古都探索日記

奈良や京都の散策日記

パイプオルガンブランチコンサート 大聖堂のバッハとヘンデル

2020-11-13 09:29:42 | 音楽
 11月11日、芸文センターコンサートホールにてパイプオルガンブランチコンサートが開かれた。当初、ケルン大聖堂の首席オルガン奏者が客演する予定だったが、コロナ禍により来日できず、吉田文先生が演奏された。

 画像をクリックしてください。画像が拡大します。バッハの4作品はどれも説明の必要のない名曲であるがカンタータ156番のシンフォニアは以前私がリクエストした曲なので少しだけ解説させてください。この曲はヴァイマール時代の消失したオーボエ協奏曲の緩楽章が原曲といわれる。バッハは後年さらにチェンバロ協奏曲5番(BWV1056)の第二楽章に転用している。美しい旋律の名曲。

 スウィングルシンガーズの名演を聴く。左をクリックして下さい。

 ヘンデルのテーマによる変奏曲の原曲はハープシコード組曲第2番(HWV437)のサラバンドでフォリアの旋律が使われている。

 フォリアは数々の作曲家が用いているが、コレルリのラ・フォリアが有名。バッハも農民カンタータ(BWV212)の第8曲のソプラノアリアに使っている。

 楽しいコンサート、ありがとうございました。

 下の各々をクリックして聴き比べてください。

 ヘンデルのサラバンド

 バッハのソプラノアリア

 コレルリのラフォリア
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フレンチトースト | トップ | 文化の道 百花百草 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事