台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台南州 (台南州虎尾郡) 龍岩社

2010-03-12 19:36:32 | Weblog

神社は後方の小高い山の上にあった

「臥龍山」と書かれた記念碑

神社の鳥居

龍巖製糖所は昭和10年に大日本製糖会社が現在の雲林県褒忠郷田洋村に建設した製糖工場であり、終戦前では圧搾量1,200トンをもつ製糖工場でもあった。龍岩社はこの龍巖工場の企業神社であった。神社は龍岩小学校のグランドの北側の臥龍山中腹に建立された。神社の姿を残す写真は唯一、龍巖小学校の「創校70周年 校慶特刊」に掲載されていた神社の鳥居のみであった。
臥龍山の麓には「臥龍山」と刻まれた石碑があった。この石碑は現在、虎尾糖廠前の同心公園に遷座されている。裏には「昭和十年十月十八日命名 藤山雷太」と刻まれている。臥龍山の山の形が龍に似ているため、臥龍山と名付けられた。藤山雷太は大日本製糖会社の社長であった。
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2 コメント

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Unknown (Hank)
2010-03-13 21:04:42
Kaneko san,

The full view of 龍岩社 http://www.lyes.ylc.edu.tw/094667/album/takesi/pages/page_29.html
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龍岩社 (金子展也)
2010-03-13 22:54:12
Hank san
Thanks for your imformation. I was pleased to see these photos.
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