左は英スーパーのステーキ肉 (2019年７月12日 ガジェット通信) から拝借した画像。 右は記事※１から。
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ロシアのプーチン大統領についての評論を日経で読みましたが、あまりに的確なコメントで すっきりと頭に入ってきました。
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ロシアのプーチン大統領についての評論を日経で読みましたが、あまりに的確なコメントで すっきりと頭に入ってきました。
書いたのは英フィナンシャル・タイムズ (FT) 誌のコメンテーター ギデオン・ラックマン Gideon Rachman 氏です。
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『ロシア、今やマフィア国家 法治国家の米国との違い鮮明』(８月28日 FT 誌 ※１) から抜粋すると ＿＿「プーチン大統領の行動は犯罪組織のルールそのものだ。 裏切りや背信は許されざる行為であり、ロシア政府が欧州各地で政権に逆らった元ロシア情報機関員の暗殺を指示しているのはそのためだ」＿＿ この暗殺の代表例が、英国に亡命していたロシア人 リトビネンコ氏毒殺事件です。
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さらに「プーチン氏はサンクトペテルブルク市副市長だった1990年代に地元の組織犯罪と関係を築いた。 プーチン氏が長年務めたロシア情報機関は、密輸や資金洗浄、殺人などに有用な知識を持つ犯罪組織と常に関係を維持している。
西側諸国の制裁を受けているロシアは市場で石油を売ったり、重要な技術を買ったりするのが難しい。 これが不法取引や密輸に詳しい犯罪組織と繋がる動機をさらに強めている」＿＿ まるで映画『ゴッドファーザー』のマフィアのボスのように思えてきます。
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『ロシア、今やマフィア国家 法治国家の米国との違い鮮明』(８月28日 FT 誌 ※１) から抜粋すると ＿＿「プーチン大統領の行動は犯罪組織のルールそのものだ。 裏切りや背信は許されざる行為であり、ロシア政府が欧州各地で政権に逆らった元ロシア情報機関員の暗殺を指示しているのはそのためだ」＿＿ この暗殺の代表例が、英国に亡命していたロシア人 リトビネンコ氏毒殺事件です。
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さらに「プーチン氏はサンクトペテルブルク市副市長だった1990年代に地元の組織犯罪と関係を築いた。 プーチン氏が長年務めたロシア情報機関は、密輸や資金洗浄、殺人などに有用な知識を持つ犯罪組織と常に関係を維持している。
西側諸国の制裁を受けているロシアは市場で石油を売ったり、重要な技術を買ったりするのが難しい。 これが不法取引や密輸に詳しい犯罪組織と繋がる動機をさらに強めている」＿＿ まるで映画『ゴッドファーザー』のマフィアのボスのように思えてきます。
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最後に「現在ロシアでプリゴジン氏殺害、もしくはその他のプーチン氏が関与したかもしれない犯罪行為について 同氏が捜査される可能性はゼロだ。 同氏を刑務所送りにできるだけの十分な証拠を集められる独立した検察も検察官も存在しない」＿＿ これが、ラックマン氏がマフィア国家だと断じている理由です。
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同じ FT 記事を、別のメディアがネットに載せていますが、『プーチンとトランプとマフィア国家の現実』(８月31日 JB Press 誌 ※２) ＿＿ この文章がわかり難い。 ２つのメディアを読み比べると、翻訳者の文章力の質がもろに出てきますね。
一方で ７年前の JB Press 誌には プーチン氏に関する興味深い疑惑の内容がありましたので、転記します ＿＿「タックスヘイブン (租税回避地) には、ソ連が解体したとき国有財産を横領した “ロシアマフィア“ の資金が大量にあるといわれ、プーチン自身がそういう “新興財閥“ を資金源にしてのし上がってきた人物であり、海外資産の大部分はそういう犯罪による所得を隠した脱税と考えられる。
一方で ７年前の JB Press 誌には プーチン氏に関する興味深い疑惑の内容がありましたので、転記します ＿＿「タックスヘイブン (租税回避地) には、ソ連が解体したとき国有財産を横領した “ロシアマフィア“ の資金が大量にあるといわれ、プーチン自身がそういう “新興財閥“ を資金源にしてのし上がってきた人物であり、海外資産の大部分はそういう犯罪による所得を隠した脱税と考えられる。
しかし 彼の場合には、ロシアマフィア全体が泥棒集団であり、プーチンひとりの問題ではないので、全容が分からない。 政敵も “消される“ ので、有力な対抗勢力が少なく、摘発する司法当局も彼の支配下にあるので、政権への影響は限定的だろう」(2016年４月８日 JB Press 誌 ※３)
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約百年前 ロシアの政治混乱期には 怪物のような人物が登場しました。 第１次大戦後の1924〜53年にわたってソ連の最高指導者だったスターリンです。 その時代の1930年代の弾圧による死亡者は 200万人前後とされる (ウィキペディアから) 未曾有の暗黒の歴史があります。
同じく第１次大戦後のドイツの混乱期にも もう１人の “怪物“ が ＿＿ オーストリア生まれのヒトラーです。 ヒトラーは第２次大戦を引き起こし、ドイツを破滅させました。
スターリンの存命中にソ連は破滅しませんでしたが、その火種はスターリンの死後も継続し、約40年後にソ連は破滅しました。 しかし 全ての国家資産が無くなったのではなく、(上記記事にあるように) 合法・非合法手段でそれらを入手したのが “新興財閥“ です。 そうしたソ連崩壊後の混乱の中から生まれたのが怪物プーチンだとしたら、“国を破滅させる“ 歴史は繰り返すのでしょうか？
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同じく第１次大戦後のドイツの混乱期にも もう１人の “怪物“ が ＿＿ オーストリア生まれのヒトラーです。 ヒトラーは第２次大戦を引き起こし、ドイツを破滅させました。
スターリンの存命中にソ連は破滅しませんでしたが、その火種はスターリンの死後も継続し、約40年後にソ連は破滅しました。 しかし 全ての国家資産が無くなったのではなく、(上記記事にあるように) 合法・非合法手段でそれらを入手したのが “新興財閥“ です。 そうしたソ連崩壊後の混乱の中から生まれたのが怪物プーチンだとしたら、“国を破滅させる“ 歴史は繰り返すのでしょうか？
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なお ※１の題名 (『ロシア、今やマフィア国家 法治国家の米国との違い鮮明』) にある通り、米国の前大統領についても言及があり、対照的に「米前大統領は現在、罪に問われている」と、米国が法治国家だと明確に言及しています。
翻って 日本は？と振り返ると、田中元首相が逮捕された事 (1976年) がありますから、日本も間違いなく法治国家だといえます。
中国は法治国家ではなく、人治国家です。 突然の前外相の失踪、科学的根拠に基づかない「日本の処理水への非難」など、取り上げたらキリがありません。 韓国は … いうなれば “感情“ 国家かも。 その時々の国民感情でブレが激しい国です。 北朝鮮は、マフィア国家よりもっと悪い独裁国です。
今日はここまでです。
翻って 日本は？と振り返ると、田中元首相が逮捕された事 (1976年) がありますから、日本も間違いなく法治国家だといえます。
中国は法治国家ではなく、人治国家です。 突然の前外相の失踪、科学的根拠に基づかない「日本の処理水への非難」など、取り上げたらキリがありません。 韓国は … いうなれば “感情“ 国家かも。 その時々の国民感情でブレが激しい国です。 北朝鮮は、マフィア国家よりもっと悪い独裁国です。
今日はここまでです。