている初出場組の顔ぶれにも、斬新なものがある。
三浦大知は、昨年くらいから、音楽番組や大型歌謡祭への出演が増え、知名度が大きくアップした上、iTunes Store トップソングの上位ランクイン常連で、幾つもヒット曲を持っており、デビュー20周年という点を考えても、ごく順当な「内定」だと思います。
ちなみに、「内定」を伝えるスポーツ報知の記事には、彼が今月上旬、NHK『SONGS』に出演したことが紹介されていて、紅白を狙うなら、やはり、この番組には出た方が良いみたいです(笑)。
また、先日の『MUSIC STATION』において、共演した欅坂の「風に吹かれても」パフォーマンスの一部を、自身のステージ冒頭で再現披露して話題になったHey! Say! JUMPも、CDデビュー10周年で、3大ドームツアーを開催するほどですから、「内定」は全然不思議ではない。
ただ、それ以外で現在までに名前が挙がっている、Little Glee Monster、TWICE、SHISHAMO、竹原ピストル、WANIMAといったアーティストは、楽曲人気や歌手としての実力は十分だけど、一般知名度、観客動員力、総合セールスなどの観点から、これまでのNHKであれば、あと2〜3年は「様子を見る」イメージがあった。
しかし、今回は、旬のアーティストを出演させるという当たり前のことを、素直に実行している感じで、見ていて気持ちが良い(笑)。
こうなってくると、なぜ名前が出ないんだ?と疑問に思うアーティストは、米津玄師でしょうか。
今年のiTunes トップソングを見ていると、2017年は米津玄師の年だったんじゃないかと言いたくなるくらい、リリースした楽曲が軒並み高い順位を記録。
とくに、DAOKOとコラボした「打上花火」は、相当なヒットになっていて、8月9日にYouTube公開されたアニメMVは、現在7千万回を越える再生数を叩き出している。
DAOKO × 米津玄師『打上花火』MUSIC VIDEO
(上記をクリックするとすぐに動画がスタートします。音声などにご注意下さい)
3ヶ月で7千万再生ですから、驚異的なMV人気で、2016年のRADWIMPS「前前前世」と同様、2017年末の大型音楽祭は、「打上花火」一色になって良いくらいの勢いがある。
米津玄師さんは、あまりテレビに出ていないようで、あるいは、アーティスト側の考え方から、紅白を含めた音楽番組でのパフォーマンスが実現しないのかもしれません。
しかし、2017年の音楽シーンを振り返ったとき、「打上花火」を含む米津玄師の曲をスルーするなんてありえないことで、出来れば、どこかの番組でステージを観たいものです。
紅白出場歌手の正式発表は明日で、「内定」と言われているアーティストが全部選ばれる保証はないし、名前の挙がっていないアーティストが初出場する可能性もあるので、まだ分かりません。
もし紅白に出場しなかった場合でも、『Mステ SUPERLIVE』ならどうかな?という話があって、何とかならないでしょうか、ぜひ聴きたいので(笑)。
初出場組が多いと、紅白が活性化するので、視聴者としては嬉しいけど、乃木坂ファンとしては、46&48Gの3枠を維持できるんだろうか?という、心配が頭から離れません。
秋元康プロデュースの似たような大所帯グループアイドルを、3組も紅白に出すなという声は、根強いものがあって、しかも、多人数アイドルのTWICEが出場するのであれば、ますます46&48の枠数に対する批判が高まるかもしれない。
万が一、2枠になったら、坂道で1枠、48Gで1枠なんていう恐ろしい割り振りも(笑)、絶対ないとは言えなくなる。
まあ、NHK側が枠数減少を強く打診していたなら、交渉の難航は必至で、何かしらの記事が出ると思うけど、そういったものは見かけなかったので、少なくとも今年は、3枠キープじゃないかと信じているのですが。
ただ、3枠据え置きであっても、あまりに多くのメンバーを出演させるのは止めて欲しいといった要望が出ている可能性はある。
そうなると、乃木坂はアンダーと3期が大晦日のステージに上がれない事態もあり得るし、「卒業」する伊藤万理華が出ない場合は、誰が代役を勤めるかで、なかなかヘビーな選択を迫られるかもしれない。
まりっかはパフォーマンスの要なので、個人的には、その時点で「卒業」していようがしていまいが、紅白を含めた年末大型音楽祭には、すべて参加して欲しい。
とくに、まりっかのいない「インフルエンサー」なんて、炭酸の入ってないコーラみたいなもんで(笑)、よりによってそれが、SUPERLIVE、レコード大賞、紅白など、年末の超大型音楽祭のステージなんてことが起こらないよう、心から願っています。
曲前のVTRやトークで盛んに言われ、これでもかというくらいハードルを上げられてしまう「高速ダンス」の前フリには、毎度毎度ヒヤヒヤしていて、「あくまで当社比ですからね、乃木坂内での」とテレビに向かってブツブツ言い訳しているくらいで(笑)、本当に「高速ダンス」を踊れる伊藤万理華には、年末、頑張って貰うしかないでしょう。
乃木坂の3年連続紅白出場は、多分大丈夫だろうけど、実現したとしても、生歌なのか、まりっかは出るのか、アンダーや3期はどうなるのか、心配の種は尽きません。
