シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

生きている「目には目を」

2008年12月22日 | 歴史をひも解いて
写真はハンムラビ法典。
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かの地では、泥棒をしたら手首を切り落とされると聞いたことがありますが、いまだにハンムラビ法典の精神は続いているんですね。
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追加_「女性失明事件の加害者に “目には目を” の刑執行へ イラン」(CNN/テヘラン 2月20日) _ ※追加0へ
「女性を酸で失明させた男に “目には目を” の刑罰 イラン」(CNN/テヘラン 12月18日) _※追加1へ
「ブッシュ大統領、イラク諜報活動失敗を “痛恨事” にあげる」(読売新聞/ワシントン 12月2日) _※追加2へ

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4千年前と今の常識は違いますから、現在の感覚で4千年前の法律や全ての物事を判断批判するのは無理があります。

けれど 泥棒をしたら手首を切り、女性を失明させた男に失明させる、と聞いて相応の罰則だよと思うと同時に残酷すぎるとも感じます。

一方で その地でのやり方に他の地の者があれこれと口を挟むのもどうかとも思います。 日本国内でも、峠を越えると 風習が違い、「へえ、そんなことが普通なの?」なんていうことが山ほどあります。

調整が必要となるのは、よそ者・外国人が法律を破って刑罰を受けた場合、それが妥当かどうかの判断を迫られたときですね。 それはケースバイケースで、一概にこうとはいい切れない事柄になるでしょう。

超大国のいい分が、常にグローバル・スタンダードではありません。 多くの国や国民が納得してこそグローバル・スタンダードとなります。 しかし 多くの国や国民が納得するまで待てないというケースが多いことも事実です。 難しいですね、この議論はエンドレスです。
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03年 B大統領が英豪とともにイラク戦争を開始した時、日本のK首相はいち早く支持を表明しましたが、仏独露中は反対しました。 米兵の犠牲者は4,000人を突破し、退任するB大統領は、今月テレビのインタビューで「痛恨事」と弁明しました。 K首相は「今でも支持は正しかったか?」と問われたら、何と答えるのでしょうか?
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ウィキペディアから__ハンムラビ法典は、バビロニアの王ハンムラビ (ハムラビ B.C. 1810年頃〜B.C.1750年頃) が発布した法典。 1901年、閃緑岩に刻まれたものがイランのスサで発見された。

「目には目を、歯には歯を」との記述は、ハンムラビ法典196・197条にあるとされる。 195条に子がその父を打ったときは、その手を切られる、205条に奴隷が自由民の頬をなぐれば耳を切り取られる といった条項もあり、「目には目を」が成立するのはあくまで対等な身分同士の者だけであった。 『ハンムラビ法典』は被害者や加害者の身分によって刑罰に違いを付け、身体刑を多く科すため、現代の視点からは残酷であると見られる。

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以上

※追加0_ イランの裁判所で、女性の顔に酸をかけて失明させたとして有罪となった加害者が、イスラム法の「目には目を、歯には歯を」の原則に従い、同じ方法で失明させる刑罰を受けることが確定した。 女性の弁護士によれば、数週間以内に執行される見通しだ。

被害を受けたのはアメネ・バハラミさん (31)。 02年、大学で電子工学を学んでいた24歳の時、同じ大学に通う当時19歳のマジド・モバヘディ受刑者に出会った。 モバヘディ受刑者はバハラミさんに近づこうとしたが、拒否されるといやがらせを繰り返し、「結婚を承諾しなければ殺す」などと脅迫した。

04年11月 勤務先の会社から帰宅しようとバス停へ向かっていたバハラミさんを同受刑者が襲い、顔に酸を浴びせた。 バハラミさんは重傷を負って視力を失った。 同受刑者は2週間後に自首して犯行を自供。 05年に有罪を言い渡され、以来収監されている。 バハラミさんの弁護士によると、同受刑者に反省の色はみられず、「愛しているからやった」などと話しているという。

イランでは通常、被害者が加害者に「血の代償」と呼ばれる賠償金の支払いを求めることができるが、バハラミさんはその代わりに、モバヘディ受刑者の目に酸をかけて失明させる刑罰を要求。 昨年末に地裁がこれを認める判決を下し、同受刑者が控訴していたが、高裁が今月、棄却を決めた。

一部の人権団体などからは「残酷すぎる」と批判の声が上がっているが、バハラミさんは「復しゅうが目的ではない。 今後同じ思いをする人がないようにとの願いから決めたこと」と説明している。
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※追加1_ 女性の顔に酸をかけて失明させた男に対し、テヘラン地方裁判所が被害者の訴えを認め、同じように酸をかけて失明させることを命じる判決を言い渡した。

被告人の男 (27) は04年11月、仕事から帰宅途中の女性の後を付け、顔に酸をかけて失明させたとされる。 公判で罪を認め、被害者の女性を愛しており、自分のことも愛して欲しかったと主張していた。

女性は何度も手術を受け、スペインでも治療を受けたが視力が回復する見込みはないという。 男は公判で今でも女性と結婚したいと語ったが、女性はその申し出を拒絶。「目には目を」のイスラム法に基づき、加害者に自分と同じ苦しみを与えて「女性の顔に酸を投げつける権利などないことを分からせてほしい」と求めた。

判決は裁判官3人の合議で女性の訴えを認め、被告人の顔に酸をかけて失明させたうえ、慰謝料を支払うよう命じる判決を言い渡した。 被告人は裁判所の判断に不服があれば、控訴することができる。           
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※追加2_「私には戦争の準備が出来ていなかった」。
ブッシュ米大統領は1日放映された米ABC放送とのインタビューで、2期8年間の「痛恨事」として、03年3月に開戦したイラク戦争を挙げた。

大統領は、その最大の理由として、「イラクでの諜報(ちょうほう)活動が失敗したことだ」と述べ、中央情報局(CIA)を始めとする情報機関などが指摘した大量破壊兵器(WMD)が実際、イラクに存在しなかったことを悔いてみせた。
 
ブッシュ政権の任期は残り約50日となったが、イラクでの米軍要員の死者は4,000人を超え、なお14万人余が駐留する。 大統領は、早期撤退を求める世論について、「私は戦争を望んでいたわけではなかった」と弁明した。

以上

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