付け焼き刃の覚え書き

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「偽マフティーとなってしまった。」 連邦士官

2021-08-24 | 巨大ロボット
 気がついたら「閃光のハサウェイ」の世界にいた。しかも、このままだと偽マフティーとしてハイジャックに参加したあげく、本編開始15分でハサウェイに殺される運命が待っている。
 なんとか運命を回避しようとする男だが、彼が酒場で飲み代をタダにするためにカボチャマスクで踊った「連邦政府に反省を促すダンス」がなぜかウケてしまった。アッという間にネットで拡散し、このカボチャ男こそ真のマフティー、暴力に訴えるマフティーの正体はシャア・アズナブル、踊るマフティはアムロ・レイだとか分からないことになってしまった。
 インテリたちが彼の考えてもいない意味を勝手に解釈して上乗せしていく。ダンスは大衆に広まっていく。正体がばれたら殺されるというのに、いつの間にかハサウェイと対峙して話すはめになり、ますますわけがわからなくなっていく。カミーユでも乱入して殴り飛ばしてくれないかなあと願いつつ、彼は自分でも意味不明なトークを繰り広げていく……。

 バタフライ効果で変わっていく宇宙世紀。単なるテロリストが反乱軍へと拡大してっちゃいます。まさにマフティー。
 もともと「The Pumpkin Dance」という前衛創作を広めたいというダンサーの登場するダンス動画があり、ハロウィン企画だったのでカボチャをかぶっていて、同じくカボチャをかぶったテロリストが『閃光のハサウェイ』に出ていることから、カボチャダンスとハサウェイの合成画像がインターネットミームとして広まり、そこからガンダム二次創作に波及したもの。
 あくまでカボチャダンスありきで始まるので、自分が何も考えずに踊ったカボチャダンスが想定外に波及し、それに周囲が勝手に意味づけして話が大きくなっていくのを取り繕うとしつつ失敗していくのがミソ。みんな勝手に深い意味を持たせようとするので「マフティーが起こす、マフティーの為のマフティー活動によるマフティズムの伝播により、マフティーとなりマフティーはマフティーの元に召されマフティーとなる」とか言われて、まさに蒟蒻問答なのだ。
 とりあえず気の毒なのはブライトで、「スパロボでもなんとかしていたし、ブライトなら出来る」とやっかいごとをすべて押しつけられる姿に涙。

【偽マフティーとなってしまった。】【連邦士官】【ハーメルン】【機動戦士ガンダム~閃光のハサウェイ~】【連邦政府に反省を促すダンス】
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