out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

秋から冬 甲武信ヶ岳

2022-11-05 20:39:30 | 山登り in 長野県
2022年10月31日(月)
甲武信ヶ岳山頂から望む富士山
 
 奥秩父を代表する山のひとつ甲武信ヶ岳。 山頂への直線距離は自宅からそれ程遠くはないのだが、なかなか行けないでいた。 なぜなら、アクセスしやすい西沢渓谷の登山口から山頂へは標高差 1,600m以上、急登続きと過酷そう。 歩きやすいと言われている毛木平~千曲川源流経由は毛木平駐車場へのアクセスが心配。 いずれにしても山頂へは時間がかかりそうなので、シャクナゲの時期か紅葉の時期にでも甲武信小屋に泊まって、ゆっくり周回したいと思っていた。 が、甲武信小屋はとても人気のある山小屋だとも聞いているので、まずは人が少なそうな晩秋、カラマツ黄葉の時期もしくはそれより後にでも訪ねてみようと思った。
 で、今回この時期となったのだが。。。先日の雪で登山道、小屋付近とも真っ白、とても寒そうな登山者のレポートを拝見していると「わざわざこの寒い時に行かなくても。」と尻込みしてしまった。 そうは言ってもすぐに代わりの山を計画することもできず、「そうだ。日帰りでずっと歩いている分には寒さにも耐えられるだろう。」と、麓で前泊して31日早朝に毛木平駐車場からピストンで甲武信ヶ岳山頂を目指すことにした。
 
 
 先のエントリーでも書いた通り、毛木平駐車場への下調べも済んでいたので 6:00前に無事到着。 実は 5:30前には到着したかったが、出発時フロントガラスに霜が降り20分以上出発できなかった。 冬の備えがまだ甘かった。 到着した駐車場は平日という事もあり6時ごろでこの通り。(写真に写っていない所にあと2台)
 
十文字峠と千曲川源流の分岐
6:00ごろ出発し、ナメ滝までは比較的緩やかに登ってゆく。
天気は良いが深い谷の底、西沢沿いを歩いてゆくので薄暗い。
きれいな黄葉も見られるが、陽が当たらずなかなか写真には撮りづらい。
 
沢沿いを源流に向かって歩いてゆくのは何だかウキウキする。
 
心配していた冷え込みはそれ程ひどくなく、風も無くて快調。
それでも手袋は冬用、レインウェアジャケットを羽織っていた。
 
紅い木々もあったらしい。
 
沢の流れとカラマツ黄葉。
 
標高が上がると斜面から登山道を横切る小さな水の流れが。
トレイルと同じレベルを流れる小川を見ると水の豊富さを感じる。
 
ナメ滝に到着(7:55)
 
暑い時期なら水に近寄ってみたい所だが、
滑って落ちたら命取りなので、遠くから一枚。
 
更に登る。 ようやく陽の光が届き始める。
 
ツルッと行かないように。。。
足元は雪や凍結した部分が多くなってきたので、この先辺りでチェインスパイクを装着した。
 
水量はまだ豊富。 水源まではまだかな。
 
ようやく千曲川水源地に到着。(9:36)
それ程の急登はないが、じわじわと登り、距離が長く堪える。
ただ、稜線まではもう一息。 がんばる!
 
水源地をのぞき込むと水の流れはもう見えない。
が、写真左辺りからは水が流れ出している。
それが先ほどまで見ていたような流れになるのだから、本当に不思議だ。
 
それまでより少しきつい登りを経て稜線に到着。(10:00)
右は金峰山方面。 左に行けば甲武信ヶ岳山頂だ。
 
稜線でもシラビソ?などの樹林帯。
富士山見えるかなぁ、と思いながら歩いていると。。。
 
開けた所があった。 富士山見えた!
 
山頂直下のガレ場を登る。
 
甲武信ヶ岳山頂と~ちゃく!(10:24)
 
登って来た方向(西南側)、中央には北奥千丈岳、その右に金峰山。
両山の間に見えるのは白峰三山。
 
中央に金峰山。 右には甲斐駒ヶ岳、鋸岳。
左に白峰三山。
 
金峰山よりさらに右に目を移す(西北)と八ヶ岳。
南八ヶ岳と北八ヶ岳の間には穂高連峰と槍ヶ岳。
 
南八ヶ岳
 
さらに右には北アルプスが並ぶ。
 
南には富士山。
 
北には大きく三宝山(埼玉県最高峰)、その左奥に浅間山。
 
山頂を少し甲武信小屋の方に行ってみると、手前木賊山と富士山。
 
山頂でゆっくりと景色を楽しみ、前週小布施で買った栗のどら焼きを頂いた。
大変満足。 青空の展望の良い日に来れて良かった。
 
名残惜しいが下山する。(11:50)
手前のガレ場を下り、先に見える稜線を少し歩いてから、
右の方に伸びる谷に下りてゆく。
 
帰りは西沢の流れや氷など見ながら。
 
 
 
木々が被ってなかなか抜けなかった美しいカラマツ黄葉。
下山も長く感じた。
15:25ごろ毛木平駐車場に到着したが、この時期、この時間の谷底は寂しくなる薄暗さで、
ギリギリセーフという感じだった。
 
毛木平駐車場から車のナビで自宅へ戻るルートを検索すると
佐久方面から上信越道ではなく、清里方面から中央高速を推奨したので、その通りにした。
せっかくなので夕食を清里で。。。
 
「萌木の村 ROCK」 でカレーを頂く。
 
Halloween 当日だったな。
良い一日だった。
 
 今回は甲武信小屋に泊まり、三宝山経由で周回することはできなかったが、カラマツ黄葉から雪道まで楽しめ、青空の元、展望も素晴らしかった。 また、清里や野辺山での時間も過ごすことができ、充実した、楽しい2日間となった。 機会が合えばシャクナゲの頃にまた再訪できればと思う。
 
