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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

「インフルエンサー」MVは再生数400万突破も国内人気に足踏み感、別印象だったMステのダンス [18Mar17]

2017-03-18 02:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月18日(土) [CD特典] 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントのAコース『乃木坂メンバーとゲーム!会』を都内某所で開催。応募券3枚による抽選申し込みで、各メンバーに対して5名の定員
03月18日(土) [TV_地デ] 14:30〜16:25 テレビ朝日『世界VS日本 オモシロCM全部見せます!』に、高山一実が出演
03月18日(土) [TV_CS] 17:00〜18:30 MUSIC ON! TV『M-ON! LIVE 乃木坂46「乃木坂46 真夏の全国ツアー2013」』
03月18日(土) [Web] 20:00〜 ニコニコ生放送『乃木坂46 秋元真夏写真集発売記念!軍団員から感謝の特番〜真夏さんありがとう〜』に、秋元真夏、相楽伊織、鈴木絢音、渡辺みり愛が出演。番組サイト http://live.nicovideo.jp/watch/lv293169136
03月18日(土) [TV_地デ] 24:58〜 TBS『CDTV』のゲストライブコーナーに、乃木坂が出演し、「インフルエンサー」をパフォーマンスする模様

03月19日(日) [TV_CS] 21:00〜23:00 MUSIC ON! TV『乃木坂46特集』
03月19日(日) [TV_CS] 23:00〜24:30 MUSIC ON! TV『M-ON! LIVE 乃木坂46「真夏の全国ツアー2014 Final!@明治神宮野球場」』

03月20日(月) [TV_CS] 19:00〜20:30 MUSIC ON! TV『M-ON! LIVE 乃木坂46「乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE 2015.2.22 SEIBU DOME」』
03月20日(月) [TV_CS] 20:30〜22:30 MUSIC ON! TV『乃木坂46特集』
03月20日(月) [TV_地デ] 21:30〜21:55 NHK Eテレ『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子が出演
03月20日(月) [TV_BS] 24:00〜24:49 NHK・BS1『開眼ラボ』に、高山一実が出演

03月22日(水) 乃木坂46の17枚目シングル「インフルエンサー」発売

03月25日(土) [イベント] 『東京ガールズコレクション 2017 SPRING/SUMMER』に、「乃木坂 46 SHIBUYA109 福神 Produced by TGC」がモデルとして登場。メンバーは、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、若月佑美の10名
03月25日(土) [ラジオ_FM] 11:00〜11:55 エフエム秋田『秋田銀行Presents 乃木坂46学校〜1日だけの特別授業〜』に、秋元真夏と生駒里奈が出演
03月25日(土) [TV_地デ] 18:00〜 フジテレビ『MUSIC FAIR」に、乃木坂が出演して、「インフルエンサー」を披露

03月27日(月) [TV_地デ] 21:30〜21:55 NHK Eテレ『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子が出演

03月30日(木) [TV_地デ] 19:00〜21:57 TBS 『CDTV春スペシャル 卒業ソング音楽祭2017』が、幕張メッセ国際展示場11ホールで開催され、乃木坂46が参加。「サヨナラの意味」をパフォーマンスする予定

(写真集)
02月28日(火) [Book] 秋元真夏の1stソロ写真集『真夏の気圧配置』が、徳間書店より発売。ニューカレドニアでロケを行い、「天国に一番近い島」ウベア島での水着ショットあり
03月08日(水) [Book] 桜井玲香の1stソロ写真集『自由ということ』が、光文社から発売。マレーシアで撮影

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



テレビ朝日『MUSIC STATION』で初披露した「インフルエンサー」、全体としてまとまっていて、なかなか良かったんじゃないでしょうか。

極めて難度の高いダンスを、テレビで初披露する番組が、生放送のMステというのは、相手にとって不足はないというか、不安マックスというか(笑)、固唾を飲んで観ていましたが、第1関門を何とか合格点で乗り切った感じで、プロモーションとして、幸先の良いスタートを切ったと思います。

