「陰キャだった俺の青春リベンジ５」 慶野由志

「お前……なんつうか、凄いと気持ち悪いが同時に来る奴だな……」
　それがバイトの先輩たちからの新浜の評価。まるで未来を知っているかのような、あるいは幼い頃から英才教育を受けていたかのようなデキスギくんなのだ。

　春華と新浜の関係は、夏休みが終わって互いに名前で呼び合うくらいにはなったけれどまだ『友達』レベルだという。毎夜、電話して楽しく語り明かす高校生男女が「友達」で終わるのか疑問だけれど、とにかくそういうことだ。
　春華の誕生日が近いと知った新浜は、プレゼントの資金稼ぎにブックカフェでバイトを始めることにしたのだが、人手不足、アクシデント、クレーマー対応と相次ぐトラブルも前世のブラック企業で培ってきた社畜力の前ではたいした問題ではない。問題らしい問題と言えば、そのブックカフェの親会社の社長が春華の父親だということくらいだが、とりあえず問題はなかろう……と思っていたところに、彼の姿を偶然見つけてしまった春華が後を追ってバイトに応募してきてしまう……。
！

　ウェブ版ではお手軽な人生やり直しではなく、本当の意味でやり直す最終章に突入していますが、こちらは社畜力が身を助けるバイト編。

【陰キャだった俺の青春リベンジ５～天使すぎるあの娘と歩むReライフ～】【慶野由志】【たん旦】【角川スニーカー文庫】【タイムリープ青春ラブコメ】【青春リベンジラブコメ】【カクヨム】【経営戦略会議】