ルビーとフーラは犬と猫

愛犬ルビーと愛猫チニタ。罰や「NO!(ダメ)」を一切使わず彼らと楽しく暮らす為の勉強をしています。

チニタ、初の病院へ!

2012-08-17 09:49:27 | チニタの日常

チニタ、初の動物病院へ行ってきました。

キャリーに入る練習は十分とは言えない状態だったけれど、
数日前から鼻の付け根が腫れていて気になったので、
チニタの私達に対する普段の様子を見て大丈夫だろうと判断し、
連れて行ってみました。
マイクロチップや血液検査の事もあるし、
いずれ行かなくてはならない病院だし、という事で。

キャリーに入った直後、数回出たそうに鳴きましたが、
その後は静かにしていました。
静かだけれど、落ち着いていたというより警戒して身を固くしていた感じ。
車の後部座席にキャリーを置いて、
隣にはこの数か月、ほとんど我が家に宿泊状態の姉が付き添ってくれました。
(チニタはすでに姉にもベタベタです。)

病院に着くと、これまた運の悪いことにちょっと混んでる。
待ち時間が長くなっちゃうとチニタきついかな~、と思いながら、
部屋の外れで
「チニタおりこうさんだねえ」
と穏やかに声をかけながら過ごしました。


順番が来て、診察室には姉は入らず、私のみ。

チャーリーママさんのところで病院に行った時のお話しでは、
診察室でとっても暴れたようなので、
そういう事を含めて、チニタの生い立ち・これまでの経緯を先生にお話しして、
じゃあ診察の仕方は様子をみて対応しましょう、という事になりました。

話している間、キャリーのフタの部分から手をいれてずっと撫でていたのですが、
結構落ち着いていたので、そのままひょいっとキャリーから出して体重測定。
チニタ君、3.6kg。

体重測ってたと思ったら先生はいつのまにかエリザベスカラーを手にしていて、
スーっと手品のようにチニタの首に装着。
チニタも(私も^^;)あれれれー?と目をパチクリさせている間にカラー装着してました。^^;
先生やっぱり凄いなあ。
もっと先生の動き良く見ておけばよかった~。

知らない人をまだ怖がるかもしれないので、保定は私がやらせて頂いた方がいいかも、
とお伝えしてあったのですが、
足の血管からの採血の保定はやっぱり看護師さんがやった方がいいという事になり、
お任せしました。
緊張の面持ちとは言え、横に寝かせられても暴れず鳴かず、
されるがままのチニタ。
そのままマイクロチップも装着。
私はずっと
「チニタすごいねえ~。おりこうさんだねえ。」
と声掛けてました。

先生何度もチニタの事をフーラちゃんフーラちゃん、って呼び間違え。^^
「私が連れてくる猫 = フーラ」
になるほど、先生の中でもフーラの印象が強かったのだろうなあなんて、
がんばって病院通いしていた日々を思い出してしまいました。

診察終わって、血液検査はFeLV、FIVともに陰性。
よかった~♪
鼻の腫れは、もしかしてどこかにぶつけた?^^;
なんて可能性も高そうなのと、
ワクチン接種してるかどうか定かではなかったのとでちょっと様子見する事になりました。

さて、帰ってきてからのチニタはどうなるのかな、、、
と思っていたら、
部屋に着いてキャリーから出したとたん、
初めて我が家に来たときの様に腰を落として歩きながらPC部屋の隅~ソファの後ろに隠れてしまいました。

ドヨ~ン・・・。^^;

まあ仕方がない、警戒心芽生えない方がおかしいと思うし。

その後買い物に出て2,3時間後に帰ってきてみると、
なんとなく疑りぶかそうな顔で出てきて、
それでもご飯を食べて、少し私達の様子をじっと観察して、
夜には足にスリスリチニタに戻っていました。

でも!
夜はこれまた久しぶりにトースターの後ろに入って寝てた。^^;

夫がボソっと
「やっぱり少し心に傷を負ちゃったんだね。」
と。

そうだねえ。
あんなにスリスリゴロゴロベタベタのチニタだけれど、
野良さん出身の繊細さも持ち合わせているんだよねと
改めて話した夜でした。

でも、彼の天性の賢さというか乗り越える力というか、、、。
次の日からチニタはすっかり元通り。
いつもの様にPC部屋にいる私の背中の後ろで眠って、
暑くなると床に降りてルビーと同じ格好しながら寝てます。
夜は枕元かケージの自分のベッドの中。
(不思議なんですよね~。
ルビーと同じ方向向いて寝ていて、ルビーが寝返りうって逆方向向くと、
しばらくしてチニタも同じ方向に寝返りうつんです。)


このエントリーを書いている最中の2匹

あ!今また私の背中の後ろに飛び乗ってきた!