ただ、ダンスの印象としては、MVに映っているのとはかなり異なる、別タイプの踊りになっている気がしました。

MVのダンスは、メリハリが強調され、腕や脚を使って、高速で小刻みな「動き」とキレのある「止め」を繰り返すことで、パワフルで、リズミカルな踊りに仕上がっている。

一方、Mステのステージでは、ダンスがより大きく、よりダイナミックになっていて、さらに、「止め」ではなく、「流す」ことで、女性的な優美さが演出されている。

その結果、MVで披露されている男性的なパワーダンスというよりは、柔らかい、流れるような「舞踏」という印象を受けます。

高速で小刻みな「動き」とキレのある「止め」を実現するには、強い筋力が必要ですが、短期間で身につけるのは無理なので、ダンスの方向性を、男性的なイメージから女性的なものに変え、今の乃木坂メンバーが踊りやすい振り付けにしたのかもしれません。


そうであれば、現実に即した判断で、フリの「揃い」には物足りない部分があって、バタバタ感はあるものの(笑)、フォーメーション変化を多く取り入れた、アピールポイント満載のダンスになっていたと思います。

また、女性的なイメージを中心に据えたことで、乃木坂メンバーのビジュアルがより生きる形になっていて、エロチシズムを感じさせる大人っぽい雰囲気も出ていました。

MVにおける直球勝負のハイレベルダンスを、消化不良のまま披露するよりは(笑)、こちらの方が、乃木坂の良さを引き出す気がします。


しかし、MV中盤、伊藤万理華のダンスを観たときに感じた「すげぇ〜!」というインパクトは乏しくなっている。

「乃木坂はここまで踊れるんだ」という衝撃を、視聴者に与えることを目指していたのだとすれば、目標の高さに付いて行けず、より「無難な」ダンスに変更してしまったという、厳しい見方もあります。

Mステのパフォーマンスは、「美しい」や「セクシー」という印象は受けるけど、鳥肌が立つような「カッコいい!」という言葉は、あまり浮かばなかった。

やはり、今までの乃木坂を越えた、別次元のダンスを披露するには、もっともっと練習を積んで、基礎的な筋力とスキルを身につけ、上手いメンバーを前に出す、ダンス選抜を組んで挑むしかないのでしょう。


さて、17枚目シングル「インフルエンサー」は、アンダー曲「風船は生きている」と3期生曲「三番目の風」のフルバージョンMVが公開され、表題1曲とカップリング4曲に付けられている、5つのMVがすべてお披露目されました。

また、CDリリースの1週間前に当たる、15日水曜から、iTunes Store において、収録7曲をまとめた「Special Edition」の「先行配信」が始まっています。

さらに、今夜のMステを皮切りに、明日深夜はTBS『CDTV』のゲストライブ、来週25日土曜には、フジテレビ『MUSIC FAIR』での番組ライブが予定されていて、いよいよ発売に向けて、新曲キャンペーンが本格化してきました。


今回、CDセールスの方では、オリコン累計でのミリオンが一つの「見所」になっていますが、それ以上に重要なのは、各種の楽曲セールスが、橋本奈々未が乃木坂を去った直後、どのうように変化するかという点です。

グループの中軸を長く務めた超人気メンバーの「卒業」を期に、全体人気が低落し始めるのは、アイドルの世界ではよくあることで、とりわけ、「卒業」をイベント化して、セールスを盛り上げた場合は、「祭りの後」、ファン心理が冷え込んでしまう心配がある。