紅白「内定」を伝える記事では、人気の高さを表現するため、MV再生数が何千万回といったことがよく紹介されていて、オリコン一色だった以前とは、明らかに時代が変わってきた印象を受けます。
前回記事では、乃木坂のCDセールスを吟味しましたが、今日は、楽曲人気の中核を成す、動画と配信の人気を見ていきます。
CDセールスでも、ランクイン回数は、楽曲人気の指標となり得るんですが、30回以上のレベルまで行かないと、ヒットしたかどうか判断できない面があって、かなり時間が掛かる。
そこで最新曲のヒット指標としては、MV再生回数とiTunesトップソング順位などが、重要になってきます。
まずは、乃木坂表題曲MVのYouTube表示再生回数の推移から。
(表1) 乃木坂シングル表題曲MVの再生数増加速度の初期7週(w)推移
凡例
7週目終わりの累計再生回数 (1→2→3→4→5→6→7週目における増加速度) 曲名
#ここでの1週は、MV公開日時から翌週同曜日同時刻までの7日間を「1週目(1w)」、翌々週同曜日同時刻までの7日間を「2週目(2w)」と順に数えたもの
#「増加速度」は、各週における始まりと終わりの累計再生回数差を7日で割った1日当たりの平均増加速度で「万回/日」単位
# 対象MVは、すべてフルバージョン
580万回 (30.4→12.4→11.6→09.1→07.4→06.4→05.5) いつかできるから今日できる
433万回 (25.1→08.3→07.3→05.9→05.7→05.0→04.6) 逃げ水
892万回 (39.9→17.0→15.4→17.2→15.2→11.9→10.7) インフルエンサー
481万回 (27.5→12.6→08.3→05.9→05.5→04.6→04.3) サヨナラの意味
449万回 (17.3→12.8→08.8→08.1→06.8→05.5→04.8) 裸足でSummer
最新シングル表題曲「いつかできるから今日できる」のMVは、現在、公開8週目の途中で、上表には7週目までのデータを載せています。
また、比較のため、他のシングル表題曲MVに関しても、公開7週目終わりの累計再生回数と週ごとの平均増加速度を示しています。
近年でもっともMV再生数の伸びが良いのは、7週目累計が892万回に達した「インフルエンサー」です。
次が、累計580万回の「いつかできるから今日できる」ですが、7週目の増加速度は5.5万回/日と、「インフルエンサー」10.7万回/日の半分まで勢いが落ちている。
一方、「裸足でSummer」は、1週目こそ17.3万回/日とゆっくりしたスタートですが、案外と粘り腰で、再生数を積み上げいてる印象がある。
乃木坂初のMV集「ALL MV COLLECTION~あの時の彼女たち~」が2015年12月23日(水)に発売されて以降、表題曲MVもCD発売日にフルバージョンからショートに切り替えられていました。
そんな中、以前と同様、フルMVの無期限公開に踏み切ったのが「裸足でSummer」で、乃木坂MV人気の再出発点と言っていい。
今ほど、MVに対するファンの関心が高くなかった頃、これほどの数字を挙げたのは、作品そのものに魅力があったのだと思います。
MV人気を知る指標として、YouTube表示の再生回数以外では、Bilboard JAPAN Hot100「国内における動画再生回数」ランキングがあります。
以下の表は、毎週発表されるこの「国内動画再生回数」ランキングの順位帯分布を示しています。
(表2) Billboard JAPAN Hot100「国内動画再生回数」ランキングにおける乃木坂シングル表題曲の順位帯分布
凡例
「国内動画再生回数」ランキング100位以内回数 最高順位 @ 最新週(MV公開週) A/B-C-D-E-F 曲名
# 上記 A〜F は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(1〜20位)、C(21〜40位)、D(41〜60位)、E(61〜80位)、F(81〜100位)
# 配信開始から、までのデータを示している
# ここでの1週は、CD発売日を含む月曜から日曜までの7日間を「1週目」、次の月〜日の7日間を「2週目」、また、1週目の前週を「1週前」、前々週を「2週前」と数えたもの
#「最新週」は、11月13日付チャートの集計対象である2017/10/30(月)〜11/05(日)
#「*」は、現在もランクイン回数を伸ばしつつある曲
07回 10位 @ 04週目(3週前) 01/02-02-01-02-00 いつかできるから今日できる*
09回 17位 @ 13週目(3週前) 00/01-01-04-01-02 逃げ水
34回 07位 @ 33週目(3週前) 05/08-10-08-06-02 インフルエンサー
20回 05位 @ 52週目(3週前) 01/02-02-03-05-08 サヨナラの意味
09回 03位 @ 67週目(3週前) 02/04-01-02-00-02 裸足でSummer
CDリリースの3週前にMVが公開され、現在、発売33週目である「インフルエンサー」は、100位以内に34回という、最多ランクインを誇っています。