コメント (4)
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美し森から登山口調べ、のち飯盛山

2022-11-03 21:57:19 | 山登り in 長野県
2022年10月30日(日)
美し森から富士山を望む
 
 この週末は天気が良さそうだ。 今週こそ山に登る! 計画していた甲武信ヶ岳に毛木平から登り、甲武信小屋に泊まり、周回で下山する、という予定だったのだが。 急に冷え込んだこの頃。 登った方のレポを拝見すると登山道も小屋の前も雪。 「寒かった!」という声も多数。(小屋がという意味ではない) 家にいても寒くて暖房なしではいられなくなっていたので、小屋に泊まり一晩山で過ごすことを躊躇してしまった。 「暖かくなってから泊ったっていいじゃないか。 シャクナゲが咲くころ改めて行ってみよう。」とあっさり心変わり。 
 で、代わりの山と言っても計画できず、とりあえず甲武信ヶ岳を毛木平から千曲川源流経由でピストンで登ることにした。 けど、陽が短いこの時期なるべく早朝に出発しないととても心配。 毛木平の駐車場も早朝から行かなければ停められないのでは、という気持ちもあり前日は前泊することにした。 ところが、毛木平駐車場に近い宿泊地ってどこ? 近くで宿屋がありそうな場所は清里。 清里なら前日もあちこち見て歩く所は事欠かない。 が、清里中心地からだと駐車場まで1時間ほどかかる。 もう少し短くならないかと探すと野辺山にも泊まれるところがあった。 ここなら良いだろう!
 
 
 ということで、軽く山を歩くために清里にやって来た。 10/30(日)の予報はそれ程よくなかったが、青空が広がり中央高速からは富士山も八ヶ岳も良く見えていた。 高速を降り一番に予定していた飯盛山の登山口、平沢峠に向かおうと野辺山駅辺りに来ると、それまですっきり見えていた八ヶ岳が雲に隠れ全く見えなくなってしまった。 山梨からは見えるのに長野からは見えない!? こんなことがあるのだよなぁ。 しばし考え、とりあえず山梨県に戻り東沢大橋からの展望を試みる。 橋からの景色が上。 いやぁ~、見えて良かった。 谷の奥、手前に見えるのが牛首山、その先チラッと頭を見せているのが赤岳だ。
 
橋の展望台から。 左の方に前三ツ頭、三ツ頭、権現岳、
右の方が牛首山、赤岳、右奥は横岳になるのかな。
 
今回甲武信ヶ岳を選んだのも、
紅葉には遅いかもしれないが、カラマツ黄葉が良い時期だろう、と思い来てみたのだ。
実際カラマツ黄葉も少し茶色い所があるのだが、もう充分。
 
東沢大橋のあとは美し森に来てみた。
お天気も良いし駐車場はどうかと思ったが、8:30ごろでまだ余裕で停められた。
空は白っぽいが、富士山も見えて良かった。
この日は展望台の後、羽衣の池まで歩いてみる。
 
南アルプスも良く見える。
 
美し森展望台から牛首山、赤岳、横岳。
 
気持ちよく歩いて、
 
羽衣の池到着。(9:36)
ここからどんどん登れば赤岳に行ける。
が、私は天女山の方へ。
 
 
 
時々は紅い葉も見える。
 
カラマツ黄葉、牧場、その向こうに甲斐駒ヶ岳など。
天女山に向かって進めば向こうの牧場の中も歩けるようだが、
私はこの下の林道から駐車場にもどる。
 
この後、毛木平までの道のりが心配なので、予習しておく。
夜明け前の暗い道で迷子になりたくないから。
 
野辺山駅の近くから入ってゆく「レタス街道」が良い道ならすんなり毛木平に行けそうだが、
それが使えるかどうかを確かめておきたかったのだ。
行ってみるととても良い道で、街も通るし、住宅の無い所は上写真のような畑の中をまっすぐ走る道が多い。
奥に見える山の黄葉も素晴らしい。
 
毛木平駐車場無事到着。(12:50)
野辺山駅からは40分くらいで到着できた。
この時期駐車場はそれ程混まないのかな。 雪が降ったからかな。
周囲のカラマツ黄葉もすばらしい!
 
駐車場と道のりを確かめ安心したので、畑と黄葉の山を撮りながらゆっくりもどる。
 
畑に植えられていたのは白菜だったかな。
毛木平駐車場は写真右奥の方。
 
素晴らしい!
 
戻った先は平沢峠。(13:45)
八ケ岳見えた~! 飯盛山に登りに行く。
 
途中景色が開けると、見えたのは毛木平駐車場に行く途中に見えた山々。
 
分岐まで頑張って登ってくるとこのすぐ先に、
 
この絶景!
左奥が飯盛山。 右奥薄いが富士山。 右手前には茅ヶ岳。
 
少し進んで、右が飯盛山、左は大盛山。
左の山には今まで行ったことがなかったが、割と最近「大盛山」になった?そうなので、
今回は是非行ってみる。
 
まずは飯盛山から。 左に見えるのは金峰山など。
 
飯盛山登頂。(14:55)
 
八ケ岳。 右は平沢山。
そして大盛山へ。
 
大盛山初登頂。 ごちそうさまでした~。
 
下山したのが16:00ごろ。 17:00には駐車場が閉まってしまうが、
それ以前には陽が沈みそうなので待ってみた。
夕日を撮って満足して宿に向かった。
 
いつもながら前置きが長いが、翌日が本命の甲武信ヶ岳。
早く寝て体調を整えよう。
 
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