乃木坂がポストななみん時代に、さらなる発展を遂げるためには、この「卒業」直後の危険な時間帯を、上手く乗り切る必要があります。


楽曲人気は、ライトファンの動向を反映するため、グループ人気の上昇あるいは下降が、最初に表れる傾向がある。

「インフルエンサー」は、踊りをメインディッシュにした、久しぶりのダンスナンバーで、それゆえ、まず注目したいのは、MV人気です。

限られた練習時間の中で、難しいダンスに敢えて挑戦しているのに、MV人気が伸び悩むようであれば、メンバーの筋肉痛になりながらの頑張りが報われないですし(笑)。


ということで、まずは、「インフルエンサー」MVの再生回数推移と Billboard JAPAN Hot100 の「国内動画再生回数」順位を、「サヨナラの意味」「裸足でSummer」と並べてみました。

(表1) 乃木坂17、16、15枚目表題曲MVの再生回数推移

凡例
「曲名」MV形態
対象週における再生回数の1日平均での増加速度 (週終わりの再生回数/+対象週に積み上げた再生回数) [M] 対象週におけるBillboard JAPAN Hot100 「国内動画再生回数」順位 @ MV公開からの経過週数 : 対象週の期間
========== 日単位推移 ==========
対象日における再生回数の増加速度 (日終わりの再生回数) @ MV公開からの経過日数 : 対象日の日付

#「再生回数」はすべて万回単位
# ここにおける「週」は、月曜で始まり、日曜に終わる7日間を指す
#「01W」は、公開日から最初の日曜までで、「02W」は、その次の月曜から日曜
#「01D」は、公開日のことで、「02D」は、その翌日
#「※」は、CD発売日を含む週を示している

「インフルエンサー」fulll ver. MV
52.7万回/日 (197.7/+197.7) [M]007位 @ 01W : 03/02(木)05(日)
21.2万回/日 (345.9/+148.2) [M]007位 @ 02W : 03/06(月)12(日)
========== 03Wの日単位推移 ==========
18.9万回/日 (364.8) @ 012D : 03/13(月)
14.0万回/日 (378.8) @ 013D : 03/14(火)
15.5万回/日 (394.3) @ 014D : 03/15(水)
15.8万回/日 (410.0) @ 015D : 03/16(木)

「サヨナラの意味」fulll ver. MV
43.3万回/日 (119.1/+119.1) [M]024位 @ 01W : 10/21(金)23(日)
16.4万回/日 (234.0/+114.9) [M]005位 @ 02W : 10/24(月)30(日)
10.6万回/日 (308.3/+074.3) [M]015位 @ 03W : 10/31(月)06(日)
07.0万回/日 (357.2/+048.9) [M]034位 @ 04W : 11/07(月)13(日) ※
05.8万回/日 (398.0/+040.8) [M]050位 @ 05W : 11/14(月)20(日)

「裸足でSummer」fulll ver. MV
24.0万回/日 (066.1/+066.1) [M]100外 @ 01W : 07/08(金)10(日)
12.5万回/日 (153.8/+087.7) [M]003位 @ 02W : 07/11(月)17(日)
12.3万回/日 (239.6/+085.8) [M]006位 @ 03W : 07/18(月)24(日)
08.1万回/日 (296.2/+056.6) [M]017位 @ 04W : 07/25(月)31(日) ※
07.8万回/日 (350.5/+054.3) [M]018位 @ 05W : 08/01(月)07(日)


「インフルエンサー」MVは、3月2日(木)、YouTubeに公開され、現在、3週目ですが、1、2週目の再生数増加スピードは、「サヨナラの意味」「裸足でSummer」を上回り、CD発売前に、なんと400万回を突破しています。

非常に勢いがあって、高いMV人気を窺わせる数字なんですが、少し気になるのが、Hot100「国内動画再生回数」の順位が、ベスト5に入っていないことです。

とくに、公開2週目は、「サヨナラの意味」3位、「裸足でSummer」5位と、15、16枚目が最高順位をマークし、ベスト5に入っているのに、17枚目の「インフルエンサー」は7位に留まっている。