また、TOP10入り5回、TOP20は8回で、これも他の表題曲より目立って多い。
MV再生数の伸びと併せて、もっとも動画人気の高い作品だと思います。
「サヨナラの意味」は、TOP10入り1回、TOP20入り2回と、上位への食い込みは弱いものの、100位以内へは20回のランクインを果たしている。
2016年の年末は、橋本奈々未の「卒業」センターを話題の中心に据え、「サヨナラの意味」を、SUPERLIVEや紅白などの大型歌謡祭で連続披露、年が明けると、2月の「卒業」ライブへなだれ込む。
こういった流れの中で、MV再生数の増加速度が何度もブーストされ、Hot100「国内動画再生回数」で、100位以内を長く維持することが出来た。
対して、「裸足でSummer」は、100位以内ランクインは9回ですが、TOP10入り2回、TOP20入り4回と、「サヨナラの意味」より、上位食い込みに勢いがある。
MV再生数への関心がファンの間でまだ薄く、大型歌謡祭での連続披露といった、強力なブーストがなかったにも関わらず、これだけの数字残している。
齋藤飛鳥が初センターを務めた15枚目表題曲のMVは、音楽映像作品として高い人気を集めたと言えます。
次は、欅坂のシングル表題曲MV。
(表3) 欅坂シングル表題曲MVの再生数増加速度の初期7週(w)推移
# 表記法は(表1)と同じ
# 対象MVは、すべてフルバージョン
#「風に吹かれても」MVは現在公開7週目なので、累計を含め6週目までのデータを示している
0919万回 (50.0→22.0→17.6→15.1→13.4→13.3) @ 6w 風に吹かれても
1234万回 (56.8→27.7→25.3→21.4→16.8→15.0→13.3) 不協和音
0803万回 (31.1→17.4→15.6→13.8→12.1→11.6→13.2) 二人セゾン
0436万回 (18.7→10.7→07.0→06.7→07.1→06.4→05.6) 世界には愛しかない
1057万回 (17.4→14.1→14.4→20.1→24.5→27.7→32.9) サイレントマジョリティー
(参考)
0356万回 (20.9→08.2→06.3→04.8→04.1→03.5→03.1) 月曜日の朝、スカートを切られた
2017年発売の曲では、7週目累計が1234万回に達した「不協和音」MVが、断然の人気を見せている。
また、最新曲「風に吹かれても」は、「二人セゾン」「世界には愛しかない」を越えるスピードで再生数を伸ばしていて、好調なMV人気と言えます。
ただ、「サイレントマジョリティー」MVは別格です(笑)。
3週目に14.4万回/日だった増加速度が、4週目に20.1万回/日に跳ね上がり、5週目はさらに27.7万回/日まで加速、6週目は遂に32.9万回/日までアップして、1日30万回以上という驚異的なハイペースを達成している。
公開4週目はCD発売週にあたり、オリコンの順位や売り上げ枚数を通して、メディア記事が欅坂のデビューを大きく報じたため、グループとその音楽に注目が集まり、MVの魅力が広く知られるようになって、再生数の爆発的な伸びにつながった。
「不協和音」MV再生数の初期積み上げスピードは、「サイレントマジョリティー」を上回っていますが、公開5週目を過ぎて、1日20万回、30万回といった増加速度を実現するような「凄み」はなく、デビュー作を越える人気には至っていない感はある。
3ヶ月で7千万再生を達成した「打上花火」のように、本当の「ヒット曲」は、普段の感覚に照らして「常軌を逸した」数字が出るようで、欅坂は、最初の作品で、そういう状況を経験している。
「サイレントマジョリティー」ほどのヒット曲を持っていることは、グループにとって大きな財産だけど、それを越える曲を生み出すのが難しいという点では、苦しい部分もある。
「不協和音」は間違いなくヒットしているけど、デビュー曲には届いていないという指摘には、一理あって、自己新記録への模索は、今後も続くことになる。
参考として、1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」に収録された「月曜日の朝、スカートを切られた」のMV再生数を載せています。
アルバムのリード曲としては、決して悪い数字ではないですが、欅坂が夏シングルを出さず、代わりにリリースしたアルバムであり、そういう視点で眺めると、やや物足りなさが残ります。
あるいは、実際に「スカートを切られる」被害に遭われた方から、クレームが付いて、それ以降、楽曲の宣伝が思うように出来なかったことが影響しているかもしれない。
「性」に関する歌詞は、デリケートな問題で、とくに「性犯罪」が絡むとなると、それを歌うことに、余程の信念と覚悟がない限り、抗議を受けて、歌い続けるのは難しい。
『欅って、書けない?』の途中に入る、1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」のテレビCMでは、4つの表題曲MVの抜粋シーンが次々に映りますが、一つのMVには、それに対応する表題曲が流れている。
