台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台南州 新化神社

2009-01-17 10:17:57 | 台南州



本殿があった場所である

虎頭埤は新化鎮虎頭山麓にあり、風光明媚な場所である。台湾でも最も早くに出来たダムの一つであり、現在、台湾12勝景の一つとして数えられている。周囲7Kmにおよぶ湖や吊橋などの美しさで、故蒋介石は「小日月潭」と絶唱したようである。この虎頭埤に新化神社があった。

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台南州 新町稲荷社

2009-01-17 10:16:27 | 台南州
現在の忠義路と永福路の間にある中正路は当時「末廣町銀座」とも呼ばれた通りでもあり、この中正路と忠義路2段の交差点そばに昭和7年(1932年)に梅澤捨二郎の設計により建設された五層褸仔とも呼ばれた台南でも最大の規模を誇った林デパートがあった。一階はタバコ、化粧品および靴、二階は衣服、帽子およびネクタイ類、三階は布および寝具類、四階は玩具および厨房用具類、五階は食堂、電動馬および熱帯魚類、六階は機械室そして稲荷神社があった。現在は廃墟になっているが、1997年に市政府の指定文化遺産に指定され、保存されることになった。
この林デパートの屋上に新町稲荷社があった。屋上には完全な形ではないが鳥居と石燈籠がいまだに残っており、神社遺跡としては申し分のないものであった。神社が屋上にあったことが遺跡の保全に役立ったのではないかと思われる。
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台中州 田中神社

2009-01-17 09:42:06 | 台中州




現在、田中神社は1957年に開山された釋迦牟尼佛を奉る鼓山寺となっている。お寺として使用されたためか神社の遺跡も多い。まず、目に付くのが「田中神社造営費特別寄付 昭和十四年十月三十日鎮座祭執行」と刻まれた碑であり、51名の寄付者の名前が刻み込まれている。更に、鼓山寺に向かって両側に田中消防組(組長:保坂監次郎以下の名前も刻み込まれている)より奉納された石燈籠が一対残っている。また、石燈籠の残骸が3箇所に散在して残っている。更に、社務所の建物が長い月日を隔てて今なお残っている
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台中州 員林神社

2009-01-17 09:35:37 | 台中州




彰化駅から南東方向に向かうと百果山の中腹に員林神社がある。神社が建立されたのは風光明媚な場所であり、この辺の一帯は桃の産地である。現在、この場所は光復後の1945年に忠烈祠として建て替えられている。幸いにも一対の狛犬と修復された神馬が残っていた。また、本殿への石段は当時の面影が残っている。


コメント (2)
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