23日の勤労感謝の日は旦那と一緒に上野へ。
東京都美術館で開催中のゴッホとゴーギャン展を観てきました(^^)
ゴッホとゴーギャン展 ~12月18日(日)迄
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853年3月30日 - 1890年7月29日))
ポール・ゴーギャン(1848年6月7日 - 1903年5月8日)
1888年、南仏アルルで約2ヵ月の共同生活を送り、
ともに制作し時に激しい議論を重ねながら刺激を与えあった二人の画家の初期から晩年にわたる作品を展示。
その画家の特徴を浮き彫りにし、その関係性と芸術性に光を当てる展覧会です。
ゴッホ→現実の世界から着想を得て、力強い筆触と鮮やかな色彩による表現。
ゴーギャン→装飾的な線と色面を用いて、目には見えない世界をも表現。
二人は生まれ育った環境や性格、絵画表現も大きくことなり、
アルルでの共同生活もわずか2か月で破たんしてしまいましたが、
共同生活を解消してからもお互いを尊敬しあっていたそうです。
私はゴーギャンの絵はあまり好みではないので主にゴッホの方を・・。
パンフレットにも掲載されている今回の目玉である『収穫』や『ゴーギャンの椅子』は
やっぱり見応えがありましたが、
この郵便局のおじさんがなんか結構好き♪(^^)
ゴッホは気難しくてなかなか人と交流するのが得意ではなかったようなんですが、
この郵便配達のおじさんはゴッホにいつも優しく親しく接してくれたそうです。
バックにお花が散りばめられていたりして、
なんだか彼の人柄がわかるような気がしますね。
あと、テーブルの静物を描いた作品でなんかいいなぁ~と思った2点が
ちょうど一つのクリアファイルになっていたので自分土産に買ってきました~
でも私が一番気になったのはゴッホの弟の「テオ」という人物。
画商だったテオは経済的にずっとゴッホを援助し支えていました。
そのおかげでゴッホは画業に専念できていたそうなのです。
ゴッホの絵を売って一儲けしようとか何か裏があるの!?とか思って
テオという人物についてネットで調べてみたところ、
これがまたなんていい人なんだ・・・(;;)
ゴッホより4歳年下のテオは親兄弟とも確執関係にあったゴッホの唯一の理解者で
言ってみればはちゃめちゃだったゴッホとは正反対のまともな人物。
ずっとゴッホを助け、ゴッホが自殺した後、そのショックから自らも精神を病み、
もともと病弱だったこともあってゴッホの死後からわずか半年後に亡くなったという・・・。
現在は兄弟隣同士のお墓で眠っているそうです。
ゴッホとテオは本当は一人の人間だったんじゃないかとさえ思ったよ。
ゴッホがお母さんのお腹の中に忘れてきた半分がテオで、
もし一人の人間で生まれていたら・・・
う~んそうしたら・・・「普通の人」だったかな???