
紅柄党の宮口大学に敗れ、仕込み杖を失った百夜のもとにやってきた佐吉は、代わりの仕込み杖と共に新たな依頼も持ち込んだ。
五百石取りの旗本、花村興之助の屋敷に、巨大な三本脚の亀が姿を現したというのだ……。・
サムライ言葉の百夜とお調子者の佐吉のコンビが良い感じにしっくりきている、怪異時代小説の短編集。さくさくっと読めて面白いですし、後味も悪くない話が多いところがお気に入りです。
そういえば、この話も初出は電子書籍。ウェブ発なんですね。
【鯉と富士】【修法師百夜まじない帖3】【平谷美樹】【藤田隆一】【小学館文庫】【百夜・百鬼夜行帖】【亡鬼たちの怪異物語】【付喪神】【三ツ足の亀】【誘いの矢立】【五月雨拍子木】【夜泣きの墨壺】【口開け翁の印籠】【風呂釜火消し】【壺幽霊】