東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

サトイモ科の花が咲いたよ

2020-04-03 | 季節の花
  見るからに不思議な花、花とは思えない花
  そんなサトイモ科の花たちがうごめいてきました。
  興味津々で毎年撮り続けているけど
  いまは百花園が閉園中のためこれだけで終わりそうです。


  

     ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科テンナンショウ属。

     肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる、穂のような花をつけますが、
     花は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞(ほう)に包まれています。
     肉穂花序の先端が釣り糸状に長く伸び、浦島太郎の釣り竿みたいとか。




  

     中の飛び出した棒みたいなのが花、
     秋になると周りはなくなり赤い粒々がびっしりついた"棒"だけになります。




  

     ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科テンナンショウ属

     あぶみとは馬に乗るときに足を置く馬具のこと、
     武蔵の国で作られていた上質のあぶみに形が似ていたためにこの名が。




  

     渦巻いているのが"花"で肉穂花序(にくすいかじょ)、それを抱いているのが仏炎苞(ぶつえんほう)。
     秋になるとウラシマソウと同じように赤い粒々がいっぱい付いた実が棒状に残ります。




  

     芽というのには大きいけどムサシアブミが地上へ顔を出しました、
     長い間この花を撮っていたけど初めて見ましたわ。




  

     ユキモチソウ(雪餅草) サトイモ科テンナンショウ属。

     仏炎苞の中から顔を出す真っ白な"花"、
     咲き出してすぐなのでまだ小さい。




  

     この餅はもっともっと大きくなって一口で食べられる餅くらいの大きさになります、
     実物を見るとほんとに惚れ惚れするくらいの真っ白なお餅みたい。
     でも"花"なんですね、これも上の二つと同じように
     秋になると赤い粒々がびっしりの棒みたいになります。

     ご本尊のサトイモも同じような花が咲くけどなかなか見られない、
     何年も農業公園へ通って一回だけ見ました。
     小さな棒の周りに粒々がびっしりとついています、
     種イモで増やすので花はあまり必要ではないのかな。
     とにかく面白い花で見たら一発で虜になりますよ。

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 3月25日 向島百花園
          


     ハンカチの木 4月3日 東白髭公園。

  

     足立区役所ではまだ早かったのでそれではと
     言い出しっぺの東白髭公園へ行ってきました、
     さすがにまだ早かったけど間違いなく咲いていました。
     花弁はなく花弁に見えるのは「苞」、
     これからもっと大きく白くなって垂れ下がるとハンカチがぶら下がっているみたい。
     もうちょっとそれらしくなってきたらまた行ってきますね。
コメント (2)
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