ところが、2週目の積み上げ再生回数を調べると、15枚目は87.7万回、16枚目114.9万回、17枚目は148.2万回と、シングルごと、着実に上昇しています。

順位は相対的なものなので、人気アーティストのMV公開がかち合うと、上位に食い込むのは難しくなります。

ただ、1週間に148.2万回も視聴されて、7位というのは、さすがに低い印象がある。


シングルごとの再生回数アップを考えると、あるいは、ここ1年くらいで、海外の乃木坂ファンが急速に増え、その寄与分が大きいのかもしれません。

日本のYouTubeは、観ることの出来ない国があるようですが、一方で、視聴可能な国や地域もあると言われています。

また、握手会に参加する外国の方が、明らかに増えているようで、山崎怜奈は、最近、公式ブログに、中国語のメッセージを載せている。


海外のファンは、日本のテレビや雑誌を閲覧するのが難しいだろうから、ネットが主な情報源になっている筈で、新作MVの公開はビッグイベントになっていて、公開初期の再生数には、海外ファンによる視聴がかなり入っているのかもしれません。

この話に関連して、欅坂「世界には愛しかない」MVの、ちょっと面白いデータがあるので、以下に載せておきます。

(表2) 欅坂3枚目表題曲MVの公開4週目と19週目の再生回数推移

06.7万回/日 (294.3/+047.1) [M]032位 @ 04W : 08/01(月)07(日)
03.4万回/日 (734.2/+024.1) [M]007位 @ 19W : 11/14(月)20(日)


公開4週目の積み上げは47.1万回、一方、19週目は24.1万回で、2倍近い差があります。

しかし、Hot100「国内動画再生回数」の順位は、4週目が32位であるのに対して、19週目は7位と、後者が前者を遥かに上回っている。

つまり、4週目は19週目の2倍近い再生数を稼ぎながら、前者の順位は30位を割り込み、後者ではトップ10入りを果たしている。


欅坂も、乃木坂と同じく、海外ファンが増えているのは、十分考えられることで、MVを公開して間もない時期は、海外視聴の比率が高く、YouTubeに表示される再生回数の割に、「国内動画再生回数」の順位が伸びないのでしょう。

ただ、メディア露出の少ない海外では、新規ファンの誕生が、日本より遅く、MV公開から時間が経つと、ほとんどの既存ファンが動画を観終わってしまう。

その結果、公開から何ヶ月も経った頃には、国内視聴の比率が大きくなり、1週間の積み上げ再生数が初期より少なくとも、上位に食い込む場合があると考えれば、上手く説明出来ます。


もちろん、海外ファンが増えるのは大いに歓迎すべきことで、喜ばしい限りですが、それと同時に、国内での人気も上がって欲しいのは当然です(笑)。

「インフルエンサー」MVが、公開2週目に、Hot100「国内動画再生回数」7位というのは、発売前に累計400万回突破という華々しい数字を目にすると、やはり、少し物足りなさを覚えるものがあります。

さいたまスーパーアリーナでの『5th YEAR BIRTHDAY LIVE』で、「インフルエンサー」のステージパフォーマンスを披露しなかったように、17枚目は、若干、プロモーションが遅れている感があって、それがMVの国内人気に、あと一歩、火がついていない状況を生んでいるのかもしれません。

だとすれば、テレビ露出が本格化するこれから、MVに対する注目度も上昇する可能性があるわけで、今後の再生回数と順位に期待したいところです。


乃木坂の表題曲MVについては、Hot100「国内動画再生回数」の順位が、シングルごとに下がっているのが一つ心配ですが、それに加えて、(表1)の「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」が示すように、CDをリリースする週に、順位が跳ねないことも気になります。

というのも、欅坂は、跳ねているんですね。

(表3) 欅坂3、2、1枚目表題曲MVの再生回数推移

#「※」は、CD発売日を含む週を示している

「二人セゾン」fulll ver. MV
40.4万回/日 (0151.4/+151.4) [M]009位 @ 01W : 11/17(木)20(日)
19.9万回/日 (0291.0/+139.6) [M]010位 @ 02W : 11/21(月)27(日)
15.8万回/日 (0401.7/+110.6) [M]007位 @ 03W : 11/28(月)04(日) ※
15.8万回/日 (0512.1/+110.5) [M]005位 @ 04W : 12/05(月)11(日)
11.8万回/日 (0594.6/+082.4) [M]007位 @ 05W : 12/12(月)18(日)

