人生にロマンスとミステリを

小説を読むのも書くのも大好きな実務翻訳者です。ミステリと恋愛小説が特に好き。仕事のこと、日々のことを綴ります。

西澤保彦『七回死んだ男』

2023-05-02 01:13:59 | 読書記録(紙書籍のみ)
西澤保彦著『七回死んだ男』

いわゆるタイムリープもの、なのかな。
同じ日を必ず9回反復してしまう「能力」ではなく「体質」を持つ高校一年生の
ヒサタロウ。新年の集まりのために親戚一同が祖父宅に集まる。
1周目はなにもなかったのに、2周目で祖父が殺されてしまい、それを
回避するためにあれこれ策を弄するものの、犯人が毎回変わって祖父が必ず殺される。

いろいろ仕込まれていて、ちょっとした違和感があとで解決する。
最後まで素直に終わらないおもしろさ。

人間ってちょっと状況が変われば裏の顔が出てくる。そういう人間の汚い部分が
見えてしまうという意味ではヒサタロウくん、気の毒。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オリジナル小説を書きました11 | トップ | 5月が…… »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読書記録(紙書籍のみ)」カテゴリの最新記事