バッハ最晩年の大作「フーガの技法」bwv1080 はバッハのポリフォニー音楽の集大成といわれ、様々なフーガの技法が体系的に提示されている。崇高かつ神々しさに満ちた音楽である。こう述べると難解で近寄りがたいと思われるが実は楽しさに満ちた作品と私は感じている。その楽しさを具現したのがグレン・グールドのパイプオルガンによる演奏だと思う。中でも一番のお気に入りはコントラプンクトゥス4、聴いているとウキウキしてくるような歓びをかんじる。
グールドのオルガン演奏を聴く。左をクリックしてまずお聴きください。
ディキシーランドジャズを一人だけで賑やかに演奏しているようなグールドの技巧にまず驚かされる。次にこの曲を頭の中で組み立てたバッハの凄さに圧倒される。ただ音楽を創るというだけでなくポリフォニーに潜む永久不変の法則を探究する数学者あるいは物理学者のようなバッハの側面を感じとることができ、それでいて大変楽しいのである。
画像はオルガンに向かうグールド。
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ディキシーランドジャズを一人だけで賑やかに演奏しているようなグールドの技巧にまず驚かされる。次にこの曲を頭の中で組み立てたバッハの凄さに圧倒される。ただ音楽を創るというだけでなくポリフォニーに潜む永久不変の法則を探究する数学者あるいは物理学者のようなバッハの側面を感じとることができ、それでいて大変楽しいのである。
画像はオルガンに向かうグールド。