古都探索日記

奈良や京都の散策日記

モーツァルトの宗教音楽 フリーメイソン

2023-06-09 09:37:49 | 音楽
 6月7日、朝日カルチャーセンターにて受講。講師は吉田文先生。

 先生はまずフリーメイソンについて解説。1717年、石工(建築家)によってロンドンで誕生。啓蒙主義の思想団体。理性の光で自己及び社会の完成を目標とする。モーツアルトは16歳の頃から関心を持ち、1784年、ウィーンで入団。数々の作品を残した。フリーメイソンはモーツアルトの心の中ではキリスト教と同等の重みをもっていた。1785年には父親レオポルドも入団、他にはハイドンいぇゲーテも参加していた。

 譜面と対訳を追いながら下記の作品を試聴する。

 リート K148、カンタータK429「汝、宇宙の魂よ」、リートK468「結社員の旅」、カンタータK471「フリーメイソンの喜び」
 フリーメイソン葬送音楽ハ短調K477(器楽)、ドイツ語小カンタータK619、小カンタータK623「われらが喜びを高らかに告げよ」

 K623(モーツァルトの最後の作品)のテキストは魔笛の作詞者シカネーダーによる、魔笛もフリーメイソンをテーマにしている。夜の女王(暗闇)に対するザラストロ(光)の勝利である。

 私にフリーメイソンの知識は全くなく、よからぬ事を企んでいる秘密結社のように思っていた。興味深くレクチャーを受けることができた。

 ありがとうございました。
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