台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台湾の神社跡を訪ねて 第五回 企業の神社 その4 橋子頭社

2011-03-18 21:54:09 | 台湾の神社跡を訪ねて

今週も先週に引き続いて平成23221日発行の神社新報に掲載された「台湾の神社跡を訪ねて」 第五回 企業の神社  その4の橋子頭社です。

橋子頭社

 橋子頭社は台湾製糖株式会社橋子頭工場に造営された。現在は中山堂が建ってをり、入口の石段脇に一対の狛犬が残ってゐる。石台には「橋子頭製糖所婦人会有志」と「昭和十年十一月三日」の文字がはっきりと読み取ることができる。

 橋子頭製糖芸術村アーテスト・イン・レジデンス・プログラムの境内復元プロジェクトにより、二〇〇五年十一月、新たに中山堂前に二基の石灯籠、社号碑、手水鉢が配置され、神社の様相が再現された。社号碑には「橋子頭社 昭和六年十一月一日」、水盤には「昭和六年拾壱月吉日」と刻まれてをり、歴史を物語るものであった。

橋子頭社▼鎮座日=昭和六年十一月二日▼祭神=天照皇大神、豊受大神、能久親王▼例祭日=十一月五日▼鎮座地=高雄州岡山郡楠梓庄橋子頭二六九番地▼高雄県橋頭郷橋南村糖廠路十七

 

 

橋子頭社の狛犬と灯籠

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