春になると思い出す事がありまして。
陽射しが暖かくなり、そこここに花が咲き乱れ、
芝生もだんだんと青くなって、
一年で一番美しい季節。
そんな美しい風景の中
チョーカーチェーンを付けたワンコさんのリードを吊り上げて、
後足で2足歩行になってしまっている状態のワンコさんを連れている飼い主さんを
かつて見ました。
ワンコさんは苦しそうにゼェゼェ・・・というよりヒィヒィ言いながら歩いていました。
書いてるだけで心臓がバクバクしてきますが。
でも書きます。
そのワンコさんの身体的、精神的苦しさを思うと
辛くて仕方がありませんでした。
毎年この季節になると華やいだ春の景色の中に、
その子の姿を思い浮かべます。
あまりにも対象的な二つの光景が脳裏に焼きついて、
離れなくなってしまったのですね。
首輪(チョーカーチェーン、ハーフチョークに限らず)の圧が強すぎると
ワンコさんの体に影響を及ぼします。
「気管虚脱」に至る場合があるのです。
犬を苦しめたり、病気にする為に彼らを迎えたのではないはずです。(よね?)
リードショック、吊り上げ、
そういった犬に苦痛や恐怖を与え、怯えさせ、心を折る様な作業、
身体を痛めつけるような作業を
躾とは言えませんよね。
犬も、痛みや苦しいという感覚を当たり前ですが持っていますので、
その辛さに気づいてあげて欲しいと思います。
多分・・・
リードを吊り上げていた飼い主さんは、見ている私達も凍りつくような
怖い顔をしていたので、
ご本人もその瞬間は絶対に幸せではないと思うのです。^^;
犬がその短い一生を「嬉しい楽しい」で満たされるような方法を
頑張って模索して頂けたらなと強く願います。
きっとその方法は、飼い主さん自身を変え、
またワンコさんと飼い主さん両方を幸せにしてくれるものだと
私は信じています。