シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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勝手放題の隣国

2013年11月28日 | 政治家 政治屋?
地図は産経新聞から。 写真は、猫バトル。
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中国が突如 発表した「防空識別圏 (ADIZ)」に関して、周辺国のみならず 米国までもが抗議するという異常な事態となっている。 対して 設定した中国は反発しているが、これをどう見るか?
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「防空識別圏設定、このままでは “不測の事態” 中国は日本を挑発、攻撃するのを待っている」 (J-CAST ニュース 11月26日) _ ※追加1へ
「中国は日本への挑発をやめよ」 (日経/Financial Times 社説 11月26日) _ ※追加2へ

「米政府 “認めず要求にも応じない” と強調、”不必要に挑発的だ”」 (産経ニュース/ワシントン 11月26日)
「“非常識” 中国、尖閣含めた防空識別圏を設定 海外メディアはねらいを分析」 (NewSphere
 11月25日)
「中国、防空識別圏めぐり日米に反発 “道理ない”」 (日経/北京 11月25日)
「米、中国に “強い懸念” 伝える 防空識別圏設定で 」 (日経/ワシントン共同 11月24日)
「韓国 “中国の防空識別圏が重複” 遺憾の意表明」 (日経/ソウル共同 11月24日)
「中国、尖閣上空に “防空識別圏” 外務省が抗議」 (朝日新聞/北京 11月23日)
「中国機が尖閣周辺飛行=”防空識別圏” 内、空自緊急発進-防衛省」 (時事通信 11月23日)
「台湾も “遺憾” 表明 中国の防空識別圏設定」 (産経新聞/台北 11月23日)

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ついこの前までは貧乏暮らしをしていた ご近所のある世帯 (C家) が、最近めきめきと羽振りがよくなってきて、とうとう自分の敷地の回りに “線引き” をして、「この範囲に入ったら殴るかもしれんからな 気を付けな」といってるようなものです。

そのお隣に住む C家ほど羽振りの良くない世帯 (J家/K家/T家など) は、「また あのC家が勝手なことをいい始めた」とあきれ顔ですが、その家ともお付き合いがあり しかもやりとりするほど実入りも増えるものですから、厳重抗議もできず 小さな声で「ハンターイ …」とつぶやいているようなもんです。

川向こうのご近所の中で一番大きい家 (A) は、「何を薮から棒にいい出すんだ。 回りが大迷惑じゃないか。 撤回しろ」というのですが、C家は平気の平左衛門です。 なにせC家を怒らせると、何をしでかすか分かりませんから。 C家はご近所のルールなど知った事ではなく、自分のやり方が “ご近所ルール” だと思っているフシがあります。

それは、次のことでもある程度説明できます__最近まで貧乏暮らしだったため 自分の家から外出もせず、ご近所巡りなどしたこともないC家でしたが、羽振りがよくなるとともに 見聞を広めようというのか、積極的にご近所巡りをし始めたのです。 ところが ご近所巡りをしても今までルールを知る必要もなかったせいか、家庭内でのやり方を家庭外でもするため ご近所のヒンシュクを買う有様です。
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けれど ご近所巡りをしてはカネを落とすものですから、アカラサマに非難する家は少なく “カネを置いてさっさと出て行け” と、影でいう始末です。 それでもC家は気にする様子はないようです。 “カネが欲しいなら、C家のルールに合わせろ” ともいわん態度ですから、益々ご近所の面々は不満が貯まる一方です。

また 今迄は近所の者が敷地の近くをウロウロしても、コブシを振り上げて抗議するしかなかったC家ですが、最近は野球バットなどを購入して “これで叩くぞ” というオドシ行為も始めました。 バットを振り慣れてないせいか 見ていても危なっかしくて、もしホントにご近所の誰かを叩いてしまったら、どういい訳するのかと回りの家々はハラハラして気が気じゃありません。
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ご近所のK家などは 最近C家にいい寄ったりして、「うちはC家といい仲なのよ。 J家なんか挨拶する必要もないわ」などどJ家にはヒジ鉄を食らわしてましたから、C家に裏切られたという思いじゃないのでしょうか?__「えー? あんなに仲良くしてたのにィ …」なんてボヤいてるかも。