「世界には愛しかない」fulll ver. MV
20.5万回/日 (117.8/+117.8) [M]015位 @ 01W : 07/12(火)17(日)
11.2万回/日 (196.0/+078.3) [M]008位 @ 02W : 07/18(月)24(日)
07.3万回/日 (247.2/+051.1) [M]021位 @ 03W : 07/25(月)31(日)
06.7万回/日 (294.3/+047.1) [M]032位 @ 04W : 08/01(月)07(日)
07.0万回/日 (343.6/+049.3) [M]016位 @ 05W : 08/08(月)14(日) ※

「サイレントマジョリティー」fulll ver. MV
18.8万回/日 (0089.3/+089.3) [M]012位 @ 01W : 03/16(水)20(日)
14.3万回/日 (0189.5/+100.3) [M]004位 @ 02W : 03/21(月)27(日)
13.9万回/日 (0286.9/+097.4) [M]008位 @ 03W : 03/28(月)03(日)
18.1万回/日 (0413.3/+126.5) [M]003位 @ 04W : 04/04(月)10(日) ※
24.1万回/日 (0581.9/+168.5) [M]001位 @ 05W : 04/11(月)17(日)
25.8万回/日 (0762.8/+180.9) [M]002位 @ 06W : 04/18(月)24(日)
32.5万回/日 (0990.0/+227.2) [M]001位 @ 07W : 04/25(月)01(日)
26.4万回/日 (1174.5/+184.5) [M]002位 @ 08W : 05/02(月)08(日)
19.6万回/日 (1311.5/+137.0) [M]002位 @ 09W : 05/09(月)15(日)
17.4万回/日 (1433.3/+121.8) [M]002位 @ 10W : 05/16(月)22(日)


乃木坂の表題曲MVは、近年、CD発売の3週前に公開がスタートするので、4週目にリリースという日程が定番になっています。

一方、欅坂は、「二人セゾン」が3週目、「世界には愛しかない」は5週目、「サイレントマジョリティー」4週目に、CDがリリースされ、シングルごとにマチマチです。

しかし、CDが発売された週に、Hot100「国内動画再生回数」の順位が前週よりアップするのは、共通している。


典型的な例が「サイレントマジョリティー」で、3週目に8位へ下がったものの、CDリリースの4週目に3位へ反転上昇、さらに翌5週目には1位を獲得して、ここから爆発的な快進撃が始まりました。

CDの発売週は、新曲キャンペーンが佳境に入る時期で、メディアもシングルの話題を取り上げてくれることが多いので、MV人気を含む楽曲人気を上昇させる絶好のチャンスと言えます。

欅坂は、このチャンスを上手く生かして、3枚のシングルすべてで、MV人気をアップさせているんですが、乃木坂は、15、16枚目と、それが出来ていません。


プロモーションの掛け方が問題なのか、MVの内容に改善の余地があるのか、あるいは両方なのか、その辺は分かりません。

ただ、「サイレントマジョリティー」のヒットを見ていると、MV人気の上昇は極めて重要で、その最大の鍵は、CD発売週における注目度アップにあるように思えます。

17枚目表題曲「インフルエンサー」も、公開4週目にCDが発売されますが、何とか、Hot100「国内動画再生回数」ランキングで上位に食い込むよう、頑張って欲しいですね。


一応、カップリング曲MVについて、公開最初の1週間における再生回数を載せておきます。

(表4) 乃木坂17、16枚目(C/W)曲MVの公開後1週間における再生回数

凡例
「曲名」MV形態 (収録されているシングルの番号)
対象週における再生回数の1日平均での増加速度 (週終わりの再生回数/+対象週に積み上げた再生回数) @ MV公開からの経過週 : 対象週の期間

