
写真はサイモン・ラトル (ゲッティ=共同)。 クラウディオ・アバド。 カラヤン。
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え? 世界最高峰にあるベルリン・フィルの音楽監督を勤めた指揮者がロンドン響に行くの? これを読んだだけで、”都落ち” の言葉が頭をよぎりましたね。 ロンドン響は英国を代表するAクラスの楽団ですが、ベルリン・フィルやウィーン・フィルのようなスーパーAクラスではないですね。
世界最高とされるベルリン・フィルやウィーン・フィルの音楽監督の後はもう行き場がないのが普通で、そこで音楽人生を全うするか、全くフリーの立場で好きな時だけ各地で指揮をするんじゃないかと思っていたのですが。
ベルリン・フィルの前任者は、1990~2002年にカラヤンの後任を勤めたアバドですが、御大 (おんたい) の後だけに “中粒” の印象でした。「アバドの音楽的功績や指導力については評価はかなり様々だ」(ウィキ) そうで、まだ評価が定まってないようです。 ということは、華々しい活躍といえるものが少なかったことになりますね。 まぁ あの御大の後では誰でも “中粒” になってしまうのでしょうが、ブラームスやマーラーなどは評価されていたと思います。
ラトル時代は?と頭を巡らすと__これといった華々しい活躍が浮かんできませんね。 買いたいラトル・ベルリン・フィル CD があるかというと、思い浮かびません。 退任する18年には、63歳になるわけですが、指揮者としては最も脂がのる時期ですし、評判が上々だったら まだまだ音楽監督継続を求められるでしょう。 そうでないということは__
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「ラトル氏がロンドン交響楽団へ」(ロンドン共同 3月4日 ※追加1へ)
ウィキペディアから__ サイモン・ラトルは20代前半から既にヨーロッパ各地のオーケストラに客演し 様々なオーケストラからの主要ポストの申し出を受けたが、1980年に自国のバーミンガム市交響楽団の首席指揮者に就任した (※追加2へ)。
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今日はここまでです。
※追加1_ ロンドン交響楽団は3日、英国人の世界的指揮者、サイモン・ラトル氏 (60) を2017年9月に音楽監督に迎えると発表した。 同氏は「これが私の最後の仕事だ」と抱負を語り、母国を代表する同楽団を長期にわたって率いる意向を明かした。
ラトル氏は02年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任し、世界最高水準とされる同楽団を長く指揮してきたが、契約満了となる18年8月をもって退任する予定。 約1年間は、両楽団の音楽監督を兼任するという。
ラトル氏は、25歳でバーミンガム市交響楽団の首席指揮者となり、同楽団を世界に通用する水準に育て上げた。
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※追加2_ ラトルの就任当時には決して国内的・国際的知名度が高いとはいえなかったこのオーケストラを、徐々に世界的なオーケストラに育て上げた。 1990年には同オーケストラの音楽監督に就任した。 同団との来日も数度果たしている。 一方 1979年にロサンジェルス・フィルハーモニックを指揮してアメリカ・デビューを果たし、1981年から1994年まで同楽団の首席客演指揮者となっていた。
1994年 イギリス音楽界での貢献が認められ、30代の若さでナイトに叙された。 1996年に放送されたテレビ番組『故郷を離れて』では最も優れた芸術番組に与えられる BAFTA 賞を受賞している。 また 1999年にはバーミンガム市交響楽団との長年にわたる活動に対して “South Bank Show Awards” の “Outstanding Achievement” が贈られた。
2002年 クラウディオ・アバドの後任として、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督に就任した。 ラトルはベルリン・フィルの若年層の聴衆および音楽人開拓のための活動である「Zukunft@BPhil」に取り組み、その一環として映画『ベルリン・フィルと子どもたち』を制作した。 こうした青少年育成活動は高く評価され、2005年にドイツの教育分野で権威ある賞であるシラー賞を受賞し、2007年にテレビ雑誌 “Hörze” から「ゴールデン・カメラ」を授与されている。
一方で ラトルは、古典音楽に対するオーセンティックな演奏に対しても活動の幅を拡げ、古楽の演奏団体であるエイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団に客演している。 2004年の BBC プロムスでは、同団と共にワーグナーの『ラインの黄金』を演奏会形式で上演し、その後『ニーベルングの指輪』にも取り組んでいる。 2012年7月にはロンドン五輪の開会式でロンドン交響楽団を指揮し、映画「炎のランナー」のテーマ曲を演奏。 ローワン・アトキンソン演じる Mr. ビーンと共演した。
2013年1月11日 バイエルン放送が、ベルリン・フィルの首席指揮者を2018年をもって退任すると報じた。 ベルリン・フィルも1月10日の日付で2018年での任期終了を発表している。 同年9月7日 イギリス高級紙タイムズは、2018年にサイモンがロンドン交響楽団の首席指揮者に就任するだろうという見通しを記事にした。
以上
なお、英国ではLSOの方がBPOより評価が高いです。
コメント 有り難うございます。
確かに分かり難い文章かも __ 世界最高とされる "人気の" ベルリン・フィルやウィーン・フィル ... と補足します。
「こんにちは」「初めまして」などの挨拶が書き出しの前に必要でしょう。 けれど 多くのコメント寄せ書きにはなく、いきなり自論を書いているだけなのです。 みんな "書き捨て・書きなぐりでいい" と思っているだけだとしたら残念です。