
写真は、NHK HP から。
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今は一日の中で寒暖の差がある時期で、夜は寒く日中はそこそこ暖かい。 朝も10~11時頃まではどちらかというと寒い。 但し日光があたるところでは暖かく感じる。 そこで私は日課にしているヴァイオリンの練習をするが、朝練のとき どうにもヴァイオリンの音色が良くないのに気が付いた。
おや腕が落ちたかなと思って、また夕方練習をすると__普段通りの音色が出るではないか! 推測するに 朝でもまだヴァイオリンケースの中は夜の温度に下がっているため、ヴァイオリン本体が冷えてよく振動せず いい音色が出なかったが、夕方には気温が上がったため ヴァイオリンケースの中の気温が上昇し、いい音色が出たということのようだ。
発音体そのものは “弦” なのだが、それだけでは大きな音にならないので ヴァイオリン本体の木の箱を共鳴させて弦の音を増幅させ、回りにその増幅音を響かせている楽器がヴァイオリンだ。 だから実際 我々が聴いている音のかなりの部分はその共鳴音だといってもいい。 その箱を無名の人が作ったか、名人が作ったかで共鳴音が違い、古来ストラディヴァリウスやガルネリなどの名人が作った “箱” が最高だと評価されてきた__のがヴァイオリンの歴史です。
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「至高のヴァイオリン ストラディヴァリウスの謎」(11月3日 NHK) _ ※追加1へ
「NHK スペシャル “至高の … “ は とても残念な番組だと思いました」(11月13日 自由ヶ丘ヴァイオリン) _ ※追加2へ
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また ヴァイオリン研究に関する番組が今月初めにあったようだが、私は見ていない。 古来 いい音色のするヴァイオリンの代表格ストラディヴァリウスの謎を求めて、様々な探求がなされてきたが、実はまだよく分かってない というのが “実情” だ。
ヴァイオリンというのはとても微妙かつ繊細な楽器で、その音色や奏法については 言葉ではこうですよと表現するのがとても困難だ。 こういう音色が最高だ、ああいう音色は最高ではない、また別の音色にはこういう魅力がある、などなど書いてあっても 実際はどんな音色なのかさっぱり想像できない。 演奏者の出す音色も実に多彩で、ムターの演奏は、クレメルの演奏は、諏訪内の演奏は、などなどの記述も同様に文字では想像できない。 要するに 実演を聴いて、自分で納得するしかない。
CD 再生は、録音された時点で既に ホール マイク 収録電子機器の味付けがされており、CD になるまでには 編集者 電子機器によってスタジオ内で色々と編集されて更にもっと味付けがなされ、最終的に CD 化段階でプラスチック板に音が刻み込まれ、自宅で再生する時には 再生機器 部屋などの個々の要素が加わるから、原音からは随分と違う音になってしまうのは避けられない というか “全く別もの” といってもいい (逆にいうとプロによる演奏なら 殆どその差が聴き分けられない “完璧な演奏” といってもいいのが CD だろう__勿論 独断ですが)。
私は、この要素に更に “演奏時のヴァイオリン本体の体温” という不確定要素が加わったと思う。 それが何なんだと訊かれても、これも答えようがない。 実に不思議な楽器だ。 数万円の安ヴァイオリンと数億円のストラディヴァリウスの違いも、よく番組でプロの演奏家が弾き比べをやっているが、これも私はよく分からない。 プロの演奏家は、どんな楽器でも最上の音色を出すような演奏をするからだと思う (楽器店の人は分かると書いてあった HP もある)。
但し 自分で弾いて、いい音色とそうでない音色の違い、いい音色の演奏とそうでない演奏の違いは分かる。 実に不思議で “ヤリガイ” (自分で演奏したり プロの実演や名盤 CD を聴いたり) のある楽器ではないか?