#「再生回数」はすべて万回単位
# ここにおける「週」は、公開された曜日と時刻で始まり、次の同じ曜日と時刻で終わる7日間を指す
#「01w」は、公開された日時からきっちり1週間の期間

「意外BREAK」full ver. MV (17枚目)
12.1万回/日 (084.6/+084.6) @ 01w : 03/08(水)15(水)12:00

「Another Ghost」full ver. MV (17枚目)
11.4万回/日 (079.7/+079.7) @ 01w : 03/08(水)15(水)12:00

「あの教室」full ver. MV (16枚目)
07.7万回/日 (053.9/+053.9) @ 01w : 10/26(水)02(水)12:00

「2度目のキスから」full ver. MV (16枚目)
05.7万回/日 (040.1/+040.1) @ 01w : 11/02(水)09(水)00:00


「風船は生きている」と「三番目の風」のMVは、公開から1週間経っていないので、ここには載せていません。

最初の1週間を比べると、「意外BREAK」MVの再生回数増加速度が、「Another Ghost」を少し上回っています。

まあ、「上回っている」と言っても、0.7万回/日ほどで、ほぼ互角の人気と考えていいでしょう。

一方、16枚目のカップリング曲フルバージョンMVで、1週間以上公開されたのは「あの教室」と「2度目のキスから」だけですが、17枚目に収録された2曲の方が、再生数の増加速度は大きい。

しかし、上述したように、国内視聴が伸びているのかどうかは不明です。


次に、まだ配信開始から2日しか経ってませんが、 iTunes Store トップソングを見ておきましょう。

(表5) 乃木坂17枚目収録曲のiTunes Store トップソングにおける順位推移

凡例
公開1日目の順位→2日目の順位 曲名

#「200外」は、200位以内に入っていない圏外の意

005→004位 インフルエンサー
036→051位 意外BREAK
034→053位 Another Ghost
125→145位 風船は生きている
121→159位 三番目の風
137→200外 当たり障りのない話
164→200外 人生を考えたくなる


「インフルエンサー」の、現在確認できた最高順位は4位です。

ただ、最高順位以上に重要なのは、上位へのランクイン日数で、以下に、最近のシングルがどういう成績だったかを示しています。

(表6) 乃木坂17、16、15、14枚目表題曲の iTunes Store トップソングにおける配信4週目までの週単位の順位帯推移

凡例
曲名 (確認出来た最高順位 @ その順位を達成した配信後経過日数)
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過週数 対象週の日付期間 曲を披露したその週放送のテレビ番組

# 上記 A〜H と Z は、指定された週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「※」は、CD発売日を含む週を示している

インフルエンサー (最高4位 @ 2日目 : 2日経過時点)
2-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 03/15(水)19(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 03/20(月)26(日) ※
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 03/27(月)02(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04週目 04/03(月)09(日)

サヨナラの意味 (最高3位 @ 1日目)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 11/02(水)06(日)
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 11/07(月)13(日) ※
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 11/14(月)20(日)
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 04週目 11/21(月)27(日)

裸足でSummer (最高8位 @ 2日目)
4-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 07/20(水)24(日)
1-6-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 07/25(月)31(日) ※
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 08/01(月)07(日)
0-0-0-4-3 / 0-0-0 [0] : 04週目 08/08(月)14(日)

ハルジオンが咲く頃 (最高5位 @ 1日目)
2-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 03/23(水)27(日) ※
0-0-3-4-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 03/28(月)03(日)
0-0-1-2-4 / 0-0-0 [0] : 03週目 04/04(月)10(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 04週目 04/11(月)17(日)


トップ10(トップ20)へのランクインは「ハルジオンが咲く頃」が2日(5日)、「裸足でSummer」は5日(14日)、「サヨナラの意味」は7日(12日)でした。

シングルごとにトップ10に滞在する日数が増えていて、「インフルエンサー」は、8日以上のランクインが差し当たっての目標になります。

Mステへ20:00に出演した後、24:00時点でトップソングが6位に下がっていて、上昇する気配がないのは、かなり相当気になりますが(笑)、今後、音楽番組への集中出演など、新曲キャンペーンが本格化するので、勝負はこれからでしょう。



