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台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台南州 (嘉義郡蕃地) 原住民部落神社---サビキ社、タッパン社、トフヤ社

2009-05-23 00:30:38 | 台南州
阿里山郷に建立された6箇所の神社はララウヤ祠の昭和8年(1933年)12月12日を除いては、全て昭和8年12月17日に一斉に鎮座している。今週はこの内の3社を紹介する。残念ながら神社の遺跡は全く残っていないがこの場所にも部落神社が建立された。
筆者が訪れた最初の神社は阿里山の麓に位置する山美村のサビキ祠である。神社は現在の山美派出所裏の山美託児所あたりに建立された。しかし、いつ頃の台風か不明であるが、台湾中部を襲った台風で山が崩れ、神社もろとも破壊されたようである。僅かに残る石垣が神社の名残を留めているかのように見える。

サビキ社

タッパン祠は達邦国小の右奥にある貯水タンクあたりに有ったようであり、阿里山郷に建立された6箇所の神社のなかでもタツパン祠が規模的にも大きく立派であったようである。この神社も例外にもれず、神社の遺跡を示すものは見つからない

タッパン社

このにあった神社を特定するには非常に難しかった。付近の原住民に聞いても全く判らない存在であった。最終的に特富野社区9隣239号の家の裏にある野菜畑が神社のあった場所であることが分かった。

トフヤ社
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