以上
※追加1_ 史上最高の弦楽器とされる「ストラディヴァリウス」。 17世紀イタリアの天才職人アントニオ・ストラディヴァリが製作したヴァイオリンで、約 600挺が現存する。 1挺の値段はいまや数億円。 現代最高の名手たちから今なお愛され続けている。 しかし その美しい音の秘密はヴェールに包まれたままだ。 世界中の職人や科学者がなんとかその謎を解き明かそうとしのぎを削っているが、今もってその答えを見つけた者はいない …。
いったいストラディヴァリは楽器にどんな魔法をかけたのだろうか。 自身もストラディヴァリウスを弾くニューヨーク在住のヴァイオリニスト・五明カレンさんとともに、“至高の楽器”に取り憑かれた世界中の演奏家・職人・科学者たちの300年にわたる伝説と挑戦を追う。
……………………………………………………
※追加2_ 先日 NHK スペシャルで “至高のバイオリン・ストラディヴァリウスの謎“という番組が放送されましたが、内容の浅さに … 私は頭が痛くなりました。 公共放送として ”謎” という言葉が連呼されるエンターテインメント番組ではなく もう少し文化、芸術ジャンルの番組として “定量的“にストラディヴァリウスを捉える努力をしていただきたいと思いました。
_中略_
NHK スペシャル番組で ブラインド テストを用いてストラディヴァリウスの音を聴き分けられるかやっていましたが … 研究としてはまったく無意味だと私は思います。
引用させていただいた論文中で 『 演奏家にとってよい楽器とは自らの求める音をより容易に出すことができる楽器に他ならない。』としてあるように、ヴァイオリンの性能判断は演奏者が 聴覚、触覚 そして視覚などを用いて下すもので … 演奏家などの専門家であったとしてもブラインドテストのように 客席にすわった状態で聴覚情報のみで正確に判断するのが不可能なのは当然なことです。
それからヴァイオリンの指向性の研究についてですが … 私が知る限りでは ドイツの建築音響学者 ロタール・クレーマー教授が、32年前に1950年頃から1970年代半ばまでに発表した楽器に関する論文をまとめて編集し “Physik der Geige” のタイトルで出版されていて 既に公知化された事実と認識していました。 番組中の『 新発見!』とは何をさしてそういっているのか意味がわかりません。
_後略_
以上
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今は一日の中で寒暖の差がある時期で、夜は寒く日中はそこそこ暖かい。 朝も10~11時頃まではどちらかというと寒い。 但し日光があたるところでは暖かく感じる。 そこで私は日課にしているヴァイオリンの練習をするが、朝練のとき どうにもヴァイオリンの音色が良くないのに気が付いた。
おや腕が落ちたかなと思って、また夕方練習をすると__普段通りの音色が出るではないか! 推測するに 朝でもまだヴァイオリンケースの中は夜の温度に下がっているため、ヴァイオリン本体が冷えてよく振動せず いい音色が出なかったが、夕方には気温が上がったため ヴァイオリンケースの中の気温が上昇し、いい音色が出たということのようだ。
発音体そのものは “弦” なのだが、それだけでは大きな音にならないので ヴァイオリン本体の木の箱を共鳴させて弦の音を増幅させ、回りにその増幅音を響かせている楽器がヴァイオリンだ。 だから実際 我々が聴いている音のかなりの部分はその共鳴音だといってもいい。 その箱を無名の人が作ったか、名人が作ったかで共鳴音が違い、古来ストラディヴァリウスやガルネリなどの名人が作った “箱” が最高だと評価されてきた__のがヴァイオリンの歴史です。
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「至高のヴァイオリン ストラディヴァリウスの謎」(11月3日 NHK) _ ※追加1へ
「NHK スペシャル “至高の … “ は とても残念な番組だと思いました」(11月13日 自由ヶ丘ヴァイオリン) _ ※追加2へ
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また ヴァイオリン研究に関する番組が今月初めにあったようだが、私は見ていない。 古来 いい音色のするヴァイオリンの代表格ストラディヴァリウスの謎を求めて、様々な探求がなされてきたが、実はまだよく分かってない というのが “実情” だ。
