シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

5年前の3倍の CD 価格に

2024年06月26日 | マーラーの嘆き節
左から最初の全集、8番「千人」、2つ目の全集のジャケット。
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アバド指揮によるマーラー全集は DG から2種類発売されています。

最初のが3楽団のスタジオ録音を主にしたもので、次に2楽団の全てライヴ録音による全集が発売されました。 2種類の全集では 3曲のライヴ音源が重なっています。 1・5・8番「千人」です。「千人」は、そう度々演奏する機会がないですからね。
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1997年発売は、ライヴ録音ものが1・2・5・8・9・10番です。 BPO 1・5・8/VPO 2・3・4・9・10/CSO 6・7番、1977~94年にかけて収録。

2015年発売の2つ目が1989~2005年にかけて収録。 2番のみ ルツェルン祝祭管弦楽団で、他は全て BPO。 ルツェルン祝祭管写真には BPO 団員も映っていますから、BPO と同じような楽団かも?
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アマゾンで購入したのは後者の全てライヴ録音もので、2019年に3千円台後半でした。 製造国はチェコです。 新品で 当時ずいぶん安いと思いました (昔の LP 2枚分の価格で、2番「復活」などの1曲でも それくらいしたものです)。 それがアマゾンで 2023年に6千円台前半と4年で約2倍になり、最近 再び確認すると “1万円台” になっているのでびっくりです。

いくら円安とはいえ “3倍にもなる” なんて予想していませんでした。 (チェコを含めた) 欧州はインフレも激しいのが想像できます。 材料・エネルギーコスト・人件費が上がっているんでしょう。 私はいい時に買った?

欧州事情はデータが少ないですが、米国事情は下記のような記事が溢れています。 
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NY の物価は? 大学の先輩がオシャレなおにぎり店をオープンしたんですけど、1個5ドル前後。 おにぎり1つで 700円、800円です。 日本食居酒屋でもラーメンや丼が 22ドルとかです。 さらに今の円安で、ラーメン1杯で 3500円弱なんて普通です。 しかも食材も高くて、マンハッタンではキャベツ1玉で 1000円超えたりもします __『NY は日本食人気でラーメン 3500円 …』(6月22日 TOKYO HEADLINE ※1)
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日本円が1ドル 150円台後半ですから、 円環算すると NY の物価がとてつもなく高く感じます。 日本じゃ スーパーでおにぎり 70~80円ですよ。 もっとも 安いのはコシヒカリじゃないようで、米つぶ同士がくっ付いていて 食べた瞬間 クチャッとした食感で、ちょっと残念ですけど。 最安のおにぎりにコシヒカリ使うわけはないですよね。

おにぎりでなくとも コシヒカリは炊きたてでも、冷めても 程よい粘り気とツブツブ感があり、美味しい味が保たれています __ ンで アバドのマーラーとコシヒカリの関係はどうなんだ!?と突っ込まれそうなんで、ここで …
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万年青年の風貌だったイタリア人のクラウディオ・アバド (1933~2014) ですが、ドイツ語圏に近いミラノ生まれ・育ち、ドイツ系の音楽は自然に取り組んで指揮していたように思います。 デビュー演奏会はザルツブルク音楽祭で VPO とマーラー2番、デビュー LP は VPO を振ったメンデルスゾーンの交響曲3・4番 (DECCA) と記憶しています。

イタリアものはヴェルディとロッシーニに偏重し、プッチーニは皆無です。 古い家系らしく、プッチーニ家とは疎遠だそうです。 ベートーヴェン・ブラームス・マーラー全集は DG で2種類ずつ録音しています。 また レアな曲目も好みだったらしいです。

末期には強権的だったカラヤンへの反動として BPO のシェフ (1990~2002) に選ばれ、(下馬評ではマゼールでしたから) 意外とする記事が多かったです。 BPO 時代での評価は、まだ一定していないようです。 私は、BPO との2度目のベートーヴェン全集は評価しませんが、2度目のブラームスはいいと思います。 マーラーは2種類ともいいんじゃないでしょうか。

最後の頃の風貌は万年青年ではなくそれなりで、惜しくも胃癌で80歳で亡くなりました。

今日はここまでです。

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