人好きな天真爛漫さと繊細さを併せ持つかわいいヤツ、チニタです。


本の紹介:ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック

2012-08-15 06:20:03 | 読みもの

 
犬の「行動学」や「行動分析学」の本を読んで、ある程度知識を得ても、
そして毎日犬と一緒に生活していても(!)
それだけで犬を見る目が養われるわけではないなあといつも思います。

ルビーに出会って毎日一緒にいて、
お散歩に行ったり友達犬に会ったり、
お散歩トレーニングに参加させて頂いたり・・・
いつでも自分の目の前に犬がいるのに、その犬のどこをどう見ればいいのか
実はいまだによくわかっていなかったりするのです。orz
 
そんな私に天の助け(?)
 
『ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック:
犬の行動シミュレーション・ガイド』
 
dog actually」の藤田りか子さんの記事に時折登場し、ライオンにクリッカートレーニングを行っている
ヴィベケ・リーセさんの本です。
 
犬のほんの一瞬の表情・動作(ボディランゲージ)を細かく写真で切り取り、
その意味や飼い主のとるべき行動を細かく説明してくれています。
 
もちろん犬によってボディランゲージに癖があるでしょうから、全ての犬に当てはまる、という例は少ないとは思いますが、
”ある犬の場合”の事だけでもわかるようになると、
比較してみて自分の犬の場合の事もだんだんとわかるようになる、、、というか。
 
(一卵性双生児の片方の子ばかり見ていたら、
ある日突然もう一人の方をみても見分けがつくみたいに・・・。
ってちょっと違うか?^^;)
 
少なくとも、犬がどんな時にどんなシグナルを出す可能性があって、
体のどの部分に注目すればいいのかが具体的にわかるだけでも、
とても助けになります。
 
そしてさらなる助けになるのは、
叱り(リードショックや大声で怒鳴るなどの罰)を使わずに、
犬にわかるボディランゲージで制する方法を教えてくれているということ。
 
犬の感情に(気づかずに)応えないというだけでもその子との間に齟齬が生じるのに、
その上さらに叱ってしまったりしたら、飼い主に警戒心を持つようになる可能性があります。
犬が好きという方なら誰でも犬に好かれたい(警戒されたくない)ですよね。
 
いずれ私たちは自分の犬を見送ります。
その時、大声で怒鳴られたその声で、犬は安心を得る事ができるでしょうか。
叩いたりリードショックをしたりした飼い主の腕の中で
犬は安らかに旅立つ事ができるでしょうか。
そう思うとやはり叱り(罰)ではない方法で犬を導きたい、
そう思います。
 
前エントリーで書いたこと。
 
「自分の犬を見ながら理解を深め、
犬に応え、導いていけるようになりたい」
 
そういう自分を作ってゆく事を大いに助けてくれそうな本です。

練馬座学-支配性理論から自分を解放しよう!

2012-08-11 15:38:01 | ルビーとのトレーニング
昨日8/10、 チャーリーママさんの座学 in 練馬 に参加させていただきました!
(※8/12 追記・一部表現修正入れました。)
 
主な内容は「支配性理論(アルファ論)のコントロールから自分を解放してみよう!」
です。
 

トルソー”ポチ君”スタンバイ中♪

「支配性理論(アルファ論)」、みなさんご存じでしょうか。
動物病院の先生でも口にされる方がいらっしゃるので知っている方も多いと思いますが、 
「支配性理論(アルファ論)」とは、オオカミの群れの中の順位付けを「人と犬」に当てはめたものです。
 
「犬が自分をリーダーだと思っている」
「犬が人より上だと勘違いしている」
 
これらの言葉はこの「支配性理論(アルファ論)」
に基づいた考え方から出てくる言葉です。
 
今でもこの「支配性理論(アルファ論)」は日本に根強く残っていて、信じてらっしゃる方も多いかもしれません。
ですが、犬と人の関係の考察・研究は日々進歩しているのですよね。
そのオオカミの群れの順位付けは、「犬と人の関係にはあてはまらない」
ということに私たち犬飼い達は気づき(気づかされ)、学び始めています。
 