J家はいつでも扉は開いていると、C家やK家に伝えているのですが、ここ1年はずっと “ノレンに腕押し” 状態です。 ただ 川向こうの実力者A家はJ家の肩を持ち、最近はセレブの人気女性を挨拶係りとして送り込んできたりして、ここ20年パッとしないJ家をもり立ててくれるのは心強い限りです。 どうやら そのうちA家を中心に、”ご近所ルール” をC家でも守るように、そして “線引きは止めるように” “バットを振り回すのは止めるように” というC家に対する ご近所付き合いのための寄合いが開かれるのではないかと予想しています。 困ったもんですね。
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下記は、最近の中国発ニュースです。 こういった内容が世界が中国を見る1つの典型例かもしれません__

オランダ RTL テレビで放送された公開オーディション番組で、オランダ人審査員が中国人出場者を揶揄 (やゆ) したことが物議をかもしている。

17日に放送された番組に、経済学と商学を学ぶ中国人の大学院生汪瀟 (ワン・シャオ) さん (30) が出場した。 汪さんが、これから歌おうとする歌はヴェルディの、歌劇『リゴレット』だと紹介すると、オランダ人審査員のゴードン氏は、中華料理レストランでオーダーを取るかのごとく『どの歌を歌いますか? 39番にライスをつけますか?』とからかった。 さらに汪さんが歌い終わり、観客が盛大な拍手を送った後も、同氏は『驚くべき歌唱力』と評したが、『驚くべき』を表す (Surprise) の r の発音をわざと l の発音にし、『中国人は R の音を発音できない』と暗に揶揄 (やゆ) した。

さらに同氏は、『実のところ、これ (彼) はここ数週間に私が出会った中で最も良いチャイニーズだけど、絶対にテイクアウトできないね』と『チャイニーズ』を『中華料理』のように表現したり、投票時には他の米国人審査員に対し『あなたは中華人民共和国に入れるの?』といった。

同氏は、投票時には汪さんが舞台に残ることを支持したが、後にオランダ語で汪さんの顔立ちが中華料理レストランのウェイターのようだと皮肉った
」(Record China/環球時報 11月24日)

以上


※追加1_ このままでは「不測の事態」も――中国側による「防空識別圏」設置問題をめぐり、東アジアに緊張が続く。

「全く受け入れることはできない」――安倍晋三首相が抗議すれば、中国国防省は「道理がない」と辛らつに切り捨てる。 韓国などもやはり中国に抗議するが、らちが開く様子はない。完全な平行線だ。

中国にとって何もいいことはない防空識別圏
多くの専門家からは、そもそも今回の中国側の主張はまったくの「非常識」だという声が上がる。 軍事ジャーナリストの神浦元彰氏によれば、お互いの防空識別圏が重なる場合、国同士で交渉してその境界を決めることが普通だという。 森本敏前防衛相も出演したテレビ番組で、「常識外れ。 センスがないというか、知的に欠けているというか ……」と冷笑した。

神浦氏によれば そもそも中国側のレーダー網には、この領域をカバーできる能力がない。またすでに、日本や米国などは中国側が求める「フライトプラン」提出を拒む姿勢を示している。 要するに、「設置したところで、中国にとって何もいいことはありません」(神浦氏) という代物なのだ。

にも関わらず、中国側があえて設置発表に踏み切った理由は何か。 神浦氏は、軍内部の強硬派に引きずられた結果ではないかと分析する。

「さまざまな国内問題を抱える中国では、現在軍の発言力が非常に高まっている。 一方で中国は日清戦争で敗れて以来、海軍らしい海軍を持ったことがありません。 空軍にしてもほぼ同じです。 そのためにこうした問題について『一般常識』というものがない。 ですから、一部の強硬派が騒げば、それに引っ張られてしまう」

日本側は絶対に手を出してはいけない
とはいえ すでにいったん設置したからには、それを最大限「活用」してくるだろう――そう読むのは、元航空自衛隊空将で軍事評論家の佐藤守氏だ。

「『防空識別圏』を日本や米国の航空機がクロスする場合、意地でもスクランブルをかけてくるでしょう。 問題は、自衛隊機や米軍機に対し、中国側がどういう対応を取るかです」

