シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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枢軸陣営とは?

2024年06月16日 | 歴史をひも解いて
左は訪仏しマクロン大統領と会談した習主席 (2024年5月)。 すり寄るのはどっち …。 右は習訪仏の直前に訪問した岸田首相。 仏大統領の姿勢が随分違いますね。
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現在 世界では戦争が2つ進行しています __ 東欧でロシアとウクライナが、中東パレスチナのガザ地区でイスラエルと武装勢力ハマスが。

一方 世界を見渡すと 主要国が自由主義陣営と枢軸陣営に分かれて対峙しています __ 自由主義陣営を率いるのは間違いなく米国ですが、”枢軸陣営を率いるのは …” どうやら中国のようです。
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__『枢軸を形成し西側を脅かす「中露朝イラン」、今後の国際秩序の行方を左右する6つの「スイング国家」とは』(6月1日 JB Press ※1)
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枢軸と聞くと 第2次大戦の枢軸国 “日独伊” を連想しますが、現在の枢軸国は “中露朝イラン” らしいです。

自由主義陣営は、超大国 米国に対し覇権を唱える中国を最大の脅威とみなし、その動向を注視すると同時に 中国の勢力を削ぐべく、様々な行動をとっていますが、米国に比べると その行動は穏やかです。
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ナポレオン戦争以来 ほぼ1世紀 負けた戦争がなかった英国ですが、第1次大戦後は国力が衰え、次の1世紀 世界を率いる覇権国の地位は米国に移りました。

第1次大戦後 世界恐慌が発生すると、植民地毎のブロック経済で自国の経済を守ろうとした英仏に対し、植民地を持たざる国 ドイツが植民地の再配分を求め、傀儡国家 満州を擁して中国との泥沼戦争で苦闘する日本に、イタリアが加わって “日独伊” の枢軸国が形成されました。

第2次大戦後は、枢軸国との戦争に対し勝者となった超大国 米ソがベルリンやキューバで対峙し、さらに朝鮮戦争では米中が対峙し、ソ連崩壊後は米中が2大覇権国となって世界を仕切るかと思われましたが、中国は米国の提案に乗らず、中国こそが米国を凌駕して世界の覇権国となる野望を隠さなくなりました。

中国建国 (1949年) の1世紀後には 世界の覇権国になる目標を立てたのです。

この中国の野望が、既成の平和の秩序を乱しているともいえるのです。 開国解放後 中国の経済力は米国に迫るほどに膨れ上がり、人口は世界の数分の1を占めるほど大きく、その影響力は以前と比べ 益々増大しているといわざるを得ません。

ただし 中国の進める秩序は既存の世界の秩序と一致しているとはいえず、唯我独尊 (ゆいがどくそん) とも思える風があります __ 反スパイ法・周辺国へのやりたい放題・人工島の建設・どこでもトイレ・需要以上の過剰生産・…

反スパイ法は基準内容が曖昧で、いきなり逮捕され、監禁されてしまいます。 やりたい放題は今に始まった事ではありません。 どこでもトイレは、これまでブログで何度も紹介しています。 過剰生産は、EV 車やソーラーパネルの安値輸出に繋がり、米国は中国製 EV 車への関税の4倍引き上げを打ち出し、欧州のソーラーパネル・メーカーは壊滅状態になるなど、他国の事情などお構いなしとも思えます。

しかし 歴史を振り返ると、四千年の昔から中国は東アジアの覇権国であり、他国に対する ”やりたい放題” は身に染み付いているのです。 中国という国名自体、”世界の中心国” という意味なのですから。
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世界中に中低級品・雑貨品を輸出して外貨を稼ぎ続ける中国は、資金力があり ロシアもアテにするほどです。 フランスやドイツも その14億人の購買力の魅力には敵いません。 人口6千万のフランスの 1.2億の日本への対応との違いが露骨に出たのが冒頭写真です。

今日はここまでです。

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