一方、同時期に放送されていた『乃木坂工事中』における3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」のCMでは、終始、リード曲「スカイダイビング」が流れ、その中で、表題曲MVのシーンが次々と映されていく。
欅坂運営が、「月曜日の朝、スカートを切られた」を、意識して慎重に扱っている印象を受けます。
今後、単独ライブで披露することはあっても、音楽番組やCMに対しては「封印」状態が続くのかもしれない。
1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」は、全国アリーナツアーで、その世界観を中心に据えるほど、熱を入れていただけに、「月曜日の朝、スカートを切られた」の歌詞を巡る件は、なかなか厳しいものがあったんじゃないでしょうか。
「攻めた」作品であればあるほど、最初の「匙加減」が重要ということなのでしょう。
次は、欅坂シングル表題曲のHot100「国内動画再生回数」ランキング。
(表4) Billboard JAPAN Hot100「国内動画再生回数」ランキングにおける欅坂シングル表題曲の順位帯分布
# 表記法は(表2)と同じ
05回 02位 @ 02週目(3週前) 04/04-01-00-00-00 風に吹かれても*
33回 02位 @ 31週目(2週前) 08/15-15-02-01-00 不協和音*
47回 05位 @ 49週目(2週前) 07/14-08-09-10-06 二人セゾン
24回 07位 @ 65週目(4週前) 02/06-04-05-07-02 世界には愛しかない
86回 01位 @ 83週目(3週前) 33/60-24-02-00-00 サイレントマジョリティー *
(参考)
05回 17位 @ 16週目(1週目) 00/01-01-01-01-01 月曜日の朝、スカートを切られた
「サイレントマジョリティー」は、TOP10入り33回、TOP20入り60回で、100位以内ランクインは86回。
CDリリースの3週前にMVが公開され、現在、発売83週目ですから、MVがアップされてから今までの86週間、一度も100位圏外に落ちたことがないわけで、上位への食い込みと共に、別次元の動画人気だと言えます。
しかし、「不協和音」も、今後、年末の大型歌謡祭で連続披露されれば、再びTOP20に入り、ランクイン回数を伸ばしていく可能性がある。
乃木坂は「インフルエンサー」を軸に年末を乗り切る気がしますが、欅坂の場合、「風に吹かれても」がまだリリース直後で、「不協和音」のどちらで行くのか、今のところ分からない。
選ばれた曲の楽曲指標は、伸びていく確率が高くなるので、どちらの曲に賭けるかは、かなり重要なポイントになる。
「風に吹かれても」は笑顔の多い、明るいイメージが出せるけど、手脚の長く大きな動きがポイントになるフリが多いので、スカートは難しく、衣装の面でやや工夫しづらいかもしれない。
「不協和音」は、枝野幸男氏が立憲民主党を立ち上げるとき、自らの心情を表すため歌詞の一部に言及したとも伝えられるほど、歌詞がなかなかヘビーなので(笑)、紅白などで披露して、多くの人が耳にすると、「サイレントマジョリティー」」以上に、色んな意見が飛び交うかもしれない。
色んな意見、大いに結構という考え方はあるけど、欅坂は、アイドルながら、色んな意見を頂き過ぎているという話もあって(笑)、運営がどう判断するのか、注目されます。
次は、AKB48G。
(表5) AKB48G表題曲MVの再生数増加速度の初期7週(w)推移
# 表記法は(表1)と同じ
# 対象MVは、 [short ver.]と[special edit ver.]以外、すべてフルバージョン
#「11月のアンクレット」MVは、現在公開3週目なので、累計を含め2週目までのデータを示している
#「まさかシンガポール」はアルバム・リード曲
AKB48
074万回 (07.4→03.1) @ 2w 11月のアンクレット [short ver.]
321万回 (20.0→05.4→04.3→04.0→04.8→04.0→03.4) #好きなんだ
269万回 (06.0→01.5→01.2→05.3→08.0→08.1→08.6) 願いごとの持ち腐れ
096万回 (04.8→02.1→01.3→01.3→01.0→01.6→01.5) シュートサイン [short ver.]
514万回 (27.9→09.4→06.9→09.3→07.2→06.6→06.1) ハイテンション
321万回 (19.5→07.7→04.7→04.0→04.1→03.4→02.6) LOVE TRIP
AKB48姉妹グループ
215万回 (14.9→02.9→03.7→03.2→02.6→02.0→01.5) NMB48 まさかシンガポール
052万回 (03.9→01.2→00.7→00.5→00.4→00.4→00.4) NMB48 僕以外の誰か [short ver.]
071万回 (04.3→01.8→01.3→00.9→00.8→00.6→00.5) SKE48 意外にマンゴー [special edit ver.]
096万回 (04.6→03.5→01.7→01.2→00.9→00.9→00.8) HKT48 キスは待つしかないのでしょうか?
