付け焼き刃の覚え書き

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「淡海乃海 水面が揺れる時 十一」 イスラーフィール

2021-09-02 | 戦国転生・歴史改変
「武家は厳しいのう」
 伯父、飛鳥井権大納言はつぶやくが、確かに武家は厳しいのだ、恐ろしいのだ。殺さなければ殺される、負ければ味方が大勢死ぬ。だから負けないよう、殺されないように死力を尽くすし、何万人殺そうと後悔はしないのだと朽木基綱は思う。

 公方は征夷大将軍の地位にしがみつくが、そんなものは既に時代遅れの遺物なのだ。
 朽木基綱は着々と次の時代の統治機構を構想し、薩摩の島津に身を寄せている幕府を追い詰めていくのだが、思わぬ処からその崩壊が早まった……。

 東で徳川を追い詰め、西の九州では現地勢力の疲弊を画策し、四国の動乱に手当する回。先の見える武将はいつの間にか朽木の時代へと切り替えていきます。

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