
そんなイグニスが護衛していた奴隷商人が魔物の群に襲撃され、瀕死の重傷を負ったはずのイグニスは商人が連れていたエルフの少女によって救われた。
彼女は不死の呪いを背負っているが、自分と契約すれば精霊契約の加護が得られると言われ、イグニスは貯め込んでいた金貨に加えてギルドで借金してまで奴隷少女のシルヴィアを購入したのだが……。
『経験上、商人の安いは九割方嘘だ』
面白かったけれど、推定20代後半の主人公が“遅咲き”と言われると心がイタイ。現代人の感覚では30代40代の転職だって、まだまだこれから!という感じだけれど、こういういかにも平均寿命が短そうな世界で、さらに危険な冒険者稼業だと、このあたりが見極め時なのかしらね。
まあ、ギルドの受付嬢のエルフ娘さんに明らかに粉をかけられているのに、さらにエルフの奴隷少女さんを手に入れてエルフ祭ですよ。提唱している冒険者パーティー友釣り理論は間違っていないようです。種族かぶりで大笑い。
死ねない呪いを背負ったエルフの奴隷少女とパッとしない冒険者が出会ったところから始まる、シビアな世界設定に前向きな志の冒険譚、というか3人の男女のちょっとじれったい関係ですね。
でも、鎧娘はかわいーなー。
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