038万回 (05.4) @ 1w NGT48 世界はどこまで青空なのか?
141万回 (06.2→02.2→01.7→02.5→02.9→02.5→02.2) NGT48 青春時計
AKB48の最近の曲で、もっともMV人気が高いのは、島崎遥香が「卒業」センターを務めた「ハイテンション」だと思います。
公開7週目終わりで累計514万回は、乃木坂のMVと比べても、「逃げ水」433万回、「裸足でSummer」449万回、「サヨナラの意味」481万回を上回っていて、「いつかできるから今日できる」580万回、「インフルエンサー」892万回しか、それを越えていない。
アップテンポでノリノリの明るい曲調が受けた面はあるけど、加えて、MVの主人公である島崎遥香に、魅力があるんじゃないかと思います。
ぱるるはバラエティでの印象が強烈なので、色眼鏡で見てしまいがちですが、映像作品での存在感には唸るものがあって、女優として相当な素質を持っている気がします。
そして、2016年最後の46枚目「ハイテンション」までは、高い人気を集める表題曲MVがあったんですが、2017年に入ってからは、思うように再生数が伸びず、苦しい展開になっています。
NGT48「世界はどこまで青空なのか?」は、MV公開初日の再生数が16.5万回で、ツイッターで、前作「青春時計」14.8万回を越える好調なスタートと呟いたら、山戸結希監督映画『おとぎ話みたい』の公式アカウントがリツイートして下さって、ちょっと驚きました。
「世界はどこまで青空なのか?」MVの監督が山戸結希さんなので、そのつながりかと思いますが、私のツイートは大抵が数字の行列で(笑)、目についた威勢の良い情報をさらっと書いただけだったので、慌ててデータを見直して、間違いないか確認しました。
ただ、公開1週間が過ぎた時点で調べると、再生数の平均増加速度は、上表のように5.4万回/日で、前作6.2万回/日より低くなっています。
若干気が重いんですが(笑)、初日の数字をツイートした以上、初週も載せた方が良かと思い、データを入れておきました。
まあ、1週目のMV再生数は、既存ファンの数で決まるので、作品としての勝負は、これからかと。
Hot100「国内動画再生回数」は以下の通りです。
(表6) Billboard JAPAN Hot100「国内動画再生回数」ランキングにおけるAKB48Gシングル表題曲の順位帯分布
# 表記法は(表2)と同じ
#「圏外」 は100位以内に入っていないことを示す
#「s」は公開されているMVがショートバージョンとの意味
AKB48
00回 圏外 @ 03週前(3週前) 00/00-00-00-00-00 11月のアンクレット*[s]
05回 29位 @ 10週目(4週前) 00/00-03-01-01-00 #好きなんだ
09回 15位 @ 23週目(4週前) 00/01-03-00-04-01 願いごとの持ち腐れ
00回 圏外 @ 34週目(3週前) 00/00-00-00-00-00 シュートサイン[s]
12回 04位 @ 51週目(3週前) 03/04-04-01-02-01 ハイテンション
04回 22位 @ 62週目(4週前) 00/00-01-02-00-01 LOVE TRIP
AKB48姉妹グループ
00回 圏外 @ 14週目(4週前) 00/00-00-00-00-00 NMB48 まさかシンガポール
00回 圏外 @ 45週目(4週前) 00/00-00-00-00-00 NMB48 僕以外の誰か[s]
00回 圏外 @ 16週目(3週前) 00/00-00-00-00-00 SKE48 意外にマンゴー[s]
00回 圏外 @ 14週目(2週前) 00/00-00-00-00-00 HKT48 キスは待つしかないのでしょうか?
00回 圏外 @ 30週目(4週前) 00/00-00-00-00-00 NGT48 青春時計
AKB48では、やはり「ハイテンション」が、TOP10入り3回、TOP20入り4回、100位以内12回ランクインと、一番良い成績を残しています。
一方、姉妹グループは、NMB48「まさかシンガポール」のように、YouTubeの再生数では、一定の数字を稼ぐMVがあるものの、100位以内にランクインする曲がほとんどありません。
48姉妹グループの楽曲指標をチェックすると、この「国内動画再生回数」ランキングで、とくに厳しい数字が並んでいて、この辺の数字を何とか改善することが、まず必要じゃないかと思います。
ここまでは、各グループのシングル表題曲に関して、MV人気を取り上げましたが、次は、iTunes Store トップソングの順位推移から、配信人気を調べていきます。
まずは、乃木坂から。
(表7) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂46シングル表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布
凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数_F50位以内に入った日数; 確認できた最高順位) 曲名
# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 配信開始から2017/11/14(火)までのデータを示している
#「*」は、現在もランクイン日数を伸ばしつつある曲
14-11-02-05-01 / 19-02-00 [000] (054日/054_F33; 3位)* いつかできるから今日できる
08-02-06-05-02 / 24-31-16 [011] (094日/105_F23; 4位) 逃げ水
09-07-14-13-10 / 49-56-41 [046] (199日/245_F53; 4位)* インフルエンサー
07-09-14-18-22 / 53-39-10 [206] (172日/378_F70; 3位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-18-21 [405] (078日/483_F26; 8位) 裸足でSummer
MV人気では、「インフルエンサー」がトップで、「いつかできるから今日できる」が、それを追いかけている印象ですが、iTunesトップソングを眺めると、最新曲がTOP10入り14日、TOP20入り25日と、上位への食い込みで、他を圧倒している感がある。
ただ、50位以内のランクインでは、「インフルエンサー」53日、「サヨナラの意味」70日に対して、「いつかできるから今日できる」は33日に留まっている。
現在の順位は、50位を割り込んでいるので、注目を集める大型音楽祭での披露など、何らかのブーストがなければ、この2曲には届かない可能性がある。
「いつかできるから今日できる」は、配信開始の時期を、それを主題歌とする映画『あさひなぐ』、さらにフルバージョンMVの公開に重ねたこともあって、順調に上位ランクインを続け、4週目くらいまでは、歴代表題曲の中で、圧倒的な優位を保っていました。
(表8) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂46シングル表題曲の週単位の順位帯分布
凡例
配信後経過週数
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 日付期間
いつかできるから今日できる
逃げ水
インフルエンサー
サヨナラの意味
裸足でSummer
# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「配信後経過週数」は、配信日から次の日曜までを「1W」、翌月曜から次の日曜までを「2W」と順に数えている
#「サヨナラの意味」「裸足でSummer」の「日付期間」年度は2016年
02W
4-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 09/25(月)01(日)
3-2-2-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/07(月)13(日)
4-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03/20(月)26(日)
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/07(月)13(日)
1-6-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/25(月)31(日)
04W
4-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 10/09(月)15(日)
0-0-1-1-2 / 3-0-0 [0] : 08/21(月)27(日)
0-0-6-1-0 / 0-0-0 [0] : 04/03(月)09(日)
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 11/21(月)27(日)
0-0-0-4-3 / 0-0-0 [0] : 08/08(月)14(日)
06W
0-0-0-1-1 / 5-0-0 [0] : 10/23(月)29(日)
0-0-0-0-0 / 5-2-0 [0] : 09/04(月)10(日)
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 04/17(月)23(日)
0-0-0-0-6 / 1-0-0 [0] : 12/05(月)11(日)
0-0-0-0-0 / 2-5-0 [0] : 08/22(月)28(日)
08W
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 11/06(月)12(日)
0-0-0-0-0 / 0-7-0 [0] : 09/18(月)24(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 05/01(月)07(日)
0-0-0-3-0 / 4-0-0 [0] : 12/19(月)25(日) ※23日(金)『MステSUPERLIVE』
