ポストあまちゃん、といっても「あまちゃん」の後番の「ごちそうさん」の話で
はありません。これも週刊誌有効利用の巻のその三。写真の左側が「週刊
ポスト」掲載記事、右は毎日新聞の一昨日の「特集」頁です。
ポストの「特集」はこの号が第3弾とか、「ネタバレ」が狙いだそうで、ならばすべ
て「こうなる!こうなる?」という未来予想形。「予想」の行く着く先は「3・11」で、
その内容をどう予想するか、予想する人の「3・11観」とでもいうべきものが反映し
ているのではないでしょうか。
その「3・11観」は現代観であり、社会にたいする見解、政治にたいする認識に
も底通しています。ですから「ポスト編集子」が「いまや酒場の話題といえば、アベ
ノミクスでも参院選でもなく、朝ドラ一色」、と特集の「リード」に書いていますが、豈
図らんや!「あまちゃん論議」を通じて現代社会・政治を語っているのかも知れま
せんよ。
その点で、「毎日」の特集で中林さんが、
“ 経済第一主義に代わるものは、と言われてもなかなか答えが出せない。そ
こへ、このドラマは「純粋に人を喜ばせる、人から喜ばれることって大事なん
じゃないか」というメッセージを投げかけています” と述べ、
“ 「喜ばれる国になる」という道があるんじゃないかと” と論を進めています。
これは、良い!と思います。(太字はkaeru)
話は飛びますが、日本国憲法が目指す国づくりをスローガン的にいえば、
「国民に喜ばれ、アジア周辺国に喜ばれ、世界に喜ばれる日本に」ということ
ではないのでしょうか。
そんな思いを抱き、明日からの「あまちゃん」を楽しみましょう。