備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

コラム98.古代山陽道を探す(その2・備前備中国境)

2008-12-07 19:03:34 | Weblog
吉備国は、7世紀後半に備前国、備中国、備後国の3国に分割された。この3国の一宮はいずれも大吉備津彦命を祀る。備前国一宮「吉備津彦神社」と備中国一宮「吉備津神社」は同じ吉備中山の山麓にあって、約2kmほどしか離れていない。そして、市町村合併により、この2社はともに岡山市に所在することになった。
しかし、今でも備前・備中国境の痕跡は「吉備津神社」近くにも残っている。「両國橋」もその1つ(「福田海Ⅰ」の項、2008年12月2日記事)。
備前・備中の「国境石」(写真上)は国道180号線のJR吉備線跨線橋の脇にあるが、跨線橋の北側のやや狭い道路が旧山陽道で、「真金一里塚」がある。

ここから、古代山陽道を辿ってみたい。


写真上:備前備中国境石


写真中:JR吉備線の「国境」踏切


写真下:中鉄バスの「境目」バス停