昨日は旦那の趣味“野鳥の撮影”に付き合っていつもの公園に行きました。
冬場は落葉しているので小鳥も見つけやすいのです~。
↑の黒い塊はカラスの巣!?
そして園内に植えてあったもみの木のような木の枝に面白いものを見つけました。
「セミの抜け殻」です
それもちょっと枝先を見ただけでもこれだけの抜け殻が見つかる位、
何本かある木の下の方の枝全体にたくさんくっついているのです~~~
同じところに仲良く2匹並んでいるものまで
ここは高台で風当たりが強く木の枝もぶんぶんゆれているし、
私が指でつまめば簡単に壊れてしまうであろうこの小さな抜け殻。
そこに秘められた大きな強さに私はちょっと感動してしまいました
ここから生まれでたセミの成虫はもうとっくにその命を終え、
抜け殻だけが風雨にも飛ばされること無く今もこうしてそのままの姿で残っている。
この木にくっついている部分は本当に爪の先だけ。
そこにどれだけの思いが込められているのでしょう。
木にしがみつく・・・その過程は成虫へと生まれ変わる一番大切な土台。
途中で落ちでもしたら殻からも抜けられず、
抜けられたとしても羽が綺麗に伸びることはなく、空へは飛び立てない。
ただ這い上がっていった場所に適当にくっついているわけではなく
私たちにはわからないような木のくぼみ、絶対外れないようなひっかっかりに
まさにその命をひっかけて成虫へと脱皮するのですね
「無事成虫へ生まれ変わること」
その生への強い執着がこの抜け殻達に残されているのかもしれません。
お母さんセミは自分の抜け殻があるこの木の下にまた卵を産んだのかしら
何があってもゆるぎないもの。
そんな自分の心の木の引っかかりを
オトナもコドモもみんながみつけられたらいいのにネ。
そういえばうちの庭にもいたことを思い出し今朝行って見たらいました
うちの子
うちの子もまだしっかりとしがみついていました~
枝ではなく地上30cmほどの幹にくっついています。
“上まで行くのは疲れるし~~~”
さすがうちの子だけあって私に似てグータラです・・・