人間にとっての困った行動のすべてを、この「支配性理論(アルファ論)」に当てはめる事は、
人間側にとっては楽なことかもしれません。
だって、その一言で片づけられるのですから。
 
でも・・・
本当にそうでしょうか?
そう考えるところから、犬への理解、信頼関係を結ぶ為の一歩が始まるのかもしれません。
 
例えば「唸り、吠え、噛み」は、
体のどこかに痛みを感じていたり(←8/12追記)
もしくは怖いもの、危険と感じたものから自分の身を守る為の行動だったりしませんか?
その自分を守ろうとした行動を
「支配しようとしているからガツンと叱っておかないと」
などと、さらに「罰(叱り)」を与え警戒心をあおったりしていませんか?
それをしていると犬と信頼関係を結ぶどころか、
どんどん食い違いが起きてきてしまいます。
 
「犬は人を支配しません」
というのがチャーリーママさんの教えてくださったことです。
 
例えば警戒している犬に教えてあげたい事は、
「大丈夫だよ(警戒しなくていいんだよ)」
という事。
具体的にはニュートラルな声で「大丈夫だよ~」
です。
(危険な感じのしない自分の態度と「大丈夫だよ~」
という言葉は一緒にワンコさんの脳裏に残り、
そのうち「大丈夫だよ~」
という声掛けだけで「危険じゃないんだ。大したことないんだ」
と犬は理解するようになるのではないでしょうか。)
 
 
今回一番心に残ったチャーリーママさんの言葉は、
 
「”人間”が支配欲を持っている。(犬が持っているのではない。)
だからこそ”犬に支配されている”という言葉に敏感に反応してしまうのでは。」
 
という言葉でした。
 
「犬は支配しない」
そこを原点に、
ではなぜ今目の前にいる犬がその行動をとっているのか。
本当の理由はなんなのか。
そういう視点で自分の犬を見ながら理解を深め、
犬に応え、導いていけるようになりたいなと、
今回強く思いました。
 
 
午後はいつものように実践編。

ポチ君活躍中♪
リードのグッパー加減をチャーリーママさんに見て頂いたり、
すでに何度か体験している人は互いに確認しあったり、
「ハーネスでも引っ張られれば苦しいんです体験」
をしてみたり。
体を動かすとリラックスするんですよね~。
これは犬も人も同じですね。^^


自主練中の参加者さんを見守るポチ君♪
 
座学にきていつも思うのは、
「犬の全てを受け入れる」
といつもおっしゃっているチャーリーママさんが、
人間に対しても同じ姿勢で向き合って下さる、という事です。
 
参加者のみなさん全てに対する対応にそれを感じます。
なので、初めて座学に参加される方もご自分のワンコさんの悩み事をどんどん質問されると、
きっと気持ちが楽になるはず。
 
支配する、される、という関係が人間の間にもなくて、
みんなで一緒に学ぶ、という空気が満ちているから楽しいんだろうな~、
といつも思います。
 
チャーリーママさん、幹事のぶん太母さん、参加者のみなさん、お疲れ様でした&ありがとうございました!

立秋を過ぎて

2012-08-08 15:40:20 | ルビーもチニタも
ここ数日、ルビーとの夜散歩の時寒いくらいの風が吹いています。
「涼しいって生き返るな~」とか思いながらのんびり歩いています。
 
先日の日曜日(8/5)の事。
 
しばらくPCに向かっていると突然強い睡魔に襲われ、
「もうだめだ~~・・・」
とデスクに両足を上げ(行儀悪くてすみません)
背もたれに寄りかかって眠ってしまった時のこと。
 
しばらくすると、
「ドスン!」
と私のお腹に落ちてきたものが。
思わず
「ゥッ・・・・!」
って声が出ましたよ。
 
お腹の上にはチニタ。
 
いつのころからか、平気でひざの上に上がってくるようになったチニタ。
夏の暑い盛り、クーラーで冷やされた空気がなかなか届かないPC部屋でも、
なぜだ・・・?こんなにべったり。^^;
 
チャーリーママさんが兄弟猫の中で一番人懐っこいとおっしゃっていたけれど、
本当にそのとおり・・・
私が関わった猫たちの中でもひときわ人間に体を押し付けてくる猫です、チニタは。
 
フーラは出会った時から人間を恐れることを一切知らない猫で、
スリスリゴロゴロは当たり前、最初から無防備な格好でその辺に転がって眠ったり、
チニタと同じく、チェアの背もたれと私の背中に挟まれて寝ている事が多かったけれど、
体を押し付けてくる力強さがチニタとは違った。^^;
まあ体が弱かったからなんですけど。
 
なんて、チニタを見ているとフーラの事をいろいろ思い出します。
 
 
立秋を過ぎ(今年は8/7)、涼しい風が吹き抜けるようになったPC部屋で、
再度猫との生活を手に入れることができた幸せをかみしめています。
 
しかもその猫の傍には犬までいるのですから。
 
 
2匹がいるだけで最高の毎日です。

花火の音は大丈夫?