一方、カップリング曲に関しては、17枚目と16枚目の配信1週目の成績を、以下に並べてみました。

(表7) 乃木坂17、16枚目(C/W)曲の iTunes Store トップソングにおける配信1週目の順位帯

17枚目(C/W) 01週目 03/15(水)16(木)
0-0-0-1-0 / 1-0-0 [0] 意外BREAK
0-0-0-1-0 / 1-0-0 [0] Another Ghost
0-0-0-0-0 / 0-2-0 [0] 風船は生きている (u)
0-0-0-0-0 / 0-1-1 [0] 三番目の風
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [1] 当たり障りのない話
0-0-0-0-0 / 0-0-1 [1] 人生を考えたくなる (c)

16枚目(C/W) 01週目 11/02(水)06(日)
0-0-0-1-1 / 2-1-0 [0] ないものねだり
0-0-0-0-0 / 2-2-1 [0] あの教室
0-0-0-0-0 / 2-1-2 [0] 君に贈る花がない
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [2] 孤独な青空 (c)
0-0-0-0-0 / 0-2-2 [1] ブランコ (u)
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [3] 2度目のキスから


16枚目でトップ40に入ったのは「ないものねだり」だけですが、17枚目は「意外BREAK」と「Another Ghost」の2曲がランクインしています。

しかし、100位以内へのランクインで眺めると、16枚目が4曲入ったのに対して、17枚目は現在のところ2曲で、若干、勢いの乏しいスタートという印象がある。

もちろん、配信人気の全体像が見えるのは、まだまだ先の話ですが、あるいは、新曲キャンペーンの出遅れが響いているのかもしれません。


結局、17枚目の楽曲人気は、MVにせよ、配信にせよ、初期の段階では、強烈なスタートダッシュを切ったという感じではなく、あと一歩の迫力が足らない、やや脆弱な展開になっています。

ようやくステージパフォーマンスが披露されたので、今後、ぐいぐいとプロモーションを仕掛けて、どこか拭いきれない「出遅れ」感を吹き飛ばして欲しいところです。

楽曲に対する注目度は、音楽アイドルの人気を支える基盤なので、CDセールス以上に力を入れて、アップさせることを期待しています。

まあ、一番効果的なのは、素晴らしい楽曲と、魅力的なパフォーマンスなんですが(笑)。


ところで、「裸足でSummer」MVの累計再生回数が、今週の火曜日に1千万回を越えました。

乃木坂では、「制服のマネキン」に次いで2曲目の快挙です。

「制服のマネキン」MVに関してはデータがないので、比較のため、欅坂の3表題曲が、何日で大台に乗ったのか、以下に示しておきます。

(表8) 乃木坂15枚目、欅坂3、2、1枚目表題曲MVの1千万再生達成の軌跡

凡例
「曲名」MV形態
到達した累計再生回数 @ MV公開後経過日数 (公開からその累計再生回数に届くまでの時間/+1千万少ない回数からその累計再生回数に届くまでの時間) 1千万少ない回数からその累計再生回数に届くまでの1日平均増加速度 : その累計再生回数に届いた日時

「裸足でSummer」 full ver. MV
0000万回 @ 000D (000.0/+000.0日) 公開起点 : 2016/07/08(金)12:00
1000万回 @ 250D (248.6/+248.6日) 04.0万回/日 : 2017/03/14(火)02:15

「二人セゾン」 full ver. MV
0000万回 @ 000D (000.0/+000.0日) 公開起点 : 2016/11/17(木)12:00
1000万回 @ 065D (064.1/+064.1日) 15.6万回/日 : 2017/01/20(金)15:19