0-0-0-0-0 / 1-5-1 [0] : 09/05(月)11(日)
09W
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [0] : 11/13(月)14(火)
0-0-0-0-0 / 2-5-0 [0] : 09/25(月)01(日)
0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0] : 05/08(月)14(日)
0-0-2-2-3 / 0-0-0 [0] : 12/26(月)01(日) ※31日(土)『NHK紅白歌合戦』
0-0-0-0-0 / 0-1-4 [2] : 09/12(月)18(日)
しかし、配信5、6週目あたりから、徐々に「インフルエンサー」の順位推移と並ぶようになり、8、9週は、MステSUPERLIVEと紅白のステージによって、急上昇開始した「サヨナラの意味」に引き離される形になる。
もちろん、これから続々と開催される年末大型歌謡祭で、「いつかできるから今日できる」を連続披露すれば、順位が再浮上する可能性があります。
ただ、『ベストヒット歌謡祭』で「インフルエンサー」をパフォーマンスしたように、前々作のダンス曲が軸になる雰囲気が漂い始めている。
「いつかできるから今日できる」を、大箱会場で生歌披露するのが難しいことに加え、楽曲指標に関して、配信初期のiTunesトップソング順位推移を除けば、近年もっと良い数字が出ているのは「インフルエンサー」なので、乃木坂運営が、映画『あさひなぐ』主題歌ではなく、春シングル表題のダンスナンバーを選択する確率は高い気がします。
次に、欅坂の配信成績を。
(表9) iTunes Store トップソングにおける、欅坂46シングル表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布
# 表記法は(表7)と同じ
16-05-00-00-00 / 00-00-00 [000] (021日/021_F021; 1位)* 風に吹かれても
14-04-04-05-12 / 65-47-45 [028] (196日/224_F039; 1位)* 不協和音
12-16-22-19-09 / 64-43-40 [125] (225日/350_F078; 2位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 29-67-33 [319] (143日/462_F014; 3位) 世界には愛しかない
47-40-46-53-81 / 265-56-00 [00] (588日/588_F267; 1位)* サイレントマジョリティー
MV人気と同じく、iTunesトップソングの順位推移においても、「サイレントマジョリティー」は別次元の人気を見せています。
ただ、それ以外に目を向けると、乃木坂の最新曲と同じく、「風に吹かれても」が、TOP10入り16日と、「不協和音」14日を凌ぐ数字を記録している。
時間経過による推移を見ると、現在、配信4週目の途中ですが、依然として、高い順位に留まり、勢いは衰えていない。
(表10) iTunes Store トップソングにおける、欅坂46シングル表題曲の週単位の順位帯分布
# 表記法は(表8)と同じ
風に吹かれても
不協和音
二人セゾン
世界には愛しかない
サイレントマジョリティー
#「二人セゾン」「世界には愛しかない」「サイレントマジョリティー」の「日付期間」年度は2016年
01W
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 10/25(水)29(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/05(水)09(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/30(水)04(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/10(水)14(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/06(水)10(日)
02W
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 10/30(月)05(日)
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/10(月)16(日)
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 12/05(月)11(日)
1-2-4-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/15(月)21(日)
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/11(月)17(日)
03W
3-4-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/06(月)12(日)
