
アリスが消えた。彼女が裏切ったと信じたくはないが、賀屋をいじめていた主犯格である佐宗芝と共に消えたのだ。
その行方を追って森の中を彷徨っていた賀屋和久とたまきは、ミアの兄で忍者部部長の田上宮結城と出会う。運良く最初の1日を生き残りレベルアップしていた結城は、そのすべてをニンジャの再現に費やし、生き残りの生徒の救出と情報収集を行っていたのだ。
アリスの目的が佐宗によって奪われたミアの腕の回収にあると見当をつけた賀屋たちは、佐宗が支配する第1男子寮に向かった……。
3巻まできて3日めになりました。
賀谷の冷静な計算と指揮が結果として30余名の女子生徒を救い、そして女子生徒たちは文字通り命をかけて賀谷を心身共に守ろうとします。彼は英雄でなくてはならないし、自分たちを犠牲にしてでも生き残ってもらわないといけないのだと。羨ましくないハーレム。
「先輩はもっと、まわりが死ぬことに慣れるべきです」
中等部2年の長月桜は賀谷や志木の心が壊れることを許さない。そうでなければ誰も生き残れないのだ。
今回も潔いまでに体操服+ブルマか裸の女の子のイラスト一辺倒で、本当に異世界に放り出されて生き残ろうとモンスターと戦い続ける少年少女の冒険譚とは思えない本造りです。モンスター文庫の作品は発売直後は書店ランキングが高いのに急落する短期逃げ切り型が多いようなのですが、ウェブ掲載時のファン以外を惹きつけているのでしょうか?
書店売上げの動向は外からでもチェックできますけど、購入者層の内訳推移は分かりませんものね。
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