シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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良くも悪くも大きすぎる中国

2023年06月27日 | 歴史をひも解いて
6月18、19日 米国務長官が訪中。 ブリンケン・習近平会談ではなく、米国官僚と中国官僚の交渉を習近平が上座から見守っている構図になった (6月23日 JB Press)。
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インドに追い抜かれそうな人口大国 中国。 下記データからすると インドも中国も世界人口の2割近い人口を抱えています。 という事は世界の5人に1人が中国人で、もう1人がインド人、他3人がその他の国々になりますね。
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世界人口は、国際連合の推計では2022年11月15日に 80億人に達した。 中華人民共和国の2020年の人口は 14億1177万人、2020年の GDP は 14兆8667億ドル。 インド共和国の2022年の人口は 14億2860万人、2021年の GDP は 2兆9460億ドル (ウィキペディアから)。
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中国の GDP は米国に次ぎ2位ですが、アヘン戦争前は永らく1位だったといわれます。 つまり アヘン戦争あたりから国力が低下し、第2次大戦頃までは低迷していたのですが、1950年の朝鮮戦争では存在感を発揮し、北朝鮮を支援して押し寄せる米軍を押し返しました。 その力の源泉は圧倒的な兵士の投入数だったそうです。
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1950~53年の朝鮮戦争では 国連軍 260万人 (うち韓国軍 200万人) と、北朝鮮側 300万人 (うち中国軍 135万人) が対峙しました。
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戦後 米中が睨み合いを続けていたとき、こんなジョークがありました __「米国をやっつけるのは簡単だ。 何億もの中国人民がみんな海に一斉に飛び込めば、海面が上昇してニューヨークは海の下だ」と。
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とにかく その人口の多さは圧倒的で、コロナ禍前に日本にやってくる外国人観光客のトップが中国でした。 それは韓国でも同様でした。 だから日韓にとって 中国は大事なお客様だったのです。
 
ここ三十年余りの高度経済成長で、様々な分野で中国市場がトップに躍り出ています。 自動車やスマホの販売数、映画の観客数、観光客数、国外大学への留学生数、食料輸入額などなど 端から数えていったら数限りなく出てくることでしょう。
 
また 中低級品の雑貨の多くが中国国内で製造され、世界中に供給されていますから、中国からの輸入品に制限措置などしたら、困ってしまう国内業者がわんさか出てくるはずです。 コロナ禍の時 米国内で販売されるマスクを製造する国内業者が乱立したのですが、中国製マスク (質については?) が百枚が最低で1ドル、つまり1枚1セントで売られていた事もあり、価格対応できない国内業者は倒産したとも …
 
ですから米中経済摩擦があっても、多くの分野では中国はトップクラスのお客様であり、供給国なのです。 無視したいが、大きすぎてなかなか無視できない そんな存在です。
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日本のマンションでも中国人が入居すると、規則を守らない、荒れる、価値が下がるとかネガティブなイメージがあります。 ですからアパートなどでも 大家さんは中国人には貸したがらない傾向があるようです。 中国人は油料理が多すぎて室内が油で汚れ、退去後のクリーニングに負担が大きいという話しも …
 
先進国で不動産を買い漁る中国人が、色々な規制で締め出しを喰らい、排除されているという報道もありますが、中国人は打たれ強い民族だともいわれ、どんなに排除しようとしてもしぶとく生き残る、そんな雑草のようなイメージもありますね。
 
逆に考えると 先進国で “尊敬される中国人像“ というのは皆無ですが、中国人の思考過程には そもそも そういうイメージというか、そんな目標は元々ないのかも知れません。 ですから大谷に匹敵するような中国人の米大リーガー選手や、欧州プロチームで活躍する中国人サッカー選手はあと50年経っても出ないかも …
 
今日はここまでです。

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