2018年9月17日(月)
仙石原ススキ草原より金時山を望む
登ってみたかった金時山に登り、絶景の富士山を拝むこともできました。 下山して時間はまだ午前中。 この辺りはほとんど歩いたことがないのでまずは見てみたかった仙石原のススキ草原に行ってみます。 もうススキが良いころだろうと思っていたのですが、見ごろは9月下旬から10月に入りススキの穂が綿毛になって逆光に当たるとキラキラするころ、らしいです。 けど、わたし綿毛になっていない赤っぽいススキの穂も好きなので、若干綿毛も入ったこの頃も案外良いと思いました。
写真はススキ草原から金時山の方を見ていますが、中央辺りに車が見えます。 その辺に道路があり、道路から向こう側が仙石原湿原と言うことになります。 写真右奥の原と森には箱根湿生花園があります。
この場所はもともと仙石原湖と言う大きな湖でしたが、約2.2万年前の神山(大涌谷を抱える山)の噴火により湖が二つに分断されました。 その後3千年前の神山の大噴火により大量の岩が仙石原に流れ込み、川がせき止められ湿原化した、ということです。 二つに分断されたひとつが芦ノ湖、ということかな。 金時山山頂からの写真を見るとなんとなくそのような様子がわかります。
ススキ草原の入り口にあった案内板。 このような場所にあります。
駐車場は少し離れていますが、いくつかあります。 そして臨時駐車場オープンの時間はシーズンによって違いがあるようなので、
関係各所を調べてから行かれると良いかもしれません。
上の説明板が立っている辺りから遊歩道奥を見ています。
700m歩いたらそのまま戻ってくるだけのようです。
このススキの原も、以前山梨の高座山~杓子山に登った時に見たカヤ野と同じで、
茅葺屋根を作るためのカヤに使うよう育てられ、春には野焼きをするのだそうです。
曇りがちの空になってしまったので、ススキの原がなかなか輝きませんでしたが、
時折陽が射すと良い具合です。
しばらく陽を見ながら良い所を探して歩きます。
ずっと上の方に歩いていけないのかな?
最深部までは行かず、そこそこの所で切り上げ戻りました。
少しはキラキラした感じが撮れて良かったです。
このあと、こちらも行ったことのない「箱根湿生花園」に寄ってみます。
午後からは雨も降るかもしれないとのことだったので、植物園くらいが良いかなと思ったのです。
が、植物園とは言え花壇に整然とお花が植えられているという感じではなく、木道があったり、池があったり、
湿原復元区という辺りは自然そのものと言う感じで、とても楽しかったです。
植物園ですから箱根には自生していない花もあったりするのですが、名前の説明板があったり、
解説員さんが時間になると説明をして回ってくれたり、と勉強になります。
ツルニンジン
ツチアケビ
サワギキョウ
スズメガがたくさん飛んでいました。
アサマフウロ
サクラタデ
オミナエシ ワレモコウ など
メドハギ ワレモコウ
イヌショウマ
ツリフネソウ ミズヒキ
ジャコウソウ(タニジャコウソウかもしれない)
キレンゲショウマ
サギソウ
キセワタ
ミズアオイ
スズムシバナ
とても楽しかったです。 時間はまだ4時前でしたが、山にも登ったし充分遊んだので、このあとお風呂屋さんに行きました。 ご飯を食べて、8時過ぎになれば高速道路も空いてくるかな、と思ったのですが。。。この日の東名道路、お風呂屋さんで仮眠もして粘って9時過ぎまでいたのですが、一向に渋滞解消せず。 JARTICを調べるとどうも圏央道は茅ヶ崎海岸からずっと青梅の先まで渋滞なし、なのです。 ジッとしていても仕方ないので箱根の山を駅伝コースで小田原方面に下ると、この時間箱根の峠道はもうスイスイ。 西湘バイパス~圏央道も渋滞なしで、往路と一時間も変わらず家に到着できました。 なんとうちから湘南って近くなったのねぇ~。 また箱根、伊豆方面の山にも行ってみたいと思います。
お花をたくさん撮ったので、フォトチャンネルにまとめました。 宜しければご覧ください。