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ヤッセンボの七目八目 (By 鈴木ジョージ)

情報・通信の世界に半世紀以上います。擬科学の横行には??です。世情の動きにも切歯扼腕することがあります。

ミサエルは、上空を黙って 通過できるの?

2017-08-11 15:02:56 | 科学・技術・・
北朝鮮が、日本上空(島根、広島、高知)を通って、グアム付近に、ミサエルを4発同時に落とすと、脅している。
 地上の上空は、どこまで主権が及ぶか。これを扱ったエッセイを、2004年に書いた(東洋通信機のネット記事)。その一部を、引用する。

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SFは荒唐無稽ばかりではない。かつてのSFの中で扱われた将来の技術が、現代では実用になっていたりする。作家も映画製作者も、大変な時代に突入していると言えよう。

SF作家の提言が実用化している身近な例は、静止衛星である。これは、「2001年宇宙の旅、、」などのArthur C Clarke が、1945年に英国のWireless World に発表した。静止衛星が3個あれば、全地球上で通信できることを指摘している。その後、彼は静止衛星の打ち上げを題材にした小説を発表した。この本(手元から消えてしまったのでタイトル、発行年が不明)の中で、地上何キロの高さまで国の主権が及ぶかも議論されている。人工衛星が存在する前に書かれた本であることに後で気がつき、驚いた次第である。

いわゆる、科学や工学に関係している者より、想像力の面では、SFの作家や映画は遙かに飛躍するし、進んでいる可能性がある。私としては、物理学などにこだわらず、ドラマとして、あるいは考え方などをエンジョイし、もし現実面に使えるヒントが見つけられれば幸いと思う。
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現代、主権が及ぶのは、大気圏までらしい!