ヴァイオリンというのはとても微妙かつ繊細な楽器で、その音色や奏法については 言葉ではこうですよと表現するのがとても困難だ。 こういう音色が最高だ、ああいう音色は最高ではない、また別の音色にはこういう魅力がある、などなど書いてあっても 実際はどんな音色なのかさっぱり想像できない。 演奏者の出す音色も実に多彩で、ムターの演奏は、クレメルの演奏は、諏訪内の演奏は、などなどの記述も同様に文字では想像できない。 要するに 実演を聴いて、自分で納得するしかない。
CD 再生は、録音された時点で既に ホール マイク 収録電子機器の味付けがされており、CD になるまでには 編集者 電子機器によってスタジオ内で色々と編集されて更にもっと味付けがなされ、最終的に CD 化段階でプラスチック板に音が刻み込まれ、自宅で再生する時には 再生機器 部屋などの個々の要素が加わるから、原音からは随分と違う音になってしまうのは避けられない というか “全く別もの” といってもいい (逆にいうとプロによる演奏なら 殆どその差が聴き分けられない “完璧な演奏” といってもいいのが CD だろう__勿論 独断ですが)。
私は、この要素に更に “演奏時のヴァイオリン本体の体温” という不確定要素が加わったと思う。 それが何なんだと訊かれても、これも答えようがない。 実に不思議な楽器だ。 数万円の安ヴァイオリンと数億円のストラディヴァリウスの違いも、よく番組でプロの演奏家が弾き比べをやっているが、これも私はよく分からない。 プロの演奏家は、どんな楽器でも最上の音色を出すような演奏をするからだと思う (楽器店の人は分かると書いてあった HP もある)。
但し 自分で弾いて、いい音色とそうでない音色の違い、いい音色の演奏とそうでない演奏の違いは分かる。 実に不思議で “ヤリガイ” (自分で演奏したり プロの実演や名盤 CD を聴いたり) のある楽器ではないか?
以上
※追加1_ 史上最高の弦楽器とされる「ストラディヴァリウス」。 17世紀イタリアの天才職人アントニオ・ストラディヴァリが製作したヴァイオリンで、約 600挺が現存する。 1挺の値段はいまや数億円。 現代最高の名手たちから今なお愛され続けている。 しかし その美しい音の秘密はヴェールに包まれたままだ。 世界中の職人や科学者がなんとかその謎を解き明かそうとしのぎを削っているが、今もってその答えを見つけた者はいない …。
いったいストラディヴァリは楽器にどんな魔法をかけたのだろうか。 自身もストラディヴァリウスを弾くニューヨーク在住のヴァイオリニスト・五明カレンさんとともに、“至高の楽器”に取り憑かれた世界中の演奏家・職人・科学者たちの300年にわたる伝説と挑戦を追う。
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※追加2_ 先日 NHK スペシャルで “至高のバイオリン・ストラディヴァリウスの謎“という番組が放送されましたが、内容の浅さに … 私は頭が痛くなりました。 公共放送として ”謎” という言葉が連呼されるエンターテインメント番組ではなく もう少し文化、芸術ジャンルの番組として “定量的“にストラディヴァリウスを捉える努力をしていただきたいと思いました。
_中略_
NHK スペシャル番組で ブラインド テストを用いてストラディヴァリウスの音を聴き分けられるかやっていましたが … 研究としてはまったく無意味だと私は思います。
引用させていただいた論文中で 『 演奏家にとってよい楽器とは自らの求める音をより容易に出すことができる楽器に他ならない。』としてあるように、ヴァイオリンの性能判断は演奏者が 聴覚、触覚 そして視覚などを用いて下すもので … 演奏家などの専門家であったとしてもブラインドテストのように 客席にすわった状態で聴覚情報のみで正確に判断するのが不可能なのは当然なことです。
それからヴァイオリンの指向性の研究についてですが … 私が知る限りでは ドイツの建築音響学者 ロタール・クレーマー教授が、32年前に1950年頃から1970年代半ばまでに発表した楽器に関する論文をまとめて編集し “Physik der Geige” のタイトルで出版されていて 既に公知化された事実と認識していました。 番組中の『 新発見!』とは何をさしてそういっているのか意味がわかりません。
_後略_
以上