2-4-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/17(月)23(日)
0-7-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 12/12(月)18(日)
0-0-0-1-1 / 5-0-0 [0] : 08/22(月)28(日)
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/18(月)24(日)
04W
1-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/13(月)14(火)
0-0-1-1-5 / 0-0-0 [0] : 04/24(月)30(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 12/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 08/29(月)04(日)
6-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/25(月)01(日)
iTunesトップソングの順位推移において、乃木坂の「いつかできるから今日できる」が失速感を見せ始めたのは、配信6週目あたりからです。
従って、今しばらく様子を見ないと、「風に吹かれても」の好調さが配信初期に限定されるのか、それとも長く続くのか、判断できません。
ただ、乃木坂19枚目と欅坂5枚目は、いずれもオリコンCDセールスがやや精彩を欠くにも関わらず、少なくとも初期の配信人気が高いという共通した特徴を持っている。
音楽配布ツールとしてのCDが、急速に需要を失い、ダウンロードなどにシフトしている時代状況が、オリコンの数字を伸び悩ませ、iTunesトップソングの順位を押し上げているのかもしれません。
最後に、AKB48G。
(表11) iTunes Store トップソングにおける、AKB48Gシングル表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布
# 表記法は(表7)と同じ
# 同一曲の複数配信元の中で、もっとも成績の良いものを載せている
#「青春時計」は「Special Edition」が唯一の配信元
AKB48
00-02-02-00-03 / 03-04-03 [060] (17日/077_F07; 16位) #好きなんだ (TypeA)
00-01-01-03-03 / 09-13-07 [135] (37日/172_F08; 20位) 願いごとの持ち腐れ (TypeA)
00-01-02-01-02 / 11-05-12 [216] (34日/250_F06; 18位) シュートサイン (TypeA)
02-02-02-00-01 / 28-17-13 [299] (65日/364_F07; 03位) ハイテンション (TypeA)
02-03-01-01-02 / 05-06-02 [419] (22日/441_F09; 07位) LOVE TRIP (TypeA)
AKB48姉妹グループ
00-00-00-00-00 / 00-00-05 [107] (05日/112_F00; 154位) NMB48 まさかシンガポール (TypeN)
00-00-00-00-00 / 03-03-02 [321] (08日/329_F00; 56位) NMB48 僕以外の誰か (TypeA)
00-00-00-00-01 / 03-00-01 [114] (05日/119_F01; 47位) SKE48 意外にマンゴー (TypeA)
00-00-00-00-00 / 02-01-01 [101] (04日/105_F00; 64位) HKT48 キスは待つしかないのでしょうか? (TypeA)
00-02-01-04-00 / 06-01-02 [202] (16日/218_F07; 14位) NGT48 青春時計
AKB48は、2016年までの表題曲は、最高順位が10位以内をマークし、200位以内ランクインも「ハイテンション」が65日を記録するなど、一定の楽曲人気を維持していました。
しかし、2017年に入ると、「シュートサイン」「願いごとの持ち腐れ」「#好きなんだ」のいずれも、TOP10入りが出来ず、200位以内ランクインも40日を切る数字が並んでいる。
MV人気と同じく、配信人気も、この1年で急速に下落した印象があって、50枚目「11月のアンクレット」で巻き返しを図りたいところです。
姉妹グループについては、NGT48「青春時計」が、最高14位、200位以内16日と、突出して良い成績を残しています。
デビュー曲に対する期待感が、順位を押し上げた面はあるかもしれませんが、2枚目表題曲「世界はどこまで青空なのか?」が、その数字を越えていけるかどうか、注目されます。
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