夏の話しになるが、姪っ子小1と一緒にお風呂に入った時の事。
先に出ていた姪っこがパジャマをもったままいつまでもうにゃうにゃしていたので
「何してるの?」と聞くと、
「だってこれがぁ~ぁ~」といいながらパジャマのズボンを差し出した。
見ればズボンのウエスト部分の幅広のゴムが中でねじれていた。
彼女がうにゃうにゃとイラつくのもよく分かる。
私もちょうど同じような作りのパジャマのズボンをはいていて、この幅広のゴムが中ですぐにねじれるのだ。
私はそれを受け取ると「こういう時はね、こっちの端っことこっちの端っこを持って、パッパッパッとすれば・・・ほら、直った!」と即座にねじれを直して渡してあげた。
するとそれを見ていた姪っこは
「わぁ魔法みたい」と言ってご機嫌になってズボンをはいた。
(え~こんなことで魔法なの~!?)と苦笑しながらも私は自分が新米の魔女にでもなったような気分になり、そんな自分がおかしくて笑ってしまった。
そう言えば、魔女と言うのはみな年を取ったおばあちゃんだ。
それだけ長い経験と知恵を積んだということか。
中身は何歳児かわからないようなこんなしょうもない私でも、生きた分だけ小さな知恵もつき、
一応はちゃんと「大人」になっていたんだな・・・としみじみ思ったりして・・・
明日は敬老の日。
私もいつか素敵な魔女になりたいものである。