すでに尖閣周辺では、1月に発生した中国艦船による海自護衛艦への「ロックオン」事件など、「危うい」事態が複数回起きている。中国側と日米が日常的に角突き合わせる状態になった場合、日本側が懸念する通り「不測の事態」も起こりかねない。 佐藤氏はそれこそが中国側の狙いだという。

「起こりうるとすれば、尖閣上空の領空域に入った自衛隊機に対し、中国側が挑発を仕掛けてくるようなケース。 しかし日本がここで手を出そうものなら、中国は一気に乗じてくる。 私ならば、『たとえ一番機が落とされても、こちらから先に撃ってはならない』と指示するだろう」

中国は事の重大さに気づいていない?
前述の神浦氏は、中国にしてもこの領域での衝突を全面戦争にまで持っていく気はさすがにないだろう、と見る。 しかし中国の「挑発」に、中国が思っている以上に憤慨している国がある。 米国だ。

「2012年9月に、米国のパネッタ国防長官が日本、中国を訪れています。 おそらく この際に日中両国に、尖閣から100マイル (160キロ) 以内に軍用機・艦艇を入れない、という合意を求めたのでは。 ところが今回の発表と同時に、中国は尖閣から約 40キロまで偵察機を接近させた。 これには米国も怒っているはずです」

そもそも米国も中国も「核」を保有している。両国が「偶発戦争」を起こした場合、それは一気に「核に火をつける」ことになりかねない。 米国高官が一斉に中国批判の声明を出すなど厳しい態度を取っているのも、こうした背景があると神浦氏は推測する。

「事態の大きさに、中国は気づいていない。とんでもないことをやっている、という自覚がないんです。 一方 米国は相手に『殴られて』黙っている国ではありませんから ……」
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※追加2_ 東シナ海の無人の島々を巡る日中間の領土紛争がさらに危険な状況に陥っている。 中国政府は先週末、尖閣諸島 (中国名・釣魚島) を含む東シナ海上空に「防空識別圏」を設定。日本政府への圧力を徐々に強める戦略を一歩進めた。

中国政府によると、防空識別圏に入る航空機は事前に飛行計画を伝える必要があり、通告が無い場合には「防御的な緊急措置」を講じるという。 尖閣諸島上空は日本の防空識別圏にも属し、自衛隊機が定期的に巡回・監視していることを考えれば、中国政府の今回の動きにより偶発的または故意による衝突の可能性が高まるのは明らかだ。

日本が実効支配する尖閣諸島を巡る紛争をたどると、中国が「戦争で日本に盗まれた」と主張する19世紀末に遡る。 日本政府は無人島であることを確認した上で1895年に合法的に領土に組み込んだと反論するが、中国側も古代から自国の固有領土で、第2次大戦後に返還されるべきだったと譲らない。 中国政府は「領土問題は存在する」と日本側に認めさせたがっているが、日本政府はこれをはねつけている。

■ 威嚇で打破しようとする中国
主張の是非はともかく、中国政府の行動は愚かだ。 尖閣諸島は米国が1945~72年に沖縄県の一部として支配していた時期を除いても、100年以上にわたり日本の実効支配下にある。これに対し、中国は威嚇行為で現状を打破しようとしている。 尖閣諸島は潜水艦の重要航路に位置するため、支配下に置けば潜水艦の行動範囲を広げられるという中国海軍の野心を実現できるだけでなく、歴史的報復も果たせる。 ただし 尖閣諸島は日米安全保障条約で米国の防衛義務の対象となるため、事態がエスカレートすれば危険は倍増する。

中国政府が国際法に照らしても自らの主張は正しいと確信できるのなら、国際仲裁機関への提訴を目指すべきだ。 日本政府は提訴に同意しないだろうが、同じように自らの正当性を主張する立場から、中国政府が判決に従うという保証があれば国際仲裁に応じるかもしれない。 それはさておき 日中両国は問題の解決を将来の世代の知恵に任せて棚上げし、以前の状態に戻すよう努めなくてはならない。 その上で 漁業権や石油探査権など天然資源の共同管理を目指すべきだ。

一方で 中国政府の狙いは別にあるのではないかとの疑念も生じる。 尖閣諸島を日米同盟に亀裂を生じさせる手段と捉えているというのだ。 だとすれば、それは無責任なゲームでしかない。

以上

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