2012-08-06 01:42:51 | ルビーもチニタも
昨日8/4(土)は、市のお祭りで、我が家からすぐ近くで花火が打ち上げられました。
約1時間、煙いんですよね。^^;
うちのマンションの前には同じくらいの高さのマンションが立っているので、
上から降ってくる音はマンションの壁に互いに反響してものすごく大きな音になります。
 
ただでさえ大きな花火の音が、窓を開けると振動と共に部屋の中に響き渡るような状況なんです。
 
去年読んだ、石川 利昭さんのこちらの本
に、「猫は雷や花火、車のサイレンの音などは平気」
(もちろん個体差はあるという前提だと思われますが、)
と書かれていて、ちょっと自分の(関わってきた猫達との)印象と違っていたので意外だったのでした。
 
なぜなら、例えばフーラは毎年我が家に響く花火の爆音に、
やはり怯えている様子があったからです。
もっと古い記憶を辿れば、ミケとミミはダメそうだぞ・・・とか。
それに、動物は大きな音にはみなそれなりに警戒心を抱くのではないかと
感じていました。
 
ですがやはり個体差もあるでしょうし、
もしかすると「犬と比べて猫は」という意味合いが大きかったのかもしれません。
それに、「花火の音」と言っても、
多分我が家に響き渡る花火の音は、花火の音の中でも大きなものであると思います。
 
 
そんな訳で、今年初めてこの「花火の爆音」を経験するチニタは
どうだろうなあと、心配していたのでした。
ちなみにルビーは平気です。
少し野次馬みたいになってベランダに出て行って、外をキョロキョロ見渡す程度です。
 
で、チニタには、いざとなったら食べているうちに慣れてもらえたら、と思い、
昼間のうちにサケフレークを作って準備しました。
 
 
見た目の見本は^^;先日購入したこちらのサケフレーク
フライパンで油をとりつつ水けを飛ばすような感じで、
焦げないようにじっくり焼きました。
チニタ、どうかなあ。。。ドキドキ。。。
 
 
さあ、花火の始まりの合図の小さな音がなり始めると同時に
サケフレークを手から上げ始めました。
チニタ、ちょっと耳が緊張しています。
 
チニタとルビーとにサケフレークをあげながら様子を見ていると・・・。
 
サケに釘付けなのもあるけれど、意外と大丈夫な感じ。
良かったー。
花火の音よりもサケに釘付けになれるところがルビー同様素晴らしい♪
 
そのまま夜のご飯を上げてしばらくすると、
チニタはいつもの通り、PC部屋のチェアで寝るためリビングから消えて行きました。
ルビーも自分の寝場所へ。
 
というわけで、我が家に来ていた姉と私とは屋上へGO!
約20分間でしたが、屋上で思う存分花火を楽しんで
戻ってきてみると・・・
 
チニタはいつものようにチェアで眠っていました。
すごいねチニタ~、大物なのかー? 
 
大物と言えば最近チニタ、体がガッシリしてきたなと思い、
今日体重を量ってみました。(”私の体重”を”チニタを抱っこした私の体重”から引く方法。)
結果、チニタのただいまの体重3.6kg。
6/18に我が家に来た時3kgだったので、
600g増えたのね!
最近なんだか子猫っぽさがなくなって、雄々しい感じさえしてきたチニタなのでした。
どこまで大きくなるんだろう、ドキドキ♪
(極小猫のフーラを見慣れてしまったため、
3.6kgのチニタがやたら大きく見えてしまうのですよね。^^;)
 
この方も最近太り気味。^^;変な顔しながら寝てるし。
 
ルビーが花火の音平気だからチニタも余計な警戒をせずにいられる、
というのもあるだろうなと、ルビーには感謝しています。
 
というわけで、ドキドキの花火大会、無事に乗り切ることができました!