シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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独裁国は独裁者の意向だけで …

2023年08月28日 | 政治家 政治屋?
左は「8月23日 プリゴジン氏が搭乗していたとされる自家用ジェット機が墜落した」。 右は「かつてプリゴジン氏は “プーチンの料理人“ と呼ばれた」(※3) から。
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ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が所有するビジネスジェット機が23日に墜落し、プリゴジン氏が死亡したと伝えられています。
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『プリゴジン氏のジェット機墜落 “プーチン氏の命令“ 米シンクタンク』(8月24日 朝日新聞 ※1) ___ 
『お茶に放射性物質、不審死 … プーチン政権、刃向かえば次々消される?』(8月24日 朝日新聞 ※2) ___ 
『ワグネルのプリゴジン死亡? “汚れ仕事“ を担った「プーチンの料理人」の末路』(8月24日 JB Press ※3) ___
『プリゴジン氏死亡と認める プーチン大統領、哀悼表明』(8月25日 共同通信 ※4)
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※4の報道内容を読むと、既視感を連想します。 70~80年前の第2時大戦末期の1944年 ドイツ・ヒトラー暗殺未遂事件の関与を疑われたドイツのロンメル陸軍元帥が、ヒトラーの使者が渡した毒を飲んで自決、祖国の英雄として盛大な国葬が営まれた件です。

プリゴジン氏が英雄かどうかは別として、2023年6月 ワグネル部隊を引き連れて一部のロシア軍基地を掌握、首都モスクワへ進軍するという行動を起こし、プーチンは厳しい姿勢で臨み、それが原因でプリゴジン死亡に至るというのが自然な流れです。
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プーチン政権下のロシアでは、プーチン氏の政策に不満を表明した複数のロシア人が不審死を遂げており、英国に亡命していたロシア人 リトビネンコ氏が毒殺され、英警察当局は容疑者を殺人罪で告発し、ロシア政府に身柄引き渡しを求め、ロシア側が拒否しています。

独裁者のプーチンが上記の墜落事件や不審死、毒殺の指示を直接出したとは誰も信じていないでしょうが、プーチン氏の政策に従わなかったのは共通しています。

独裁者の周りには 独裁者の意向を汲み取る “取り巻き“ がいるものです。 そうした取り巻きが独裁者の意向だと解釈して行動するのは明白です。 独裁者はその動きを止めようと思えば止められるのですが、止めなければ独裁者の意向がどんどん末端にまで伝わり、その意向が実施されるのです。

ここで第2の既視感です __
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1958年から1962年にかけて実施された毛沢東が主導する中華人民共和国の大躍進政策においてとられた行動の1つが (ネズミ・ハエ・蚊・スズメの) 四害駆除運動である。 スズメ絶滅の試みは、大飢饉をもたらした。 スズメの駆除はかえって害虫の大量発生を招き、農業生産は大打撃を被った。 大躍進政策発動から数年間で推定 2000万人から 5500万人の餓死者を出した __ ウィキペディアから。
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毛沢東が「スズメは穀物を食べる害鳥だ」といったかどうかは知りませんが、取り巻きが動き出し、スズメ撲滅運動によって害虫を食べるスズメがいなくなり、害虫が増えて穀物生産が激減したのですから、この場合も 独裁者の意向と取り巻きの行動は恐ろしいとしかいえません。

独裁者のプーチンが「俺に反対する あいつをどうにかせんと …」とつぶやけば、取り巻きがどう動くか …

独裁者の周りは護衛隊が四六時中取り囲み、暗殺者を寄せ付けません。 毒見役もいるでしょう。 でも そうやって生きるのも、何か虚しい思いがします。 独裁者は幸せなのでしょうか?

今日はここまでです。

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