古都探索日記

奈良や京都の散策日記

ナンネル・モーツアルト 哀しみの旅路

2011-04-24 18:55:28 | 映画
 4月24日、家内とこの映画を見る。父親の息子への偏愛と当時の女性の地位の低さのために才能を開花させることができなかったアンナ・マリア・モーツアルト(本名)の悲しい人生がテーマ。楽しみにしていただけに期待はずれ。画面に緊張感がない。

 気に入ったシーンはナンネルがまだ7歳の少年のウォルフガングのパイプオルガンの伴奏でバッハの教会カンタータ21番のソプラノ・アリアを歌う場面。BWV21はヴァイマール時代を代表するカンタータであり演奏される機会が多い。本来はオーボエのオブリガートと通奏低音だけの簡素なアリア。歌詞を紹介すると

 Seufzer,Tränen,Kummer,Not     ため息、涙、心痛、困苦
 Ängstlichs Sehnen, Furcht und Tod 心細らす焦がれ、恐れと死が
 Nagen mein beklemmtes Herz, 苛みます、この締めつけられた心を。
 Ich empfinde Jammer,Schmerz 感じるものは悲嘆、痛み。

この映画で描かれるナンネルの生涯そのものの様である。

BWV21のアリアを聴く。左をクリックしてください。ソプラノはエディット・マティス、かなり古い録音です。
コメント
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