備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

コラム100.古代山陽道を探す(その4・艮御崎神社)

2008-12-09 21:15:42 | Weblog
古代山陽道は「吉備津彦神社」の前を通らずに、北東に直進していくが、「唐川橋」(岡山市北区辛川市場)の南東約400mのところに「艮御崎神社」がある。「吉備津神社」の分社といわれるが、ここには「大吉備津彦命」が退治した「温羅」の胴体が葬られているとの伝承がある。この丘は「小丸山」といい、古墳の可能性があり、中世には城郭があったという。
その名の通り、備中国一宮「吉備津神社」の「艮」=ウシトラの方角に当たり、古代山陽道のすぐ脇にあることには何らかの意味があったかもしれない。

「艮御崎神社」(うしとらおんさきじんじゃ)。
場所:岡山市北区辛川市場160。中山中学校の北隣。駐車場なし。


「神ナビ」さんのHPから(艮御崎神社):http://www.spicy.sakura.ne.jp/jinja/ushitoraonzaki/ushitoraonzaki.htm


写真上:艮御崎神社


写真下:艮御崎神社を背後(古代山陽道側)から見る。いかにも古墳のようにみえる。