人生にロマンスとミステリを

小説を読むのも書くのも大好きな実務翻訳者です。ミステリと恋愛小説が特に好き。仕事のこと、日々のことを綴ります。

ロバート・B・パーカー『メランコリー・ベイビー』

2019-02-10 09:49:24 | 読書記録(紙書籍のみ)
ロバート・B・パーカー著、奥村章子訳『メランコリー・ベイビー』

最初、数ページ読んで、「あれ? これ読んだことある」と思いました。
でも、いくら思い出そうとしてもストーリー全体が思い出せず。たぶん、
途中で読むのをやめたんだろうな。最後まで読んだら、「あ、全部読んでない」
って気づきました(笑)。

なんか、図書館でタイトルがいいなと思って借りたら、この本、サニー・ランドル・シリーズの
4冊目だった。1~3読んでないけど、ストーリーは問題なく追えました。

主人公は女性の私立探偵サニー・ランドル。37歳で美人で(作中でめっちゃいろんな
人に口説かれてる(笑))、夫と離婚している。その夫とは、同居が無理ってなだけで、
離婚後も円満(寝てたこともあるらしい……)。

ところが、その元夫がいきなり結婚することがわかり、精神科医にかかりつつ、
絵も描きつつ、絵が売れるまでの仕事として始めた私立探偵の仕事もしつつ。

今作の依頼主は女子大生のサラ。まあ、麻薬はやるはお酒もすごいは寮の部屋に男を連れ込みまくるは……
という問題児なのですが、「実の両親を探してほしい」とサニーのところに来ます。

んで、調査しているうちに、サラがふたり組の男に暴行されて、調査はやめろ、と警告される。
サニーのところにも警告の電話があるけれど、友人のスパイクの力を借りて、依頼主を突き止める。

んで、依頼主の依頼主……みたいなややこしいことになるんだけど、その弁護士が
超イケメンで、なんかいい雰囲気になっちゃって……(笑)。

けれど、結局そのイケメン弁護士は処刑スタイルで殺害され、サラのお父さん(実際は血のつながりはなかったけど)も
同じように殺され……超有名コメンテーターのロリーが殺人を依頼したんじゃないかってなるんだけど、ロリーはあちこちにコネがあって
逮捕は難しい。

じゃ、どうするか? ここでサニーの元夫が活躍(!?)。サニーの元夫リッチーの家族はなんかすんごい
マフィアらしい。リッチーはマフィア家業にはかかわっていないらしいんだけど、リッチーの頼みを聞いて、
おじがサラの養父を殺した男を捜し出し、自首するよう説得した(まあ、自首しないとおじに殺される
危険性があるわけで。殺人犯はおじに殺されるより、刑務所を選んだ)。

そんなわけで、いろんな人が関わり合っている事件でした。

リッチーは結婚相手よりもサニーを愛しているそうで。うむむ? どうなるのだ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今野敏『心霊特捜』 | トップ | ブボバルセロナ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読書記録(紙書籍のみ)」カテゴリの最新記事