2023年12月4日(月)
大山登山道 富士見台からの富士山と手前に二ノ塔、三ノ塔
大山詣りに行ってきた。 大山には2017年、2020年、今回2023年と行っている。 3年経つと行きたくなる?w ただ前2回は春の時期でミツマタの花などを見に訪れた。 初冬に訪ねるのは今回が初めて。 初冬と言っても 11/26までは大山寺、阿夫利神社下社で紅葉ライトアップを行っていた。 紅葉には遅いのだが、まだ少しは見られるかもしれない。 天気が良さそうなので美しい富士山や相模湾が見られるかも。
平日なので駐車場は余裕だろうが、久しぶりに 1,000m越えの上り、東名高速付近の渋滞を考慮して早目出発。 現地には 6:30頃到着。 駐車場はガラガラだが一番下の伊勢原市営第一駐車場に駐車。 ¥600/d で付近最安値、のはず。
駐車場を出てこま参道に向かい歩き始めると、鈴川沿いにまだ紅葉が見られた。
赤い橋を渡った先は良辨滝(ろうべんだき)。
大山寺を開山した良弁僧正が、最初に水行をした滝で、浮世絵や歌舞伎にも登場するのだそう。
こま参道入口までは緩やかな上りを10分弱、そこから階段を15分ほど上り八意思兼神社に到着。
大山寺に向かうため、女坂に向かう。
男坂よりなだらかではあるが、阿夫利神社下社まで石の不規則な階段上りが続く。
ミツマタは既につぼみ準備中。
やっぱり脚や身体が重いなぁ~、と思いつつ大山寺付近に到着。(7:35)
縮れた葉が多いものの、まだきれいな紅葉も見られる。
ただ、この時間ほとんどの場所がまだ日影の中だった。
大山寺のライトアップで有名な階段。
こちらも日影が多く、葉が縮れ、色もあせ始めている木が多い。
大山寺
参拝をして、また帰りも女坂を通り午後の様子を見てみよう、と出発。
大山寺を出るとすぐにシカに遭遇。
大山寺から先は階段の斜度が増してくる上、石が不規則で歩きにくい所もあるので注意。
身体が慣れてきたのか、割と余裕のあるうちに阿夫利神社下社付近に到着。(8:15)
こちらも色あせた木が多いのだが、まだきれいな木もたくさん見える。
青空で陽が当たっていることが幸いだ。
大山阿夫利神社下社
紅葉越しに相模湾が一望だ。
江の島が見える。 その先に三浦半島、一番奥は房総半島だ。
充分景色を眺めたら「頂上登山口」である門から出発。
まずは急で長い石段。
その後も整備された登山道ではあるが、大きな石や岩も多いので注意。
途中で見られた黄葉。
登るほど疲れることが常だが、何だかこの日は調子よくなってきた。
蓑毛からの登山道と合流する場所にはベンチがあり、小腹が空いたのでおやつ休憩。(9:15)
前の森の中に踏み跡があるので行ってみると上写真、富士山を拝むことができた。
この辺りから眺めるとちょうど宝永山が出っ張って見える。
そこからさらに15分ほど登ると「富士見台」
富士見台からの富士山。 左に愛鷹山、右には二ノ塔、三ノ塔が間近に見える。 (9:42)
阿夫利神社本社(下の鳥居)に到着。(10:11)
以前来た時はヤビツ峠からの登山道合流以前で随分疲れた覚えがあるが、
今回はなんだか楽々来れて良かった。 気温が低く体力消耗しなかったのかもしれない。
本社前のご神木「雨降木」
大山は雨乞い信仰の山でもある。
山頂をアンテナの方に周ってゆく。
途中都心方面にはスカイツリーが見え、筑波山も見えた。
アンテナの方からの富士山と愛鷹山。
途中で見た時より雲が多くなってきた。
富士山と丹沢の山々。 ここから蛭ヶ岳は見えないらしい。
鍋割山(?)の左には赤石岳、聖岳
こちら側は日影が多く、景色を眺めていたら寒くなってしまった。
登りで汗をかかないように、とは思ってもやっぱり汗をかいてしまう。
山頂側に戻り、暖かい日なたに座ってお昼ご飯を食べた。
その後もう一度相模湾を撮影。
海には大島、利島、なんとなく新島?
半島は手前が真鶴半島、奥が伊豆半島。初島も見える。
景色を眺めたら下山。(11:14)
下りは見晴台を周って下社に向かう。
真鶴半島から内陸の方、高い所に二つ並んでいるのは
箱根の駒ケ岳、神山。
見晴台まで下ってきた。 奥には大山山頂。(12:13)
見晴台のベンチに山岳救助隊?の方たちがいらした。
おそらく訓練中だと思うが、腰回りにびっしりと様々な用具。
これで捜索などするのは本当に大変だろうなぁ。
見晴台まで来ればあまり急な下りはない。
けれど救助隊のお世話にならないよう、慎重に下ってゆかねば。
阿夫利神社下社に戻ってきた。(12:47)
このまま下って大山寺辺りで再び撮影し、こま参道で何かおやつ、
と思っていたのだが、何年も行ってみたい所があった。
阿夫利神社下社の「茶寮 石尊」
ステキなテラス席がそれ程並ばずに座れそうならコーヒーブレイクしてゆこうかな。
ステキなテラス席ゲット。
私は山頂から下りてきたので全く寒くなかったのだが、
一般の人たちには既に外席は寒く、人気薄だったもよう。
ご神水で淹れたコーヒーと升ティラミス。
大変美味しかった!
大変満足して下山。
下山も女道を歩き大山寺の午後の様子を見に行ったが、
午後この時間は既に全体的に日影の中。(13:50)
少し写真を撮って下る。
女坂を下っているとケーブルカー通過。
ケーブルカー駅近くに冬桜が見られた。
3年ぶり、秋の色が残る大山詣りができて良かった。 紅葉も思った以上に楽しめ、天気も一日中もってくれたので良い景色を堪能することができた。 江戸庶民に絶大な人気を誇っていた大山詣りは今の時代でも、きっとこれからも、多くの人を魅了するのだろうなぁ、と改めて思った。