「世界には愛しかない」 full ver. MV
0000万回 @ 000D (000.0/+000.0日) 公開起点 : 2016/07/12(火)12:00
1000万回 @ 195D (193.8/+193.8日) 05.2万回/日 : 2017/01/22(日)06:15

「サイレントマジョリティー」 full ver. MV
0000万回 @ 000D (000.0/+000.0日) 公開起点 : 2016/03/16(水)12:00
1000万回 @ 048D (047.1/+047.1日) 21.2万回/日 : 2016/05/02(月)14:26
2000万回 @ 122D (120.6/+073.5日) 13.6万回/日 : 2016/07/15(金)03:32
3000万回 @ 227D (226.4/+105.8日) 09.5万回/日 : 2016/10/28(金)21:59
4000万回 @ 303D (301.6/+075.2日) 13.3万回/日 : 2017/01/12(木)03:33
5000万回 @ 356D (354.7/+053.1日) 18.8万回/日 : 2017/03/06(月)05:48


「裸足でSummer」MVは、公開250日目に、248.6日掛かって1千万回に辿り着いています。

一方、「二人セゾン」は65日目の64.1日、「世界には愛しかない」は195日目の193.8日、「サイレントマジョリティー」が48日目の47.1日で、いずれも、欅坂が早い段階で大台に到達したことが分かります。

やはり、欅坂のMV人気には圧倒的なものがあって、乃木坂も、何とか、そのレベルにまで人気を上げていきたいところです。


乃木坂ファンにとって、一つ良いお知らせがあって、「サヨナラの意味」MVの再生数は、「世界には愛しかない」 より早く1千万回に辿り着きそうです(笑)。

(表9) 乃木坂16枚目表題曲「サヨナラの意味」MVの再生回数推移と1千万回到達の予想日時

凡例
「曲名」MV形態
対象週における1日平均の再生回数増加速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週での積み上げ再生回数) @ MV公開後経過週 : 対象週の期間
========== 日単位推移 ==========
対象日における再生回数増加速度 (日終わりの累計再生回数) @ MV公開後経過日数 : 対象日の日付

[予想]
想定する1日平均の再生回数増加速度 → 1千万回 @ MV公開後経過日数 : 1千万回に到達する予想日時

# 再生回数はすべて「万回」単位

「サヨナラの意味」fulll ver. MV
05.1万回/日 (887.5/+035.9) @ 19W : 02/20(月)26(日)
04.4万回/日 (918.5/+031.0) @ 20W : 02/27(月)05(日)
04.3万回/日 (948.8/+030.3) @ 21W : 03/06(月)12(日)
========== 22Wの日単位推移 ==========
04.2万回/日 (953.0) @ 144D : 03/13(月)
03.4万回/日 (956.4) @ 145D : 03/14(火)
03.4万回/日 (959.7) @ 146D : 03/15(水)
03.4万回/日 (963.2) @ 147D : 03/16(木)

[予想]
04.0万回/日 → 1千万回 @ 157D_156.5日 : 03/26(日)11:26
03.5万回/日 → 1千万回 @ 158D_157.8日 : 03/27(月)18:43
03.0万回/日 → 1千万回 @ 160D_159.5日 : 03/29(水)12:25
02.5万回/日 → 1千万回 @ 162D_161.9日 : 03/31(金)22:47


前回記事には、「インフルエンサー」発売週の週末くらいに、「サヨナラの意味」MVの再生数が1千万回に届きそうと書いたのですが、今週に入って増加速度がやや落ち気味で、上表予想のように、少し先になる可能性が高くなってきました。

MVの主役である橋本奈々未が乃木坂を去り、ファンの気持ちが17枚目に向かっていく中、「サヨナラの意味」に対する関心が徐々に薄れてきたのかもしれません。

「忘れる」というメカニズムは、悲しいことを乗り越えるためには必須のもので、それが機能しているために再生数の伸びが鈍ったのだとすれば、むしろ健全な話と言えるでしょう。


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