out of curiosity #3

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払沢の滝から浅間嶺 江戸時代の幹線路をたどる

2021-02-12 15:22:16 | 山登り in 東京都
2021年2月8日(月)
入沢山から奥多摩の山々を望む
左奥に三頭山、中央奥に飛龍山~雲取山、右に御前山
 
 2月8日、「そろそろ他県に出られるのかなぁ。」と思ったりもしたが予定通り都内の山へ。 大岳山や三頭山から見るとちょっと低めの場所に伸びる浅間尾根。 見晴らしは良くないかも。 それ程苦なく登れるかな。 ならば払沢の滝と合わせてついでに登ろうか、くらいに考えていたが、そんなものではなかった。 人様のレポを拝見すると浅間嶺は累計上り 1,000m以上になるらしい。 そしてどうやら展望も思ったより良いらしい。 払沢の滝の氷結はもう見られないだろうが、行ってみようと思った。
 
払沢の滝駐車場に7時ごろ到着。
里山の家々の間を縫うように標高を上げてゆく。
舗装路とショートカットのトレイルを交互に登りながら。
 
植林地を登ってゆくと真新しい木橋。
所々木に名板が付いていたが、
スギ、ヒノキ、サワラが植えられており、全く区別がつかないことが判明。
今までよく「スギが」とか書いてきた気がするが、いい加減だった。。。
 
時坂峠に到着。(8:14)
 曇りがちの空。 今日は展望は望めないかな、と。 天気が良ければここから都心方面のビル群が見られるようだが、この日は下山時に少し見えた。 この道は江戸時代、南・北秋川沿いに住む人々が五日市などに出てゆく為に、また甲州中道と呼ばれ江戸と甲州を結ぶ要路にもなっていた。 桧原村の主産物、木炭などを牛馬で運んだようだ。 こんな風に同じ景色を眺めたのだろうか、と想いを馳せる。 この場所には祠が祀られている。
 
進んでゆくと峠の茶屋。 何軒かお茶屋さんがあるがどこも冬季休業中。
 
お茶屋さんの前からは堂々たる大岳山の姿。
南の方から大岳山を眺めたことがなかったので新鮮だった。
 
随分登り「もう浅間尾根に出るかな」と思ったがまだだった。
 
けれど時折開けた良い景色が望める。
右端が大岳山、左の高いピークが御前山。
この二座をこんなに近く並べて見たことはなかった。
とても雄大で圧倒される。
 
大岳山と御前山の雄大な景色を見て、浅間嶺より先に松生山(まつばえやま)に行くことにした。
松生山に続く尾根は入沢山~天嶺山と続き、展望が良いらしい。
浅間嶺も展望は良いが最後にとっておきたくなった。
 
入沢山に到着すると北の奥多摩方面は素晴らしい雄大な広がり!
左端が三頭山、中央奥に飛龍山~雲取山、右に御前山。
 
飛龍山~雲取山をアップで。
 
三頭山より左には小金沢連嶺。
 
左の方から雁ヶ腹摺山、黒岳、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、小金沢山、右の方の高い所は大菩薩嶺かな。
手前が浅間嶺。
 
これは何だっけ。(ウスタビガ)
 
天嶺山(936m)はこの日の highest place。 けど木々に囲まれている。
ここから15分ほど歩くと。。。
 
松生山(まつばえやま)到着。(10:16)
尾根はこの先も続くがこの日はここまで。
 
低いと言った尾根だが富士山が見えるのだ。
この日は残念だったが。
南の方には丹沢から富士山、北の方には奥多摩の山々が望め、とても景色の良い尾根だ。
 
いったんここに座り込み、水分補給をして、少しおやつを食べて休憩。
富士山の雲が時折左によって右の方の山頂が見えないでもなかったが、
おおかたこんなもの。 それでも日差しも出てきて気持ち良かった。
 
来た道を戻り今度こそ浅間嶺へ向かう。
 
先ほどの分岐には戻らずずっと尾根歩き。
たぶん手前の高いピークが浅間嶺(小岩浅間)?
ずっと奥には小金沢連嶺と右に三頭山。
 
浅間嶺(展望台)到着。( 11:08 )
奥多摩側は景色が良いが、相変わらず富士山は見えないので
少し写真を撮って浅間嶺(小岩浅間)に向かう。
 
ドングリ。
何だか頭でっかちで細長い。 こんなだったっけ?
さっきのスギの話のように、調べると「ドングリ」もたくさん種類があった。
 
「浅間嶺(小岩浅間)」到着。(11:22)
見晴らしもないので下の広場に下りる。
ちなみに、「人里峠」はこれで「へんぼりとうげ」と読む。
 
浅間嶺の展望台にはここからまたひと登りだが、富士山も見えないし、
上から人の声もするし、なのでここでお昼ご飯にした。
ここには奥にトイレもあるし、下山には展望台の巻き道もある。
 
さて下山。 先に南側から眺める奥多摩三山、特に間近に望む御前山と大岳山が新鮮だったと書いたが、
もうひとつは、両山の麓まで望むことが今までなかったなということ。
両山の裾野がこんなに長く麓の沢に向かって伸びている姿、その斜面に集落がある様子、などがとても新鮮で驚いた。
この辺りから見ると三頭山、御前山、大岳山が飛びぬけて見えて、まさに奥多摩三山と言われる所以を感じた。
 
遥か昔から幹線路として使われてきた道。
人々の暮らしの中に生き続けてきた里山は今でも活用されているのかな。
下山中伐採作業に出会ったので動画を撮った。
クサビを打ち込み、チェーンソー最後のふた切りくらいでスッと倒れてゆく様がお見事。
 
浅間嶺 木の伐採作業
 
駐車場まで戻り、その後払沢の滝へ。
やっぱり全解凍。
 
滝へのトレイル入り口付近にあったカフェ。
向こう側から来るので往きにはこのお顔に気づかなかった。
 
 その後払沢の滝近くで有名な豆腐屋さん「桧原とうふ ちとせ屋」さんが待ち客0人だったので、豆腐とうの花ドーナツをお土産に購入。 うの花ドーナツ10個入りで母と姉とで分けるつもりだが、1個余るのでここで頂く。 温かい豆乳もつけて。 とっても美味しかった!! 帰宅後にいただいたお豆腐も美味しかった。 うん、また来よう。
 

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