
地球政府はシリウスの独立を認めず戦端が開かれるが、カルネアデス計画によって人的にも物的にも資源が枯渇していた地球と、今なお発展途上のシリウス同盟では、互いに全面戦争に突入するほどの余力はなかった……。
雑誌コンプティークの別冊付録の小冊子。OVA『トップをねらえ!』と『トップをねらえ2!』の間にマルチメディア展開で『トップをねらえ!NeXT GENERATION』という企画を展開していた時期がありました。そこで矢野健太郎、そうま竜也、西田司らによるコミック、苑崎透の小説などが発表されていましたが、それに加えてパソコンゲーム雑誌『コンプティーク』において読者参加ゲーム(リーダーズチャレンジ)も、「ロボクラッシュ!」と隔月で開催されていました。ゲームデザインはクロちゃんこと黒田幸弘。
この別冊は『トップをねらえ! NeXT GENERATION』の設定資料集であり、読者参加ゲームのマニュアルであり、巻末に銀河中心殴り込み艦隊が地球に帰還するまでを描いたそうま竜也版コミックが収録されています。今、読めば、この中途半端にロストテクノロジー化してしまったカルネアデス計画の残滓と、超科学というより魔法に近いシリウス文明が混ざった果てが『トップをねらえ2!』なんだなあと感慨深く思えます。
この『NeXT GENERATION』の存在を知らないと、1から2への変化って、ちょっと唐突ですよね。
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